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「安楽」という言葉を見るだけであの探偵が思い浮んでしまう。ファンの心を掴んで離さない東川篤哉作品の秘密に迫る【さあ、どんでん返しだ。キャンペーン】

「安楽」という言葉を見るだけであの探偵が思い浮んでしまう。ファンの心を掴んで離さない東川篤哉作品の秘密に迫る【さあ、どんでん返しだ。キャンペーン】【ミステリ作家対談第7弾】東川篤哉先生×真下みこと先生

みなさん、ミステリはお好きですか?
2021年11月まで開催されていました「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーンに参加していた全作家へのオンライン取材&映像化を実施。ミステリ好きにはたまらない内容の濃い対談を全8回に亘って配信していきます。

本企画の残すところあと2回。第7回目のオンライン取材では、驚天動地の血みどろ本格ユーモアミステリ『居酒屋「一服亭」の四季』を発売した東川篤哉先生と待望の2作目『あさひは失敗しない』を発売した第61回メフィスト賞受賞作家の真下みこと先生をゲストにお招きいたしました!ぜひこちら映像でお楽しみください!!

そして、本記事では麻耶先生にミステリ好きを夢中にさせる謎解きの余韻の残し方についてお伺いしましたので、映像と一緒にお楽しみくださいませ。

※東川篤哉先生と真下みこと先生の取材映像はこちら

「実はシリーズ2作目である『居酒屋「一服亭」の四季』を描いた理由の一つには、「安楽ヨリ子」を自分の作品の中でもっと活躍させたいという思いがありました」(東川先生)

「安楽」という言葉を見るだけであの探偵が思い浮んでしまう。ファンの心を掴んで離さない東川篤哉作品の秘密に迫る【さあ、どんでん返しだ。キャンペーン】

栗俣(インタビュアー):本編動画でも熱く語ってしまいましたが、シリーズ1作目『純喫茶「一服堂」の四季』で探偵役として描かれたキャラクター「初代・安楽ヨリ子」が本作でも「2代目・安楽ヨリ子」として登場し、その癖になるキャラクターにますます虜になってしまいました。そうなってくると、ファンとして気になるのはシリーズ3作目が今後発売されるのかどうか、「3代目・安楽ヨリ子」が登場するのかどうかというところなのですが、東川先生いかがでしょうか。

東川先生:現時点で続編を書くことは考えていませんが、まったくないとは言えませんね。ただ真下さんと栗俣さんが本編動画で熱く語られたように、作者としても「安楽ヨリ子」というキャラクターには名前のインパクトを含めて魅力があると思います。実はシリーズ2作目である『居酒屋「一服亭」の四季』を描いた理由の一つには、「安楽ヨリ子」を自分の作品の中でもっと活躍させたいという思いがありました。

栗俣:そうなのですね。本当に一度読むと忘れられないほどの印象を与えてくれるキャラクターの「安楽ヨリ子」ですが、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか。

東川先生:きっかけは東北楽天ゴールデンイーグルスの「安樂智大(あんらく・ともひろ)」という投手です。彼が入団した時、名前を見ていたら“安楽椅子”という言葉が頭に浮かんできて、次第に“椅子”という文字が“よりこ”という女性の名前に見えてきたのです。

真下先生:野球選手の名前がきっかけなのですね。本当に読者にとっては衝撃の大きなキャラクターで、私は“安楽椅子”という言葉を見るだけで「あ、ヨリ子さんだ!」と反応してしまいます。私だけ他の人とふりがなのルビが違う感覚です!

栗俣:そうなのですよね! もう、僕らはもう、ヨリ子さんから逃れることができません(笑)

東川先生:そこまで言っていただけると、嬉しいですね。ありがとうございます。

「駆け出しの小説家という背景に非常に共感してしまいました。「東原さん」と同じように街で編集者さんに出会ったら、私も営業しちゃうだろうなと」(真下先生)

「安楽」という言葉を見るだけであの探偵が思い浮んでしまう。ファンの心を掴んで離さない東川篤哉作品の秘密に迫る【さあ、どんでん返しだ。キャンペーン】

栗俣:さて、共通の探偵役「安楽ヨリ子」と並ぶくらい濃いキャラクターが登場するのも本作の魅力の一つですよね。

東川先生:ありがとうございます。毎話語り手が異なることで、探偵役が共通だとしても読者のみなさんに違った読み味を味わっていただければと思います。

栗俣:はい! その物語の世界観やリズム感がとても癖になってしまいました。真下先生、ユーモラスなキャラクターの多い本作ですが、お気に入りのキャラクターを教えていただけますか?

真下先生:私が好きなのは4話に登場する「東原さん」です。駆け出しの小説家という背景に非常に共感してしまいました。「東原さん」と同じように街で編集者さんに出会ったら、私も営業しちゃうだろうなと。またその出会った編集者の方が「放談社」という編集社に勤めていて、「え、講談社ですって!?」と登場人物たちが一度勘違いしてしまうところもとても面白いですよね。本当に間違えるの?なんて思いますが、実際に口に出してみると音が非常によく似ていて、間違えるのも無理ないなと。

東川先生:「放談社」も「安楽ヨリ子」と同じく、1作目から続けて登場する設定です。3作目を書くことになるなら、「放談社」もおそらく登場してくると思います。

栗俣:本当に東川先生の作品はファンを掴んで離さない魅力を放つ作品ばかりですよね。本シリーズも間違いなく、1作目を読めば2作目を読みたくなりますし、3作目が出れば必ず買ってしまう。2度と忘れられないような要素ばかりで本当に癖になってしまいます。

いかがでしたでしょうか。
ファンの心を掴んで離さないキャラクター「安楽ヨリ子」が生まれたのは野球選手がきっかけだとは意外でした。野球好き、広島カープ好きの東川先生ならではのエピソードをお伺いすることができました。
また、本編動画では『居酒屋「一服亭」の四季』について東川先生と真下先生が語り合い、真下先生が東川先生の大ファンであることも発覚します!ぜひ、本編動画もご覧ください。

この対談の本編映像はYouTubeで視聴可能ですので、ぜひ観てみてくださいね。

次回、ついに最終回となります。出演者は今回出演いただきました『あさひは失敗しない』の真下みこと先生と第1回目に出演いただきました『原因において自由な物語』の五十嵐律人先生です。実はメフィスト賞を同時に受賞したお二人の仲の良いトークをぜひ、お楽しみに。

ユーモア本格ミステリの達人が描く最新作『居酒屋「一服亭」の四季』はこちらからお買い求めいただけます。 

居酒屋「一服亭」の四季

居酒屋「一服亭」の四季

出版年月:2021年9月
著者:東川篤哉
出版社:講談社

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。絶版書の復刊プロデュースを数多く仕掛け、ヒット本を発掘することで知られ、読者や出版業界関係者に「仕掛け番長」の愛称で呼ばれる本が大好きな日本男児。

仕掛け番長の記事一覧 Twitter(@maron_rikiya)

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