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色々な気持ちが詰まった不思議の物語『夢見が丘ワンダーランド』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

夢見が丘ワンダーランド

不思議で願いがたくさん詰まったオムニバスコミックス!

世界の凝り固まった頭が緩くなってしばらく常識が通用しない世界。
いわゆる頭のネジが緩んだ状態…って何それ!?

そんな不思議な事が起きたり願いが叶いやすくなりまくっている世界で起きる不思議なオムニバス漫画が、今回紹介したい『夢見が丘ワンダーランド』です。

『実は私は』という大ヒット漫画を知っている人は多いだろう。おバカで一生懸命なヒロイン達とのラブコメで、他の作品では味わえない笑いと感動とミステリアスな考察、そして特大の恋心を読者に植え付けた紛れもない名作だ。

そんな『実は私は』の増田英二先生の新作という事で心浮かれずにはいられない本作だが、今回はオムニバス作品という事で、基本1話完結で物語は語られる。

ちなみに私は1巻の表紙にもなっている2話目のとあるヒロインがもうたまらなく好きだ。
ターニャと呼ばれる彼女。彼女は突然恩返しをしにきたと青年につげる。
助けていただいただいたタンチョウツルですよーと。

普通のツルの恩返しなら一発で終わってしまうような素直? な発言から2人の奇妙な共同生活が始まる。
しかし、このターニャとにかく何も出来ない。むしろ青年が面倒見てあげてる感じまである。
しまいには「ツルに恩返しとか出来るわけなくね?」と開き直る始末…。ただ近くにいちゃダメですか…と顔を赤らめるターニャ…この表情、無茶苦茶可愛いから困る!(笑)

そんなのんびりしたラブコメ短編から、今回の1巻には収められていないが透明人間の話のような怖くて考察要素の強い話もある。
まだまだその全貌の1割も1巻ではその顔を見せてはくれていないが、それゆえに色々な想いや願いが折り重なって見せるオーケストラの様なこの『夢見が丘ワンダーランド』。
これからの展開も楽しみな1冊だ。

(文:仕掛け番長)

仕掛け番長のおすすめ本

夢見が丘ワンダーランド

夢見が丘ワンダーランド

出版年月:2021年5月
著者:増田英二
出版:秋田書店

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。絶版書の復刊プロデュースを数多く仕掛け、ヒット本を発掘することで知られ、読者や出版業界関係者に「仕掛け番長」の愛称で呼ばれる本が大好きな日本男児。

仕掛け番長の記事一覧 Twitter(@maron_rikiya)

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