映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』―今、合唱がアツい!! 制服で観る少年合唱団

(C)Myles Aronowitz 2014

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声変わりするまでという短い時間、天から与えられた声を持つ少年合唱団で、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者との出会いによって成長し、運命を切り開いていく姿を描いた映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』が、9月11日(土)より全国ロードショー。

ベテラン教師で今なお衰え知らずの頑固な合唱団団長カーヴェルに、2度の米アカデミー賞に輝くダスティン・ホフマン。そして天才少年シンガー、ステットを演じるのは、新人若手俳優ギャレット・ウェアリング。更に数々の賞に輝いた珠玉の役者陣が脇をかためる。

制服でみる少年合唱団

少年合唱団の名門と言えば、本年も来日60周年の特別講演を行った、ウィーン少年合唱団。創立は1498年と歴史があり、巨匠・トスカニーニが彼らのコーラスを評して《天使の歌声》と命名したことでも有名である。来日公演は毎年、各地で完売公演が相次いでいる。ウィーン少年合唱団の象徴と言えば水兵の制服と帽子。20世紀初頭に旧名・宮廷少年合唱団からウィーン少年合唱団に改名するとともに水兵服が制服となった。100年近く同じルックで活動し、本国にとどまらず、日本をはじめとする世界各国でウィーン少年合唱団は活躍してきた。

(C)clukasbeck.com

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ヨーロッパから離れて、北米の名門と言えば、本作で登場する合唱団がモデルとなった「アメリカ少年合唱団」である。アメリカ少年合唱団は1937年に設立され、現在は米国ニュージャージー州プリンストンを拠点とする少年合唱団(寄宿学校)で、アメリカ内外において年間200以上のコンサートに出演していて、本作の合唱団は、メインのキャスト以外は全員アメリカ少年合唱団のメンバーで構成されているアメリカ少年合唱団のトレードマークは白シャツ、ネクタイ、赤いベスト(セーター)で、もちろんこのスタイルで登場する。本作を観終わった後、赤いベストが鮮明に記憶に残るに違いない。

(C)Myles Aronowitz 2014

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アメリカ少年合唱団との仕事について本作プロデューサーのジュディ・カイロに尋ねると、「アメリカ少年合唱団がこの作品に躊躇することはなかったわ。脚本を受け取り、私たちが少年たちの経験を正確に描こうとしていることを実感したからだと思う。とてもポジティブなメッセージで、物議を醸すようなところは一切ないファミリー映画だし、素晴らしい音楽がある。彼らはとても興味を示し、意欲的で、ワクワクしていたわ。多くの意味で、世界中の少年合唱団が生き残るのに苦労しているし、今は順調とは言えない芸術形式なの。だからこの映画を、今でも活躍していることを世界に知らせるチャンスだと彼らは考えた。」と語った。


映画『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』
9月11日、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー

原題:BOYCHOIR
監督:フランソワ・ジラール
脚本:ベン・リプリー
撮影:デヴィッド・フランコ/編集:ゲタン・ユオ/
音楽:ブライアン・バーン/美術:ジェーン・マスキー
出演:ダスティン・ホフマン、キャシー・ベイツ、デブラ・ウィンガー、ジョシュ・ルーカス、エディ・イザード、ケヴィン・マクヘイル、ジョー・ウエスト、ギャレット・ウェアリング
2014年アメリカ/カラー/1時間43分/スコープサイズ/5.1chサラウンド/日本語字幕:牧野琴子
配給:アスミック・エース

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