[Alexandros]川上洋平のTSUTAYAで迷ったらコレを観よ!

『追憶と、踊りながら』

TSUTAYA常連の[Alexandros]川上洋平が新作DVDをご紹介! 今月は、初老の中国人と英国人青年の交流を描いた心温まるドラマ。

『追憶と、踊りながら』

『追憶と、踊りながら』

舞台はロンドン。恋人を亡くしたゲイの男性が、友人を装って恋人の母親を訪ね、英語が話せない彼女とのコミュニケーションを通して悲しみを分かち合う。

2.3 RENTAL
'14年・英
監督・脚本/ホン・カウ
出演/ベン・ウィショー、チェン・ペイペイ、アンドリュー・レオン

誰かを愛する喜び、失う悲しみは万人共通

予備知識がまったくないまま鑑賞したのですが、とてもよかった。静かに、でも熱く胸を打つ映画でした。

『007 スペクター』のQ役のおしゃれ野郎、ベン・ウィショーが、リチャードというゲイの英国人役で主演しています。この映画でもこじゃれています。特にワークシャツの着こなし方は秀逸です。そしてもう一人の主人公である初老の中国人女性ジュンを『グリーン・デスティニー』などで知られるチェン・ペイペイが演じております。物語は、この二人の心の交流が中心。言葉が通じない者同士の共通点は「大切な人が同じである」ということ。その人物はカイ(レオン)という男性。ジュンにとっては息子。リチャードにとっては恋人。そう、リチャードとカイはゲイカップルなのです。リチャードたちはそれをジュンに告げることがなかなかできず、悩んでいました。その矢先にカイが交通事故で亡くなってしまい…。

物語の真相がゆっくりとはがれるように語られていく、そんな進行具合がとても心地よいです。そういったセンスも初の長編映画とは思えないホン・カウ監督の持ち味なのかなと感じました。切ないテーマを敷きつつも、遺された者の生き方、そしてそのつながりを美しくしっとりと描いています。最初は他人事のように映りますが、段々と身近に感じるようになってきます。国籍や性別、文化の違いはあれど、誰かを愛する喜び、失う悲しみは共通。そこからまたつながっていき、明日を見失ってはいけない、そんなシンプルなメッセージを説教くささなしに語りかけてくれます。

とにかく終始眉間にしわが寄ったチェン・ペイペイの演技がいい! 自分の気の強い母親と重なり、リチャードの気持ちがわかってしまいました(笑)。それ以外にも、ジュンに恋心を抱く初老の英国紳士や不思議な魅力を持つ通訳のアジア人女性。すごくいい雰囲気が漂っていました。しっとりとしたいい映画です。ぜひご覧あれ。

© Lilting production Limited / Dominic Buchanan Productions / Film London 2014

◆PROFILE

[Alexandros]A写
個人写真

ツアー終わったー!

[Alexandros]

'01年結成の4人組ロックバンド。メンバーは川上洋平(Vo &G)、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)。現在までにシングル11枚、アルバム5枚、映像4作品をリリース。

●今後のスケジュール
[ライヴ]
Welcome![Alexandros] LIVE 2016
■3月7日 なんばHatch
■3月8日 Zepp Nagoya
■3月10日 新木場STUDIO COAST

[レギュラーTV番組]
毎週月曜22:00〜 「Welcome! [Alexandros]」 (SPACE SHOWER TVにて)

[Alexandros] オフィシャルサイト

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