『リトル・フォレスト 夏・秋』いち子役・橋本愛 インタビュー

ヒロイン、いち子を演じた橋本愛が撮影の裏話を語ってくれた。

リトル・フォレスト

食に対する意識が変わりました

撮影は岩手県奥州市へ、1年間にわたり通ったのですが、ゴールがあまりにも先すぎて、最初のうちは不安もありました。でも、この映画のお話をいただいたときに一番魅力を感じたのは岩手でのロケだったので、自然に囲まれての撮影は心と体が浄化されるようで気持ちよかったです。ずっといると、大嫌いだった虫にも慣れてしまいました。
その慣れた感覚があったからこそ、いち子がその土地に根づいて生きている感じを出せたような気がします。

この『夏・秋』では、私がカモをさばくシーンが登場します。もちろん、カモをさばくなんて人生で初めての経験。
だけど、寒くて手がかじかんでいたこともあり、あまり生々しさは感じず、想像していたよりもうまくできたと思います。撮影を通して食に対する意識も変わりました。生物を殺して食べるというのは自然なことで、そういった心の余裕を持つからこそ本当の慈悲が生まれるということを実感したんです。

薪割りも最初は恐怖心がありましたが、思いきり斧を振り下ろしてみたら意外とすんなりできて驚きました。共演の松岡茉優ちゃんも薪割りをするシーンがあったので、「無の境地になるといいよ」とアドバイスしたりして。クルミの殻をトンカチでたたいて割るシーンもそうですが、ああいうのは観ている方が怖いですね(笑)。

料理はどれも本当においしかったです。フードディレクションの野村さんと現場で初めてお会いしたのは、岩魚の塩焼きを食べるシーンだったのですが、岩魚に塩を振 って焼いただけなのに、びっくりするぐらいおいしかったことを覚えています。この作品の影響で食べ物の好き嫌いもとても少なくなりました。栗の渋皮煮にはハマってしまい、ずっと食べていました(笑)。

'15年の2月には後半の『冬・春』が公開されるので、その前にぜひこの『夏・秋』のDVDを手に取っていただけたらうれしいですね。初めてご覧いただく方はもちろん全編ちゃんと、2回目の方は部屋で流しっぱなしにしてもらってもいいかも。そんなふうにどこから観ても楽しめる、心地よい気分を味わってもらえるはずの作品です。

(取材・文/馬場英美 撮影/江藤海彦 スタイリスト/岩渕真希 衣装/haco.(フェリシモ))

◆PROFILE

橋本愛
'96年熊本県生まれ。'08年に所属事務所主催のオーディションでグランプリを受賞し、『Give and Go』('09)で映画初出演。その後、『告白』('10)などの話題作に次々と出演。主演映画『ワンダフルワールドエンド』が'15年1月17日公開。

リトル・フォレスト

リトル・フォレスト

製作年:2014年 製作国:日本
112分
監督・脚本 森淳一
原作 五十嵐大介
出演 橋本愛、三浦貴大、松浦茉優、温水洋一、桐島かれん
松竹

(C) 「リトル・フォレスト」製作委員会

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アーティスト情報

橋本愛

生年月日1996年1月12日(22歳)
星座やぎ座
出生地熊本県

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三浦貴大

生年月日1985年11月10日(33歳)
星座さそり座
出生地東京都国立市

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