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全ページ伏線!? 話題の超考察漫画!!『最果てのソルテ』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】


『最果てのソルテ』

『最果てのソルテ』は異世界ものであり、ループものであり、ついでに魔法少女ものでもあると言える。しかしそれら全ては物語の中心となるものでは「ない」のだ。

読む漫画作品を決める上で「伏線の上手さ」や「考察要素の楽しさ」を上げる読者は多い。
読んでいく中で「こんな伏線がすでに張られていたのか!」などを発見し、驚く喜びは何にも代えがたいものであると私も思う。
そしてそんな伏線の上手い作品を語る上で、水上悟志先生は避けては通れない存在だろう。
『惑星のさんみだれ』『スピリットサークル』『戦国妖狐』『プラネット・ウィズ』など、過去描かれているどの作品も伏線の驚きや考察する楽しさの詰まった人気漫画だ。

そんな水上悟志先生の新作『最果てのソルテ』がとんでもないことになっている。
「1巻目から1冊丸々考察要素の塊」なんて言っていた読者もいたが、2巻でそれが決して言い過ぎではないのではないか? と思わせる展開になってきたのだ。

『最果てのソルテ』は異世界ものであり、ループものであり、ついでに魔法少女ものでもあると言える。しかしそれら全ては物語の中心となるものではない。
この作品のジャンルは何か? と聞かれたら「異世界もの」でも「ループもの」でももちろん「魔法少女もの」と答える事も違うだろう。

物語は主人公であるソルテが自分の幼い頃の旅を思い出す形で幕を開ける。
小さなセレン、死にたがりのフィロ、物知りブラックそして幸運なソルテ。4人の旅の話はソルテが全てを手に入れた日の事から語られ始める。。。

2巻の巻末に収録された特別読み切り「異世界エッセイ」
間違いなくこれを読んだら『最果てのソルテ』を1巻目からまた読み返してその伏線に興奮してしまう読者も少なくないだろう。

いつもの私のレビューならここからストーリーを紹介するところだが、『最果てのソルテ』は漫画作品に描かれたことが全てであり、文字にして伝える事でもしかすると本来の作品内容とズレたストーリーを伝えてしまう可能性が高いのでそれはやめておきたい。

この旅が2回目のループだと1回目の出来事をガバガバな情報で話すセレン、不死身の呪いにかかった重い過去を持つフィロ、そして前世の記憶を持つブラック。
ソルテとそんな仲間たちとの旅は本当に1ページも、1コマも目が離せない。
どんどんと明かされていくこの世界の秘密のお話は、ぜひあなた自身が漫画本編で読んでみて欲しいと思う。
ちなみに2巻の巻末に収録された特別読み切り「異世界エッセイ」は作品と大きく関わるものなのでここまでしっかりと読んで欲しい。
間違いなく異世界エッセイを読んだその後また1巻目から読み返したくなるはずだ。

まだ2巻目が発売したばかりである本作、もちろん完結してからの一気読みもいいのだが、作品を追い自分なりの解釈を考えながら毎回のお話を読む事が出来るこの連載漫画だからこそのドキドキを味わえるのは連載中の今ならではの贅沢な楽しさだろう。

今、私がオススメの伏線漫画は間違いなく『最果てのソルテ』この作品だ。

(文:仕掛け番長)

仕掛け番長のおすすめ本

最果てのソルテ

最果てのソルテ

出版年月:2022年1月
著者:水上悟志
出版:マッグガーデン

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。絶版書の復刊プロデュースを数多く仕掛け、ヒット本を発掘することで知られ、読者や出版業界関係者に「仕掛け番長」の愛称で呼ばれる本が大好きな日本男児。

仕掛け番長の記事一覧 Twitter(@maron_rikiya)

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