どうしても誰かに教えたくなる 一風変わった映画4選―TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

映画の魅力の一つとして、普通では味わえない異世界、異文化を体感できるというものがありますが、今回はそんなぶっ飛んだ世界観を持った面白い作品をご紹介。
突飛な作品の数々なので、観た後にどうしても誰かにこの映画たちを教えたくなってしまいます。

絶望的な世界観に一瞬で惹き込まれる

  パージ

パージ

好評レンタル&発売中

社会安定のために1年に1晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法となるパージ法が導入された近未来のアメリカを舞台に、図らずも残忍な殺人集団の標的になってしまった一家の決死のサバイバルの行方を描くバイオレンス・スリラー。

【一風変わったPoint】
本作を作った監督の奥さんが、ある日受けた心ない接客に、

「年に一度、好きにできたらどんなにいいかしらね」

と発言したところに着想を得ている本作。

「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」

という設定が秀逸でこのコンセプトだけで、「見たい」と思ってしまった私でしたが、パージはその身を「守れる者」と「守れない者」両方の側面から物語を描いています。

パージという制度の導入によって、この世界では犯罪率と失業率は1%にまで低下し、経済状況も改善していますが、物語のポイントはパージを導入することによって、なぜ改善したのかというところ。

犯罪率と失業率が減ったのは、パージによって心が浄化されたからなのか?? それとも…。

正解はその目で確かめてもらいたいですが、

守れる者=富裕層の目線から描いたのが「パージ」
守れない者=貧困層の目線から描いたのが「パージ:アナーキー」

という位置づけ。直接的に続編ではないので、どちらから観ても楽しむことは可能です。

「パージ」
では、守れる者達がパージをディナーでも取りながら、のんびり過ごそうとしていところ、ホームレスの男が一家に逃げ込んできたことから、一転して、パージの対象として襲われてしまうことになる。
守れる者が一瞬で、守れない者になってしまうのです。

パージを盲信していた家族。
その価値観が一気に崩れ落ちた時、この一体どうなっていくのか?
そこが、この作品の面白いところですね。

⇒作品紹介・レビューを見る

あの「パージ」の世界がさらに拡がる恐怖

  パージ:アナーキー

パージ:アナーキー

好評レンタル&発売中

1年に1晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法となる近未来のアメリカを舞台に描き、全米でスマッシュ・ヒットしたバイオレンス・スリラーの第2弾。「パージ」と直接的な続編ではないが、世界観は踏襲している。

【 一風変わった Point】
こちらは「パージ」とは逆で、守れない側=貧困層の目線がテーマ。

色んな人物がオムニバス的に登場しますが、冒頭20分に渡り、一人一人が置かれた状況を詳しく描写していきます。

・病気の父親の為に、給料交渉をするシングルマザーの母親
・息子を殺され、失意に沈む警察官
・別居寸前の夫婦
・パージに対抗する革命家
などなど。

この前フリが、それぞれが抱える悩みや苦しみを鑑賞者へ伝えることになり、その後の物語の展開に共感しやすくなっています。

本作では「パージ」は何のために存在しているのか? という部分の核心に迫っていくストーリーでもありますので、「パージ」と併せて観ることで、より楽しむことが出来ます。

ちなみにどちらの作品もかなりの暴力描写が出てきますが、「パージ」の主演でもあるイーサン・ホークもインタビューで語っていますが、決して暴力を讃美しているのではなく、反暴力のメッセージを含んだ映画なんですね。

「こんな世界って問題あると思いませんか?」と投げかけているのです。

そして、非現実的にも関わらず、妙なリアリティがある。
富裕層にとっては、世界の貧困層に何が起きているのかお構いなし。
って、これは悲しいかな実際に起こっていることではないでしょうか? と。

本作で描かれる人種や社会的階級の問題。
善悪の判断の難しさ。
これは実際に私達の社会に突きつけられている現実でもあります。

この作品の世界と言わずとも、世の中で起きていて、どこか遠くの関係ない話だと思うことも、

「人事だと思うなかれ」

というメッセージがこの映画には込められているのではないかと思うのです。

⇒作品紹介・レビューを見る

新しいホラーの境地を切り開く作品

  サプライズ

サプライズ

好評レンタル&発売中

両親の結婚35周年を祝うため、家族総勢10人が顔を揃える。晩餐のテーブルを囲み、和やかな団らんのひとときが始まるかに思われた矢先、マスクを被った謎の集団が現われ、中にいた人間を襲い始める。たちまちパニックに陥る一同だったが…。

【一風変わったPoint】
あらすじだけ読むと、よくあるお話なのですが、この映画は襲われた家族側に面白いポイントがあり、実は家族の中にサバイバルのプロフェッショナルが居るんですね。

その経験を活かしながら、入ってきたマスク軍団とのガチンコバトルを繰り広げます。
虚を突いたつもりが、逆に虚を突かれるという“サプライズ”が面白いシチュエーションであり、ホラー映画の新たな境地を切り開いた映画のひとつです。

怖かったはずが、なんかだんだん笑えてきたり、でも緊迫感があってドキドキしたりする不思議な感覚のストーリーではありますが、この“サプライズ”を一度は体験していただきたい、面白い作品です。
きっと、観た後は誰かにオススメしたくなるハズ。
ちなみにこの作品が面白かったら、同じ監督作品の「ザ・ゲスト」もオススメですよ。

⇒作品紹介・レビューを見る

想像を超えてくるぶっ飛んだ展開がポイント

  キャビン

キャビン

好評レンタル&発売中

男女5人の大学生がバカンスにやって来たのは山奥に建つ古ぼけた小さな別荘。その夜、5人は地下室の入り口を見つけると、さっそく中へと入り古いノートを発見する。調子に乗ってそこに書かれていた復活の呪文とやらを読み上げてしまうのだったが…。

【一風変わったPoint】
仲良し男女5人組が森の山小屋で…というホラー映画定番の展開かと思いきや、ジェットコースターのように想像を絶する急展開が待っています。
「悪趣味」と言えばそれまでなのですが、この驚愕のストーリーは映画史に残る衝撃だと私は思っています。

今回は敢えて本国の予告編をリンク先に掲載していますが、日本版の予告ではネタバレになってしまうので、観ないことを私はオススメします。

この映画については事前にあまり情報は得ずに、身を任せてみるのが一番楽しめるかもしれません。
そして、少し勘の良い人でもこの映画の展開は読めないと思います。
それくらいに衝撃です。
ぜひ、この「キャビン」を観ていただき、自らの想像を越えた世界をお楽しみいただければと思います。

⇒作品紹介・レビューを見る

【オススメ人】
TSUTAYAスタッフ:村上 光

初代TSUTAYA発掘良品の中の人。
発掘良品の立ち上げに携わり『バトル・オブ・シリコンバレー』や『L.A.コンフィデンシャル』などの発掘(レンタル化)をしていました。
好きなジャンルはSF・サスペンス・ヒューマン・野球・ドラえもん。

>様々なジャンルやテーマで映画をおすすめ中! TSUTAYA映画通スタッフが教えるとっておきの映画はコチラ

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST