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SDGsとは? を子どもと考える入門書『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』とその関連本をおすすめ【スマイルサプリ】

こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

こんにちは、スマイルサプリです。

姿形を変えながら、未だ猛威を奮っている新型コロナウイルス。常にマスクをしたり、検温・消毒の義務が課されるなど非日常が日常となる中、幼稚園のイベントも延期や中止が決まるなど子どもたちの生活にも大きな影響を与え続けています。
子どもから「コロナなんか大嫌い!!」とよく言われるのですが、親としてそのまま共感し、なだめるだけで果たしていいのでしょうか。
新型コロナウイルスの感染源は特定されていませんが、世界保健機関(WHO)によれば「人にとっての病原菌の少なくとも61%はその起源が人獣共通」としており、今回も動物由来が疑われています。
これについて何も動物が悪いと言っているわけではなく、彼らの世界で存在する病原菌が人に感染さえしなければ問題ないわけです。
ただ、今回の新型コロナウイルスは、コウモリ由来のウイルスが野生生物のセンザンコウに移り、人に感染した可能性があると報告する専門家もいる。
そう、人間が経済優先で森林伐採や大気汚染など御構い無しに生活してきた結果、気候変動が起こり、人里離れて生活をしていた野生動物が餌を求めて棲むエリアを変え、人の生活のすぐそばで暮らさざるを得ない状況になっているのです。

こんな背景がある中で、親として何を話すべきか。

そう考えると、「あれが悪い。これがダメ」と批判しているだけの批評家になってしまうのではなく、ここから何を学び行動するか、親としての背中を見せることも重要。
そこで、今回は地球が直面している課題を解決するため掲げられた国際目標「SDGs(エスディージーズ)」について親子で学ぶ入門書を紹介したいと思います。

この本で学べること

SDGsの入門書。なぜSDGsが必要なのか、どんなことを考え、行動すればいいのか、そのきっかけを与えてくれる本です。
幼稚園の子どもでもひとりで読みはじめるほど、文量は多いが平易な表現が多い、大人ならさらっと30分もあれば読めてしまいます。
とにかく「SDGs」って聞いたことあるけど、どんなことなんだろうという大人や、子どもにも知ってもらいたいけれど、何からすればわからないという親御さんにはこちらの本をまずはおすすめします。

親が率先して、何をすべきかがわかる入門書の決定版

『こどもSDGs』というだけあって、構成がとてもわかりやすい。
地球規模で考えるべき問題って何? 自分とは関係ないのでは? という子どもたちに対して、まずは「身の回りの問題」をわかりやすく教えてくれます。

■紹介されている身の回りの問題

・学校に通えなかったり、生まれてすぐに汚染水によって命を失う世界の子どもたちについて
・飢餓に苦しむ地域の人たちについて
・動物由来のウイルス感染のリスクを高めている人間たちの行動について
・お金儲けの結果、地球に負わせた代償について など

そして、何よりもこの問題がどんどん膨れ上がり、2100年には今のままでは地球の気温が4.8℃も上昇するという結果を導いてしまうことが書かれています。
子どもたちも「35℃を越えたら暑すぎて危ない。外では遊べない」ということはなんとなくわかっていますし、さらに上昇し常に40℃近い気温が夏場続くと想像すると危険なことは理解できるでしょう。
また、すでに都市部では積もるような雪は滅多にありませんが(あれば交通インフラが大きな影響を受ける)、冬に雪が降る地域もかなり限られてくるはずです。雪合戦や雪だるまづくりなんて夢のまた夢。

「じゃあ、そんな危険な状態を放っておいていいのか」という子どもたちの疑問・質問に応えるべく、次の章で世界の大人たちが挑んでいる国際目標「SDGs」について詳細が語られています。
全部で17もの目標&それぞれの細かいターゲットと呼ばれる目標も設定されており、すべてを一度に理解することは大人であっても困難です。
そして、やはり世界的に恵まれている国である日本で生きているからこそ、理解しにくいという側面もあるでしょう。

なので、SDGsの説明はほどほどに「じゃあ何をすればいいの?」という声に対してしっかりと「身の回りでできること」を3章で教えてくれます。

■子どもたちが身の回りでできる地球に優しい行動例

・レベル1:ソファに寝たままできること
観ていないテレビを消す、必要のない照明を消す、SDGsについて調べてみる など
・レベル2:家にいてもできること
洗顔時や体を洗っている時などに水を出しっ放しにしない、ドライヤーを使用しない、食べきれない食事を捨てないで冷凍保存する、エアコンの温度を夏は高め、冬は低めに設定する など
・レベル3:家の外でできること
ECOバッグを持ち歩く、使わない服や本、おもちゃなどを小さい子どもにあげる など
・レベル4:職場や学校でできること
性別や人種の違いを差別するような言動があれば声をあげる、友だちとSDGsについて話す など

これらは国連広報センターが発行している冊子「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」に掲載されているそうです。
このくらいわかりやすく普段の生活に落とし込んでくれると、子どもたちも意識して動けそうですよね。
さらに詳しくSDGsを知りたい方に向けて、最終章では細かく一つひとつの目標&ターゲットについて記載されています。
この章は少し難しいので、大人が読んで子どもに教えてあげるという使い方がいいかなと思います。

