よしもとばなな原作の映画『海のふた』、“かき氷監修”「埜庵」が魅力を語る

ふわふわの氷、こだわりの自家製シロップ……テレビや雑誌でも特集が組まれ、本格的なブームの兆しが見られるかき氷。そんなこだわりがたっぷり詰まったかき氷店で繰り広げられるひと夏の友情を描いた映画『海のふた』が、7月18日(土)から公開されている。
かき氷専門店のパイオニア・埜庵の店主が監修

原作は「よしもとばななの世界観の集大成」とも言われる、ファンの間でも人気の同名小説。都会を離れ、生まれ故郷でかき氷点を開き新しい人生を踏み出そうとする主人公まりと、顔に火傷の痕が残り、心に傷を抱えてるはじめちゃんの物語。提供されるメニューには糖蜜とみかん水、そしてエスプレッソ……まり自身がいいと思うもののみだ。
かき氷の監修は「真冬でも行列のできるかき氷屋さん」として話題の名店・埜庵の店主・石附浩太郎さん。「埜庵のオープンも『海のふた』の小説が新聞に連載されたのも2003年。当時は困った時に相談しようにも、そもそもかき氷屋などという職業自体がないので、悩んだ時の相談相手もいない。『海のふた』はそんな僕の相手をずっとしてくれました」
理想と現実の狭間で葛藤するかき氷店主・菊池亜希子
手間隙かけて作られるおいしそうなかき氷の魅力はもちろん、主人公まりを演じる菊池亜希子の高い演技力にも注目したい。
前出の岩附さんも「最初のかき氷の練習の時は、普通の女の子が初めて削ったときのように『わぁ~』みたいな感じでしたが、削り込んでいくうちに、段々と顔が変わっていって。次に削り機をちょっといじった時は、もう“かき氷屋の女主人”の風格が出ていてびっくりしました」と、手応えを感じている。
本当にいいものでもてなしたい、でもニーズや売上げも無視できない。世間との折り合いのつけれなさ、好きなことで生きていくことへの覚悟ともどかしさが描かれた『海のふた』。「ここが本当は僕が目指しているようなお店だと思います。たくさんの方に見ていただいて、もっともっとかき氷の魅力が伝わればな、と思います」とかき氷専門店のパイオニアである石附さんも太鼓判を押した。
■作品情報
「海のふた」
出演: 菊池亜希子 三根梓 小林ユウキチ 天衣織女 鈴木慶一
監督:豊島圭介 原作:よしもとばなな「海のふた」(中公文庫刊)
主題歌:蘭華「はじまり色」
挿入歌:原マスミ「海のふた」(アルバム『人間の秘密』より)
制作:スローラーナー
Ⓒ2015 よしもとばなな/『海のふた』製作委員会
7月18日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
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