【TSUTAYAスタッフおすすめ】何度でも観たい! 傑作映画
映画について日々勉強中のTSUTAYAの駆け出しスタッフ「ツタオ」と、生粋の映画好きで守備範囲も幅広く、往年の名作から新作まで詳しい先輩「ツタコ」が古今東西の洋画の傑作を語る!!

ときに甘く、ときに切ない名作ラブストーリーを紹介
ツタオ:ついにラブストーリーの回が来た……。実は僕、恋愛映画が大好きなんです!
ツタコ:すごい熱さだね。
ツタオ:特に胸がキュンとするようなやつが大好物でして。
ツタコ:女子っぽいな(笑)。じゃあ、今回も張り切っていこう。まずは等身大の恋愛青春もの『(500)日のサマー』から。運命の恋を信じるピュアな男子と、リアリストな女子の恋愛模様を描いた作品ね。ほろ苦さの中に前向きなメッセージもしっかり込められていて、映像も音楽もおしゃれな一品よ。
ツタオ:主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットの草食系男子っぷりがはまっています。
ツタコ:変化球だと、ミシェル・ゴンドリー監督&チャーリー・カウフマン脚本の『エターナル・サンシャイン』。男性が失恋の痛手を乗り越えていく物語なんだけど、彼女に関する記憶を消すという展開や記憶世界の描写が斬新で一筋縄でいかないところは彼らならでは。それでも失恋経験者にとってはグッとくること間違いなしね。
ツタオ:ひねりが効いているからこそ、切なさも倍増です。
ツタコ:一組の夫婦の究極の愛を、過去と現在を交錯させて描いたのが『きみに読む物語』。認知症を患う妻に夫が物語を読み聞かせる、これも記憶にまつわる物語ね。
『ムーラン・ルージュ』は19世紀末のパリを舞台に、新進作家とキャバレーの踊り子の悲恋がテーマ。バズ・ラーマン監督らしいデコラティブな映像が際立つミュージカルだけど、古典的な恋愛物語としても見ごたえあり。
ツタオ:ラーマン監督は『ロミオ&ジュリエット』など、はかない恋愛物語の名手です。
ツタコ:さすが、恋愛映画好きって言うだけあるね。最後の『ラブ・アクチュアリー』はロンドンが舞台の群像劇。登場人物は恋愛に不器用な人ばかりで、あと一歩を踏み出せずにいるの。そこが人間くさくて魅力的ね。いわゆるクリスマスムービーだから、その季節に観るのもオススメかも。
ツタオ:だったら先輩、今年は僕と一緒に観ませんか?
ツタコ:一応考えておくわね。
ツタオ:やんわりNOということですか……。残念!
今月紹介した5本
運命の恋を信じるナイーヴな青年が、対照的な恋愛観の女性と辿る甘くてホロ苦い500日の愛の軌跡を、青年の心情に寄り添ってリアルに綴る異色のロマンティック・コメディ。主演はジョセフ・ゴードン=レヴィットとゾーイ・デシャネル。監督は新鋭マーク・ウェブ。グリーティングカードの会社に勤めるライター、トム。彼はある日、アシスタントとして入社してきたサマーに一目惚れしてしまう。やがて、ぎこちないながらもサマーとの距離を縮め、ついに晴れて交際へと漕ぎ着ける。このバラ色の時間がいつまでも続くと信じて疑わないトムだったが…。
バレンタインデーを目前にしたある日、ジョエルは不思議な手紙を受け取った。そこには、最近ケンカ別れしてしまった恋人クレメンタインについてこう書かれていた。“クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社”。仲直りしようと思っていた矢先にそんな知らせを受け、立ち直れないジョエル。そして彼も、彼女との記憶を消すことを決意し、ラクーナ医院を訪れる。そこでは、一晩寝ている間に脳の中の特定の記憶だけを消去できる施術を行なっていた…。
※ジャケット写真はセル版です
とある療養施設に独り暮らす初老の女性。彼女は若かりし情熱の日々の想い出を全て失っていた。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは古き良き時代、アメリカ南部の夏の恋物語だった――。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。裕福な家族とひと夏を過ごしにやって来た少女アリーは、そこで地元の青年ノアと出会う。その時、青年のほうは彼女こそ運命の人と直感、一方のアリーもまたノアに強く惹かれていくのだった。こうして、2人の恋は次第に熱く燃え上がっていくのだが…。
※ジャケット写真はセル版です
1899年、夜のパリに瞬く魅惑のナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”。その華麗なショーは人々を魅了したが、実のところセットにカネをかけすぎ経営は火の車。オーナーのジドラーは、資産家の公爵に新しいショーの主役サティーンをあてがうことで投資を引き出そうと考えていた。本格的な女優を目指していたサティーンもパトロンを必要としておりジドラーの申し出に不満はない。しかしサティーンは青年舞台作家クリスチャンをパトロンと勘違いしてしまい、それがきっかけで二人は愛し合うようになってしまう……。
12月のロンドン。クリスマスを目前に控え、誰もが愛を求め、愛をカタチにしようと浮き足立つ季節。新たに英国の首相となったデヴィッドは、国民の熱い期待とは裏腹に、ひと目惚れした秘書のナタリーのことで頭がいっぱい。一方街では、最愛の妻を亡くした男が、初恋が原因とも知らず元気をなくした義理の息子に気を揉み、恋人に裏切られ傷心の作家は言葉の通じないポルトガル人家政婦に恋をしてしまい、夫の不審な行動に妻の疑惑が芽生え、内気なOLの2年7ヵ月の片想いは新たな展開を迎えようとしていた…。
(文:佐々木優)
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