1. TSUTAYAトップ
  2. TSUTAYA News
  3. 本・コミック
  4. まさかのミュージカル化が話題!『北斗の拳』 漢たちの生き様が輝きを放つ熱き闘い3選

まさかのミュージカル化が話題!『北斗の拳』 漢たちの生き様が輝きを放つ熱き闘い3選

北斗の拳<究極版>

『北斗の拳』といえば、言わずと知れた武論尊&原哲夫コンビによる名作マンガ。これまでも数多くのメディア展開が行われてきた作品だが、ダンサーで俳優の大貫勇輔がケンシロウ役を演じ、初のミュージカル化決定というニュースを見たときは、さすがに驚いた。歌って踊る『北斗の拳』というのは、まったく想像つかないが、どのようなストーリー&演出を魅せてくれるのか楽しみだ。

コミックスの累計発行部数が1億部以上を記録しているだけに、数多くの人が読破したことがあると思うのだが、せっかくなので今回は『北斗の拳』における“ベストバウト”的なものを少し考えてみたい。

ラオウVSトキ

ラオウ、トキ、ケンシロウ、ジャギの「北斗四兄弟」の中で、唯一実の兄弟であるラオウとトキの死闘は、まさにベストバウトと呼ぶにふさわしい一戦だ。北斗神拳の歴史において、もっとも華麗な技と天賦の才を有するトキだが、病を患い伝承者を断念。一方のラオウは、伝承者争いに敗れるも苛烈なほどのパワーと多いなら野望を抱く世紀末覇者“拳王”という、柔と剛、2人は正反対の性格と力を持っている。

しかもラオウはトキと「自分が道を誤ったときは止めてほしい」という約束をしており、その通りトキがラオウの前に命を懸けて立ちはだかる時点で涙腺を刺激。しかもラオウを相手に同じ「剛の拳」を得る秘孔を突いて勝負を挑むなど、トキの悲壮ぶりがグッと刺さる。闘いながら涙を流すラオウも然り。健康体のトキも見てみたいが、病に冒され命を賭して挑んだからこそ、とも言えるかもしれない。まさに死闘と呼ぶにピッタリだ。

ジュウザVSラオウ

名勝負というよりは、どちらかというとその“生き様”に熱量を感じさせてくれるのが、南斗五車星の1人、雲のジュウザがラオウに闘いを挑んだ一幕。その天賦の才は、ラオウやトキに匹敵するほどと言われながら、その拳は我流であり、まさに流れる雲の如く自由を好む性格のため、一見するとひょうひょうと暮らしているようにも見える。実はそう生きるようになったのには、ユリアとの関係性が……。

そんなジュウザがある事情から意を決して立ち向かったのがラオウ。1戦目ではラオウの兜を破壊するなど、前評判通りの強さを見せつけるジュウザだったが、2度目の闘いではラオウの前に大苦戦。闘いのさなか、「おれは雲!おれはおれの意志で動く」「おれは最期の最期まで雲のジュウザ!!」」と叫び屈しない姿にしびれた。

ケンシロウVSラオウ

悩みに悩み、もはや“殿堂入り”ということで別のバトルを選ぼうかとも思ったのだが、彼ら2人の最終決戦を取り上げずして『北斗の拳』は語れないだろう。多くを説明するまでもないが、ラオウによる「わが生涯に一片の悔いなし!!」という歴史的な名言が誕生した一戦でもある。

トキVSラオウをもしのぐ究極の“最強VS最強”の闘いは、北斗神拳の究極奥義である「無想転生」を会得したケンシロウに対し、ラオウが恐怖を初めて覚えるという描写もなかなか。そして皮肉にも愛の存在を認めることでラオウも無想転生を身につけるのだが、愛故に自身の剛の拳を生かせないという描き方は、どこまでも切なく、何よりも深い。

改めて考えてみると、ラオウが絡む闘いには、彼のその圧倒的な強さがあるために、レイやフドウといった闘いを挑んでいく相手の生き様が見えやすくなり、その結果として名勝負になるのだろうということを感じた。

もちろん、ほかにも北斗神拳が効かず苦戦した「ケンシロウVSサウザー」や、最初の強敵として立ちはだかった「シンVSケンシロウ」など、熱戦&名勝負は盛りだくさん。しかも今回は第1部のみ取り上げたが、第2部以降もファルコやカイオウとの闘いも見どころが満載。これらはまた別の機会にでも取り上げてみたい。


北斗の拳<究極版>

著者:原哲夫 原作:武論尊/徳間書店

北斗の拳<究極版>

全18巻発売中

【フリーライター】遠藤政樹

【フリーライター】遠藤政樹

映画やドラマ、アニメにマンガ、ゲーム、音楽などエンタメを中心にインタビューやスチール撮影ありのイベント取材、コラム、レビューを執筆。IT系や企業案件もこなせるフリーの編集・ライター。お仕事も随時、募集中。

執筆記事一覧

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

原哲夫

生年月日1961年9月2日(59歳)
星座おとめ座
出生地東京都杉並区

原哲夫の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST