“砂のスター・ウォーズ”に続き、BB-8も砂像に! 砂像彫刻家・茶圓勝彦氏インタビュー

茶圓勝彦氏

茶圓勝彦氏

2015年の“『スター・ウォーズ』イヤー”旋風の一翼を担った「鳥取砂丘 砂の美術館」のプロデューサーであり、砂像彫刻家の茶圓勝彦氏。

氏が手がけた鳥取砂丘“砂のスター・ウォーズ”は160トン(10tトラック16台分)の砂を使用し、水の使用量は100トン。2ヵ月をかけて制作されたこの作品、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』仕様のXウィングやタイ・ファイターといった人気の戦闘機、また人気ドロイドのC-3PO、R2-D2、さらに「かわいすぎる」と女性や子供にもすでに人気で話題沸騰中の新キャラクターBB-8が詳細に再現され、まるで作品から飛び出すような迫力で話題を博した(12月末まで展示予定)。

鳥取砂丘“砂のスター・ウォーズ”

鳥取砂丘“砂のスター・ウォーズ”

その茶圓氏は、12月29日まで汐留・日本テレビ2階日テレホールにて開催中の「スター・ウォーズの世界~フォース・フォー・ジャパン~」でも「砂のBB-8」でイベントに参加。今回、イベントに参加するにあたって砂像製作中の茶圓氏を直撃。お話を伺った。

――今回、声がかかった時の率直な感想を聞かせてください。

話をもらった時は全く想像がつかなかったです。決まるまで数ヵ月かかったのですが、決まったからには全力でやろうと思いました。どういったキャラクターを使うかという指示があり、私の中で砂像にできる形に構成し直して作り上げていきました。

――制作作品が公認となるプレッシャーはありましたか?

プレッシャーはありましたね。正確に形を完成させなければならないという意味では、プレッシャーでした。人によっては荒さがしをされる方もいるかもしれないと思ったし、世界にファンがたくさんいらっしゃるので、ちゃんと再現できるのかなと思いました。

――ご自身のスター・ウォーズに関する思い入れがあれば教えてください。

実は映画は三作くらいしか見ていなくて、大人になってからはなかなかじっくり見る余裕がなくて…(笑)。でも『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』と『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』は見ました。

――制作された砂像のポイントとこだわりを教えてください。

砂像は制作途中もいつ崩れるか分からないという危険がいつも伴っているんです。神経をピリピリしながら作っています。やはり下支えがない部分は、重力によって落ちよう落ちようとするんです。実はボロボロに崩れたところもあるので、修復しながら作りました。

――修復はどうするんですか?

水と砂の相性って良いんです。砂に水をかけると表面張力で張り付くので、水の力を使って全て作っていきます。

――そもそもどうやって作るのでしょうか?

塩ビの柱に砂を入れて、水を入れて高く積み上げて砂の円柱を作ります。そこから削っていき制作しています。大きい砂像の場合は6×8mくらいの木の枠を作ってそこに砂を入れて固めたものを削っています。

  • 塩ビの筒に砂を詰め、円柱型の砂を作っている様子
  • BB-8の胴体部分を丸く削っている様子
  • BB-8の頭部を丸く削っている様子
  • 細かく仕上げてい
  • 完成した展示写真

――茶圓さんが砂像を通して伝えたいことは何でしょうか?

砂像は今ブームになっていますけれど、子供の頃から触れてきた身近な素材なので、砂場に行くと子供が手で触ったり、小学校の頃には砂団子を作って遊んだりしていたと思います。160トンの砂を作った大掛かりな作品もできるし、こうやって細かいフィギュアアートのように緻密な作業も両方できる。彫刻や石はちょっと敷居が高いかもしれないけれど、砂は親近感がありますね。そこに魅力があると思います。こんなサラサラな砂で彫刻ができるはずがないと思うと思いますが、水を使うことで砂が立ち、いろんな形を再現できる。そのイメージのギャップが人を惹きつけているんじゃないかなと思います。親近感もありますし、親子で美術館に行ってみようと思ってもらえると思います。

――大きな作品と関わったことで、砂像に対する世間の注目も集まったと思いますがその影響をどのように考えていますか?

砂と「スター・ウォーズ」はなんとなく共通性がある気がするので、非常に似合っているなと感じていました。彫刻しながたも違和感なくて、たぶん石や木だとまた違うものになっていたと思います。わりと砂はすっと入ってくると思いました。砂のスター・ウォーズには後ろに鳥取砂丘があるので、より「スター・ウォーズ」の雰囲気が楽しめると思います。

――最後に、自身が手がけられている砂の美術館の簡単な紹介とPRをお願いいたします!

鳥取砂丘の隣接地に世界で初めて唯一の砂像彫刻だけを展示している砂の美術館になります。毎年テーマを決めて展示をしていて、10か国から20名弱の彫刻家を集めて作品を作っています。今は砂で世界旅行というテーマで、「砂で世界旅行・ドイツ編~中世の面影とおとぎの国を訪ねて~」というドイツのグリム童話を砂で表現した展示を行っています。来年はブラジルでオリンピックがあるので、南米編を予定しています。おおよそ年間8~9ヶ月で40~50万人の方が訪れてくれて、リピーターさんもかなり多いです。海外のお客さんもたくさん来て頂いています。ぜひ一度遊びにきていただけたら嬉しいです。

茶圓勝彦氏プロフィール

1961年2月12日生まれ。砂像彫刻家・鳥取砂丘 砂の美術館のプロデューサー。
鹿児島県南さつま市出身。武蔵野美術大学卒業。
WSSA 主催砂像世界選手権シンガポール大会にて優勝し、砂像制作が盛んなヨーロッパ、アメリカの他、
中国などアジア各国も含め25か国のコンテスト、エキシビションに参加し入賞。
2009年「ニューズウィーク日本版」の「世界が尊敬する100 人の日本人」に選ばれた。

鳥取砂丘“砂のスター・ウォーズ”

砂像は水で固めた砂の塊を彫る彫刻芸術。素晴らしい芸術作品でありながら、崩れやすく、その姿を永遠に維持することができなく、美しさや躍動感を秘める注目のアート作品。

展示期間:2015年12月末までを予定
展示場所:鳥取県 鳥取砂丘市営駐車場
砂像サイズ:高さ3.4m×幅7.4m×奥行4,2m /総重量160t


映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
大ヒット上映中

監督:J.J.エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン


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Star Wars (C) & TM 2015 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

Star Wars (C) & TM 2015 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』

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