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大河ドラマも面白いが「北条早雲」こと伊勢新九郎盛時が主役の『新九郎、奔る!』にも熱い“浪漫”が!

新九郎、奔る!

フィクションと最新学説のほどよい“融合”が興味深い

俳優の小栗旬が主演を務め、三谷幸喜が脚本を手がけるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送がスタートしたということで、何とはなしに歴史ものが読みたくなり、『新九郎、奔る!』にたどり着いた。

本作の主人公は「伊勢新九郎盛時」。歴史好きならすぐに思い浮かぶかもしれないが、一般的な知名度を加味して「北条早雲」と言えばピンとくる人も増えるのでは。いわゆる戦国大名の“はしり”的な存在として、日本史の教科書などに登場する人物なのだが、どうやら本人は「北条早雲」と名乗ったことはないらしい。近年では、室町幕府の政所執事を務めた伊勢氏の出身であるという説が主流となっているようだ。奇しくも大河の主役と同じ北条氏だが、異なる一族である。そのあたりは興味がある人は紐解いてみるのも面白いかも。

話が少しそれたが、物語は主人公が子供時代、「応仁の乱」に巻き込まれるところから幕開け。歴史ものなので、基本的には史実を基にしているのだが、ある程度のフィクションも盛り込まれており、実際には新九郎が関わっていないかもしれない出来事なども描かれるが、そのあたりはおおらかな気持ちで読み進めるのがベターと言える。なぜなら、さりげなく最新学説を散りばめているため、ストーリーを楽しみながら日本史の“別の顔”が味わえてしまうからだ。

特に教科書ではあまりページ数がさかれていない応仁の乱についても、その詳細を事細かに描写。これだけでも読む価値はあり。テストなどにも登場する頻度の高かった思い出がある応仁の乱だが、例えば関ヶ原の戦いほど詳細は知らない。ところが応仁の乱もまた、当たり前だがそこには人がいてドラマがある。そのことを改めて再認識させられた。歴史ものだから……と“食わず嫌い”せず、一度は体感してみてほしい作品だ。


新九郎、奔る!

著者:ゆうきまさみ/出版社:小学館

新九郎、奔る!

8巻までレンタル・発売中

【フリーライター】遠藤政樹

【フリーライター】遠藤政樹

映画やドラマ、アニメにマンガ、ゲーム、音楽などエンタメを中心にインタビューやスチール撮影ありのイベント取材、コラム、レビューを執筆。IT系や企業案件もこなせるフリーの編集・ライター。お仕事も随時、募集中。

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アーティスト情報

ゆうきまさみ

生年月日1957年12月19日(64歳)
星座いて座
出生地北海道札幌市

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