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悲しい叶わぬ恋の物語『3×3EYES』第1部、第2部の衝撃【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

3×3EYES

私を恋愛漫画好きにしたきっかけの作品『3×3EYES』
「泣けるどんでん返し」なんて言葉じゃ表現できないほどの衝撃の展開

先日とある取材を受けている時に「恋愛漫画を読むようになったきっかけは?」と聞かれた。
『五等分の花嫁』『実は私は』『電影少女』など少年漫画の王道ラブコメや『好きっていいなよ。』『NGライフ』『ストロボエッジ』などの少女漫画。確かに私はいわゆるバトル王道ものよりも、恋愛要素のある漫画の方を好んで読む。

では私を恋愛漫画好きにしたきっかけの作品は何だろう。
その答えは考えるまでもなく『3×3EYES』なのだ。
『3×3EYES』は不死身の術を使う三只眼吽迦羅という三つ目の少女「パイ」とひょんなことからその「パイ」によって不死身の「无」となった藤井八雲の冒険譚だ。現在もシリーズが続いており非常に人気のある作品である。
もちろんこの作品全てが私は好きで好きでたまらないのだが、恋愛漫画好きにしたきっかけというのはこの『3×3EYES』の1巻~5巻。第1部と第2部なのだ。
1部は1巻~2巻で八雲とパイの出会い、そしてこの壮大な『3×3EYES』のきっかけが描かれるのだが、しかし中心にあるのは「八雲がパイを受け入れ恋をする」という物語だ。
「パイ」、そしてもう一つの人格である「三只眼」。二人の魅力には読む者の心も奪われる事だろう。
そして1部の最後、とある事からパイは行方不明となる。
3巻~5巻、第2部は行方不明となっていたパイを八雲が見つけ出し出会うところから物語は始まる。
しかしパイは記憶を失っており八雲の事など覚えていない。
パイの記憶を取り戻そうと奮闘する八雲。そんな八雲の姿に記憶のないパイも次第に心を惹かれていく…。

この第2部のラスト。
あまりに悲しすぎるパイの「真実」には心をえぐられる想いになった。
第2部はいわば「叶わぬ恋の物語」なのだ。
この衝撃を忘れられず私は恋愛作品にのめり込みその後も好んで読むようになった。

思えばどんでん返し作品好きになったのもこの『3×3EYES』の2部のラストからかもしれない。それくらいに当時小学生だった私はこの作品に影響を受けたと思う。

長い作品になってしまったがゆえに手を出しにくいという方も多いと思うが第1部、第2部コミックス1巻~5巻、ここだけでもぜひ読んでみて欲しい。この感情は他の作品では味わえないものだと私は今も思っている。

(文:仕掛け番長)

仕掛け番長のおすすめ本

3×3EYES

3×3EYES(文庫版)

出版年月:2009年8月
著者:高田裕三
出版:講談社

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。絶版書の復刊プロデュースを数多く仕掛け、ヒット本を発掘することで知られ、読者や出版業界関係者に「仕掛け番長」の愛称で呼ばれる本が大好きな日本男児。

仕掛け番長の記事一覧 Twitter(@maron_rikiya)

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アーティスト情報

高田裕三

生年月日1963年3月21日(58歳)
星座おひつじ座
出生地東京都江戸川区

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