無駄をなくそう。食べ物も、エネルギーも、おもちゃも、お金も。
もう一度使えないかな? これって今必要かな?
どれも、子どもたちには難しい判断。
でも、親が率先して行動をしてあげれば自ずとそれについてきてくれるはず。

だから、娘があまり乗り気じゃなかった「習い事」をやめて、畑を借りて一緒に農作業をすることをはじめました。
食べ物の大切さ、自然の尊さを学びながら、自給自足の意味も教えてあげられたらと思っています。

生活の中でいろいろと教えていきます。

生活の中でいろいろと教えていきます。

具体的にどんな行動がいいのかを想像させる本『暮らしのなかのSDGs 今と未来をつなげるものさし』

暮らしのなかのSDGs。今と未来をつなげるものさし

ナマケモノレベルを脱して、もう少し生活の中で具体的に地球に優しい行動をしたい。
そんな時におすすめなのが『暮らしのなかのSDGs 今と未来をつなげるものさし』です。
農家さん、保育園の園長、翻訳家、布作家、音楽家、映像ディレクター、植物観察家など、総勢16名が共通の質問に対して行なっているアクションを答える「Question&Action」という構成で進んでいく本。
まさに今、みんなが「SDGs」を意識して普段の生活をどう過ごしているかを理解するための一冊です。
都会に住む人、田舎に住む人、ひとり暮らし、大所帯の家族など本当にさまざまな方が登場します。

■質問例
・毎朝、起きたら何をする?
・食べるために何を買う?
・ごみは減らせる?
・必要なものはどうやって手に入れる?
・家族ってなんだろう?
・○○らしさってなんだろう?
・お金とどうつき合う?
・違っているのは当たり前?
・困ったときはどうしたらいい?
・環境のために何してる? 

同じことを家族で考える家族会議の時間があってもいいなと妻とは話しています。
ぜひ、SDGsに興味を持ったら、次に読んでいただきたい一冊です。ヒントがたくさん詰まっています。

目が見えない世界を理解する絵本『みえるとかみえないとか』

みえるとかみえないとか

本書の途中のコラムに「タイには18種類の性別がある!?」と紹介されています。
幼稚園の娘と読んだ時には「パパ、何を言っているの?」というようなキョトンとした顔をしていましたが、おそらく小学生のお子さんがいらっしゃるご家庭であればもう少し踏み込んだお話ができるエッセンスのあるコラムだと思っています。

誰一人、この地球から取り残してはいけない。

僕は、これこそがSDGsの大きなメッセージだと感じています。
そう考えれば、人種や性別の違いによる差別はなくさなければいけないし、そもそもLGBTではなく「SOGI(Sexual Orientation<性的指向>)とGender Identity(性自認)」という言葉を理解していかなければいけない。
だから子どもたちには「好きな人が好き。〇〇ちゃんを好きな女の子もいれば、〇〇くんを好きな男の子だっているんだよ。」と伝えています。
まだ幼稚園生ですから、どこまで何が伝わっているかはわかりませんが、誰が誰を好きになってもそれはおかしいことではないということ、同じアジアのタイという国なんてたくさんの好きがあるんだよということを話し続けていこうと思います。

またそれは好きの気持ちだけではなく、見た目やハンディキャップのある人たちも同様であることも伝えていかねばなりません。
娘から「あの人はなんで目が見えないの?」「どうして話すことができないの」と言われることがありますが、妻は「それがあの人の個性なの。あなただって、できることできないことがある。でもそれも個性なんだよ。でも、野菜は食べようね」と特別扱いするわけではなく、個性であることを伝えています。
正直どう話すのが正しいかはわかりませんが、僕はこの妻の伝え方に感動して僕もいつも同じように伝えています。

そして同じように個性として捉え、見える世界の違いについて描いたヨシタケシンスケさんの絵本『みえるとかみえないとか』は一度子どもと読むことをおすすめします。
目が3つある宇宙人に「後ろが見えないなんてかわいそう」と嘆かれる主人公。そう、宇宙人からしたら人間も「目が見えない世界」を生きているのです。
本書では「目の見えない人は、音声でメモをとったり、自販機では何が出てくるかわからなかったり、入れ物が同じだと食べてみないと中身がわからない」などの「目が見えないってどんな気分なんだ?」ということが疑似体験できる絵本となっています。
愛らしいタッチの絵本に、しっかりとした内容の物語。
SDGsの話をした後だと、より子どもたちにはすっと内容が入ってくるのではないかと思っています。

さあ、いかがでしたでしょうか。
SDGsという壮大なテーマに対して、(1)入門書、(2)具体的な行動を想像できる本、(3)誰一人、この地球から取り残さないための本を紹介させていただきました。
ぜひ、みなさんもSDGsについて考えてみてください。

【Editor's select】

こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

出版年月:2020年7月
出版社:カンゼン
著者:秋山宏次郎、バウンド

暮らしのなかのSDGs 今と未来をつなげるものさし

暮らしのなかのSDGs 今と未来をつなげるものさし

出版年月:2020年12月
出版社:中央出版
著者:アノニマ・スタジオ

みえるとか みえないとか

みえるとか みえないとか

出版年月:2018年7月
出版社:アリス館
著者:ヨシタケシンスケ、伊藤亜紗

お弁当パパ/伊東寛雄

【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄

伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎(5歳♀、1歳♂)を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。

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