黒木瞳さん「満場一致でした」―TSUTAYAの映像発掘プロジェクトにて 474の企画から、No.1が決定!

(左から)審査員として駆けつけた黒木瞳、グランプリ受賞の中江和仁氏、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 増田宗昭氏

(左から)審査員として駆けつけた黒木瞳、グランプリ受賞の中江和仁氏、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 増田宗昭氏

TSUTAYAが新たなる才能を発掘し、販促・製作において全面的にバックアップするという初の試み「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」(以下、TCP)。第一弾のテーマは「本当に観たい映像作品企画」。

2ヵ月の募集で集まった全474の企画を勝ち抜き、7名のクリエイターたちが最終審査会に登壇、カルチュア・エンタテインメントの中西社長が「日本版の『セッション』のようになるよう期待している」と挨拶し文字通り期待を寄せる中、ファイナリストたちは最後のプレゼンテーションで自身の作品をアピールした。

すべての想いがぶつかる、最後の10分間

プロ・アマ問わず、ということではあったものの、最終的に残ったのは映画監督や助監督はじめ、CMディレクターなど映像に関わっているプロフェッショナル7名。最後の10分間ですべてをぶつけ、審査員からは「違うキャスティングでも大丈夫か?」「脚本を他人に任せることは可能か?」「エンタメ作品としてどうやって引っ張っていくつもりか」など、より現実的でもありシビアな意見がどんどん飛び出した。

そんな中で選ばれたのはグランプリ1作品と、準グランプリ2作品の計3作品。上限5,000万円の製作費バックアップ、およびTSUTAYA店頭でのプロモーションや宅配レンタル映像配信などが約束される。受賞作品と簡単な作品内容は以下のとおり。グランプリ作品は、発表した特別審査員の黒木瞳さんが「満場一致でした」と紹介するほど、その期待値を十分伺わせるものだった。

準グランプリ Fillmarks賞―『ルームロンダリング(仮)』…片桐健滋氏

世の中には怪しい仕事が沢山。死体洗浄に臓器売買…知ってはいるけど見たことがない。今作の事故物件を専門に扱う不動産屋も都会に潜む闇の仕事です。ルームロンダリングとは、訳あり物件に居住し浄化することを生業とし、想いを残し幽霊と化した元住人たちを成仏させながら失踪した母親を探すという無気力女子が主人公のブラックファンタジーコメディです。

片桐氏受賞コメント

ありがとうございます。本当にそれしか出てこないです。ずっと助監督を現場でやって来て、これはもう撮れないなと思うことがすごくあった。その時にこの企画に応募して、今、本木(克英)監督から目録もらいました。スゲー嬉しいです。もらったということは、スタート位置に立ったということ。本腰入れてやっていきますので、よろしくお願いします。

準グランプリGreen Funding賞―『裏アカ』…加藤卓哉氏

SNSを使う若者の3割が持つという裏のアカウント=「裏アカ」。この映画は、その裏アカを持ってしまった女性・真知子が若い男とのセックスに溺れ、しかし元夫との後悔にもがき、欲望と理性の間でさまよいながらも生きていこうとする姿を、男女のラブストーリーとして描きます。

加藤氏受賞コメント

本当にありがとうございます。僕と片桐さんだけ助監督で、後は皆さん撮ってるから、他の人は良いんじゃないかなって思ってました。こうやって選んでいただけて、自分の想いが形になるということでほんとうに嬉しく思います。今回の(プレゼン用)映像も誰にも負けないと思って作ったので、助けてくれた仲間にTポイントで牛角で焼き肉をごちそうしたいと思います! ありがとうございました。

大谷健太郎氏、本木克英氏

大谷健太郎監督、『ルームロンダリング(仮)』の梅本氏&片桐氏、『裏アカ』の加藤氏、本木克英監督

グランプリ作品『嘘と寝た女(仮)』…中江和仁氏

この話は、実際の事件を元にしています。5年間同棲した内縁の夫が亡くなった際、彼の名前や医者と称していた事などすべて嘘だとわかりました。夫は一体誰だったのか、調べてもわからない。ただ夫は、妻に黙って700枚の小説を書いていたのです…。

中江氏受賞コメント

受賞できなかったら、手伝ってくれたスタッフに申し訳なくて、落ちたら駅前で切腹しようかなと思ったんですが、受賞できて良かったです。これもスタッフの皆さんのおかげです。僕はTポイントではなく、自腹を切ってスタッフに叙々苑をごちそうしたいと思っています。ありがとうございました。

プレゼンで使われたイメージ

プレゼンで使われたイメージ

黒木瞳さんと

黒木瞳さんと

もちろん、来年もやりたいと思っている

授賞式の後には、審査員の阿部秀司氏、久保田修氏、中沢敏明氏らプロデューサー陣から総評が寄せられた。また、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEOの増田宗昭氏は最後の締めの挨拶の中で「音楽成金はいるけど、映画成金っていうのは少ない。僕等がお手伝いすることで映画成金がどんどん出てくるようになればと思っている。いいものを作る人達が増えればもっともっと世の中は面白くなる」とコメントし、さらに「映画業界の常識を変えたいし、是非来年もやりたいと思っている」と企画続投の意思も語った。

プロデューサーコメント

阿部氏:力のある方ばかりでビックリしました。一つとして面白くなかったものはないし、見事だと思う。一人ひとりの力がフルに発揮されたと思います。素晴らしかったです。

久保田氏:こうやってプレゼンすることはなかなかないと思います。おつかれさまでした。内容も素晴らしかったと思いますが、グランプリ作品についてはオチの部分をもう一工夫したらいいなと思います。入り口は面白いので。やはりエンターテイメントにしないといけないので、そういった意味ではいわゆる腑に落ちた、というか、今抽象的な落ちになっているので、具体的なオチにしていかないとテーマが伝わりきらない。テーマっていうものは常に裏にしないといけない。テーマは下に下に隠さないと。

中沢氏:一つだけ全般的に欠けていると思ったのは、映画ですから、映像ってことをもっと意識してほしい。台本読んでいても、シナリオの台詞だけで物事が分かっちゃうっていうのは、ちょっと映画じゃないかなという気がしました。もっともっと映像に重点を置いてみてほしいと思いました。

審査員と参加者全員で

審査員と参加者全員で

「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM」は送り手側の募集

「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」

TSUTAYA CREATORS’PROGRAM概要

<審査について>

・1次審査
募集期間:2015年6月16日(火)~8月16日(日)※当日消印有効
審査方法:応募全作品をTSUTAYAスタッフ、TCP事務局合議による審査

・2次審査
審査方法:1次審査提出の企画書に沿ったシナリオ・絵コンテ、最終審査用の5分映像を提出
TCPプロデューサーによる面談後、TCP事務局合議による審査

・最終審査
最終審査会:2015年11月12日(木)
審査方法:企画プレゼン実施。最終審査員による審査

<審査員について>
・最終審査員(50音順、敬称略)
阿部秀司(株式会社阿部秀司事務所代表取締役・プロデューサー)
大谷健太郎(映画監督)
久保田修(C&Iエンタテインメント株式会社代表取締役社長/映画プロデューサー)
黒木瞳(女優)
中沢敏明(セディックインターナショナル代表取締役/ 映画プロデューサー)
中西一雄(カルチュア・エンタテインメント株式会社代表取締役社長)
増田宗昭(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO)
本木克英(映画監督)

TSUTAYA CREATORS’PROGRAM特設サイト

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アーティスト情報

黒木瞳

生年月日1960年10月5日(58歳)
星座てんびん座
出生地福岡県八女市

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