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「フランスで先行大ヒット」の看板に偽りなし!『虎鶫』は意味深なストーリー&精緻で密度高めな描写が鳥肌もの

虎鶫 とらつぐみ-TSUGUMI PROJECT-

読めば 納得。そして、“つぐみ”がただただ可愛い

単行本を購入する際、定期購読しているものでも付属しているとうれしくなるのが「帯」。例えばアニメ化や実写化が決定した際や、第1巻が発売されるときなどについてくることが多い。特に新刊発売時、著名人がおすすめコメントを書いている帯を目にする機会もあると思うが、『虎鶫 とらつぐみ-TSUGUMI PROJECT-』はそのパターンで見つけた作品。薦めている人物もさることながら、「フランスで先行大ヒット!」というキャッチコピーに無性に心引かれて読んでみたら、なんとも想像を絶する完成度だった。

あらすじ的には、人間が住まなくなり“魔境”と化した「旧日本」を舞台に、無実の罪により妻子から引き離され死刑囚となった元軍人・レオーネが極秘任務に挑む姿を描くという、SF系のサバイバルもの。公式的には「超本格スペクタクル・アポカリプス」と銘打っているが、とにかく読み応えが抜群で、ストーリーはもちろんのこと、細部に至るまで徹底して描き込まれた濃密な作画と独特で味わい深いタッチが、これでもかと襲いかかってくるのが心地いい。

ちなみに、作者のippatuは劇場版アニメ『竜とそばかすの姫』(細田守監督)の一部キャラクターデザインを担当している。

物語としては世界観からも想像できるとおり、さまざまな伏線も存在。今のところ説明的な要素は最小限にとどめられているため、登場人物と同様、何もわからない状態なのがかえって興味をそそられ、否が応でも続きが気になってしまうのが何とも言えない。鳥のような脚を持った少女・つぐみのキュートさも、本作の面白さをグイッと引き上げている大きな要素の一つとも言えるかもしれない。

荒廃した世界観やえぐるような情景の描写は雄弁で、どんどんストーリーに引き込まれていくので、少しでも興味を持ったら、なるべく事前情報を入れずに読み始めるのが◎。この先どうなっていくのか。現在2巻まで発売されているが、追いつくなら“今”。もう一度言ってしまうが、つぐみの可愛さは無条件で受け入れたくなる。是非確かめてみてほしい。


虎鶫 とらつぐみ-TSUGUMI PROJECT-

著:ippatu/出版社:講談社

虎鶫 とらつぐみ-TSUGUMI PROJECT-

2巻まで発売中

【フリーライター】遠藤政樹

【フリーライター】遠藤政樹

映画やドラマ、アニメにマンガ、ゲーム、音楽などエンタメを中心にインタビューやスチール撮影ありのイベント取材、コラム、レビューを執筆。IT系や企業案件もこなせるフリーの編集・ライター。お仕事も随時、募集中。

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