行定監督、念願の映像化の裏側とは!? 「連続ドラマW 平成猿蟹合戦図」完成披露試写会

(左から)行定監督、鈴木京香、高良健吾、そして主題歌担当の塩ノ谷早耶香

(左から)行定監督、鈴木京香、高良健吾、そして主題歌担当の塩ノ谷早耶香

第6話を観たとき、泣けてきた(行定)

WOWOWが『悪人』『横道世之介』などで知られる人気作家・吉田修一による傑作長編小説「平成猿蟹合戦図」をドラマ化。
主演に、初共演となる鈴木京香と高良健吾を迎え、監督には『世界の中心で、愛をさけぶ』等数々のヒット作を手がける行定勲が連続テレビドラマの監督に初挑戦するという注目作。
このドラマは、敏腕マネージャー、どこか抜けていて憎めない歌舞伎町のバーテンダー、独り者のチェロ奏者、冴えないホスト、子連れのホステス…など、心優しき普通の人々が、少しの勇気と信じる力で、この国の未来を変える“戦い”に挑んでいく爽快復讐エンターテインメントだ。

一般向けの試写会の後に、本作の完成を記念した舞台挨拶に鈴木京香、高良健吾、監督の行定勲が登壇。
まず鈴木が「今年の冬皆でがんばったことが思い出されて、充実した時間が過ごせたなと幸せに思っています。この世界が映画一本(の尺)では終わらないので、連続ドラマでたっぷり見ていただけるのが本当に楽しみ」と挨拶。高良も「1本の映画では出来ないことを6話でやったことに意味があって…個人的には年初めの仕事が行定組でいいスタートが切れた。そういう作品です」と当時を振り返った。

初の連続ドラマとなる行定は「この小説を読んだときに吉田さんに会う機会があって。『映画化したい』『是非やってください』というやり取りがあったけど、尺の関係でなかなか映画化できなかった。結局僕は約300分の映画を作った気持ちで取り組みました。自分では珍しく、第6話を観たとき泣けてきたんですね。これは『世界の中心で愛を叫ぶ』でもなかったこと。この作品は僕らを代弁しているというか、そういう気持ちにさせてくれる」と自信を覗かせる。また、吉田修一作品の魅力について聞かれると「吉田さんは常に新しいものを見つ出して先を行こうとするので、その一歩先までドラマで描けないかと思っている。吉田さんの言うことはなぜか自分の心に響いてくるんですよね」とコメント。

今回初となる行定との仕事について鈴木は「実際は熱くて、大変な現場ではありますが、監督と一丸となる感じがすばらしかった。手ごたえばっちりの現場で楽しかった」と改めて語ると、高良も「行定組は試されている気分になるというか、行定さんが現場で一番元気で楽しそうで仕事をしているから負けたくないって感じで。高校のときに『GO』を見て憧れたので、行定さんの作品で主演を張れるのは夢だった。この現場でスタートできたことが幸せだと思う」応えた。

初共演となる鈴木と高良。

初共演となる鈴木と高良。和気あいあいとした雰囲気で仲の良さを伺わせた。

みんなが応援したくなる清々しさがあった(鈴木)
京香さんみたいな年の重ね方をしたい(高良)

初共演についてを聞かれると「素敵な青年だなと思っていたけど、そのイメージを裏切ることなくそのままで周りのみんなが応援したくなるようなすがすがしさがありましたね」(鈴木)「京香さんはすごい可愛くて、品がとてもあってすごくお茶目。僕も京香さんみたいな歳の重ね方をしたいです」とお互いの印象を明かしてくれた。

続いて撮影での印象的なエピソードを聞かれると「秋田や山形や茨城でで撮影したときよりも、新宿が一番寒かった。都会が一番さむいというのはなにかあるのかなと」(行定)「美術さんがすごく凝ってくれたところや、地元の人とのふれあいも楽しめたところですね」(鈴木)「最終話の撮影のときに行定さんが“一発で行く?”って言ってくれたシーンがあって。ところどころ僕で行定さんがチャレンジしてくれたの印象的ですね」とそれぞれが思いを振り返る。

ここで、主題歌「それでも世界は美しい」を歌う塩ノ谷早耶香が登壇。PVは行定が手がけたそうで、「自分が考えていなかったようなものができたので逆に感謝してます」とコメントすると、塩ノ谷も「世界観を表現してもらうなら行定さんだと思って依頼させていたいたきました」と熱望していた一面も明かしてくれた。
このあと、塩ノ谷は観客の前で生歌を披露。ドラマの世界へ再び誘うような力強い歌声で観客を魅了し、拍手喝采を受けていた。そして最後に「すごく緊張したけど、気持ちよく歌うことができた」とコメントして会見を締めくくった。


WOWOW 土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 平成猿蟹合戦図」
11月15日(土)スタート(全6話)[第1話無料放送] 毎週土曜 夜10:00

■ストーリー
東京・歌舞伎町でひき逃げ事件を目撃したバーテンダー・浜本純平(高良健吾)は、弟分のホスト・朋生(浅香航大)と、一攫千金を狙って、真犯人で世界的チェロ奏者の湊圭司(萩原聖人)をゆすろうと企む。そこへ立ちはだかったのが湊の敏腕マネージャー・園夕子(鈴木京香)。その機転と存在感に圧倒された純平はあっさり降参。一方、夕子も、どこか憎めずみんなから愛されている純平のキャラクターに興味を持つ。そこへ夕子の宿敵たる巨悪・衆議院議員の徳田(石橋蓮司)が姿を現わし…まったく別の世界で生きてきた2人の意図せぬ出会いから、湊、朋生を追って上京したモノマネホステス・美月(福田彩乃)、純平が働くクラブのママ・美姫(高岡早紀)、その恋人で元ヤクザの高坂(千葉哲也)、湊の姪の美大生・友香(三根梓)ら、周囲の人間たちを巻き込んだ、日本を揺るがす(!?)大騒動が始まった!

■スタッフ・キャスト
原作:吉田修一「平成猿蟹合戦図」(朝日文庫)
脚本:羽原大介(『フラガール』「ダブルフェイス」NHK 連続テレビ小説「マッサン」)
監督・脚本協力:行定勲(『世界の中心で、愛をさけぶ』『北の零年』『パレード』)
出演:鈴木京香、高良健吾/萩原聖人 高岡早紀/浅香航 福田彩乃 三根梓/マキタスポーツ/池田成志 千葉哲也/中原丈雄 石橋蓮司
音楽:めいなCo.
主題歌:「それでも世界は美しい」塩ノ谷早耶香(キングレコード)
挿入歌:「ぼくらの居場所」作詞・作曲 柴田隆浩(忘れらんねえよ)

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アーティスト情報

吉田修一

生年月日1968年9月14日(50歳)
星座おとめ座
出生地長崎県長崎市

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