ハズさない! 映画の選び上手になる3ステップ

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観たい映画を選ぶとき、何を基準にしているだろうか。例えば「泣ける映画」が観たいとする。でも「全米が泣いた!」なんてキャッチコピーを打った作品は山ほどあるし、どれから手をつけたらいいのか分からない…。代官山 蔦屋書店シネマコンシェルジュの冨丘紗里氏は、映画コーナーでの「あるある」をこう語る。

「特に聞かれることが多いのは、“第二の”『ショーシャンクの空に』『ユージュアル・サスペクツ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですね。好きな映画が念頭にあって、『同じような作品はありますか』とおっしゃるんです。結論ですが、そんな作品はありません。最初に好きになった作品と“同じような作品”を求めようと思うと、どんなにいい作品でもそれは二番煎じでしかない。同じ感動、感情を得たいと思っても得られないんです」(冨丘氏)

「同じような作品」を求めるのではなく、別のアプローチをすることが好きになれる作品を見つけるためのカギになるという。その3ステップを冨丘氏に教えてもらった。

好きな作品に出会うためには?

ステップ1:最近観た作品を思い出してみる

最近観た映画をいくつか挙げてみることで、自分の嗜好がはっきり見えてくるという。まずは自分の好きなジャンルやテイストを把握しよう。

ステップ2:好きな作品の分析をしてみる

自分の好きな傾向が分かったら、作品の分析をしてみよう。例えば人気の3作を細かく分析してみると、『ショーシャンクの空に』は“さわやかな感動”、『ユージュアル・サスペクツ』は“どんでん返し”“意外性”、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は“爽快感”が観た後に強く残る。この後味を知ることが大切だとか。

ステップ3:好きな作品の系統をもとに、作品を探す

自分の求めている傾向が分かったら、あとは詳しい人に聞いてみよう。「求める傾向が分かっていれば、オススメもしやすくなります。例えば、『ショーシャンクの空に』の“さわやかな感動”に対して、違う感動を試してみてはいかがでしょうか。“泣ける感動”という視点で『グリーンマイル』、“心温まる感動”という視点で『グッド・ウィル・ハンティング』という選び方ができます。単に“感動”と言っても、いろんな感動がある。作品から受ける印象もまったく違ってくるものです」(冨丘氏)

一歩下がって自分の好みを見つめなおし、上手に視点を切り替えれば、「ハズさない」作品に出会える精度が上がりそうだ。

(文:高橋七重)

【代官山 蔦屋書店】
シネマコンシェルジュ 冨丘紗里 氏

2011年10月から同店のコンシェルジュに。大学では映画について研究。年間150~350本の映画を観ている。国を問わず海外ものが得意分野で、単館系からヒット作まで幅広く網羅している。今気になっている作品は、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』(DVD、Blu-ray 12月リリース)。

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