新作映画『オデッセイ』を観るべき3つの理由―映像×ドラマの相乗効果がすごい!

(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

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『オデッセイ』ってどんな映画?

宇宙飛行士のマーク・ワトニーは、火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまう。奇跡的に一命を取り留めるも、ワトニーの死を確信した仲間たちが、探査船で火星を去った後だった。水も通信手段もなく、残された食料は31日分。しかも、探査船が再び火星にやって来るのは4年後…果たして、ワトニーの運命は? 巨匠リドリー・スコット監督とマット・デイモン『ジェイソン・ボーン』シリーズ)が初タッグを組んだサバイバル超大作。第88回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など7部門にノミネートされている。

観るべき理由:1―火星でジャガイモ栽培? 前代未聞のサバイバル術

もしも、たったひとり火星に取り残されたら? そんな絶望的な状況下で、主人公が繰り広げる驚きのサバイバル術が最大の見どころ。宇宙飛行士としての身体能力はもちろん、「植物学者でエンジニア」であるワトニーは専門知識を駆使して、水を生み出し、ジャガイモの栽培を始めてしまう! もちろん、これらの描写は宇宙理論に裏打ちされており、SF映画というより、“火星の日常”をリアリティショーのような切り口で描いている点が斬新だ。また、ワトニーのもうひとつの“武器”が、超がつくほどのポジティブ思考。どんな困難も、持ち前の精神力と平常心で乗り越えてしまう姿を見ると、日頃のささいな悩みが吹っ飛んでしまうこと間違いなし!

観るべき理由:2―今は亡きデビッド・ボウイの名曲が、物語を盛り上げる

火星の衛星画像を分析した結果、ワトニーが生きていることが判明。通信手段の復旧も手伝い、地球では国を超えたワトニーの救出作戦が動き始める。そんな胸踊る本作の名シーンに流れるのが、先日亡くなった世界的ミュージシャン、デビッド・ボウイの名曲「スターマン」だ。明るく開放的なメロディに、宇宙へのロマンを歌い上げたこの曲は、「彼が空で待っている」というサビのフレーズが『オデッセイ』に驚くほどマッチしている。遺作となったアルバム「★(ブラック・スター)」の発売2日後にこの世を去り、文字通り、星になったボウイが、火星から地球の距離=2億2530万キロを浮遊している…。そんな風に想像するだけで、思わずグッときてしまう。

観るべき理由:3―御年78歳の巨匠リドリー・スコット、最大のヒット作!

圧倒的なビジュアルセンスで今もなお、映画界に君臨するリドリー・スコット監督。御年78歳の超ベテラン監督にとって、『オデッセイ』はキャリア最高の興行的成功を収める作品となった。もちろん、本作でもディテールにこだわりまくった力強い映像美は健在。NASAの協力も得て、今まで誰も見たことがない“宇宙”を創造した。それ以上に主人公の孤独な戦い、一度は彼を置き去りにしてしまった仲間たちの葛藤と再挑戦、そして地球上で救助を見守る70億人の願いが結実する壮大なヒューマンドラマが胸を打つ。映像×ドラマの相乗効果をここまで引き出し、傑作『オデッセイ』を誕生させたスコット監督が、アカデミー賞監督賞候補から漏れてしまうなんて、信じられない!

(文・内田涼)


映画『オデッセイ』
2016年2月5日(金)TOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー
3D限定前夜特別上映実施決定!(一部劇場を除く)

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アーティスト情報

リドリー・スコット

生年月日1937年11月30日(80歳)
星座いて座
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マット・デイモン

生年月日1970年10月8日(48歳)
星座てんびん座
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