新井浩文の父親はギャンブラー、菅田将暉の父親は神童!? ―映画『星ガ丘ワンダーランド』プレミア試写会&舞台挨拶レポート

あ

映画『星ガ丘ワンダーランド』のキャスト陣と柳沢翔監督(左上)

来月3月5日(土)に全国公開を迎える映画『星ガ丘ワンダーランド』。本作は、乃木坂46のPVなど、話題の映像作品を次々に手掛けてきた人気クリエイター・柳沢翔の初監督作品。キャストには、中村倫野、佐々木希、木村佳乃、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊という豪華な俳優陣が名を連ねている。その公開を目前に控えた2月10日(水)、本作のプレミア試写会が都内で開催され、上映前に行われた舞台挨拶に、柳沢監督、中村、佐々木、木村、菅田、市原、新井、松重が登壇した。

本作は、星ガ丘駅の落とし物預かり所で働く青年・温人(中村倫也)のもとに届いた、20年前に姿を消した母(木村佳乃)の突然の訃報をきっかけに、温人の兄(新井浩文)、そして母が再婚した家族の子供たち(佐々木希&菅田将暉)、元夫(松重豊)らが絡み合う複雑な人間ドラマを通じて、家族に秘められた真実が明らかになっていく様を描く作品。

中村

豪華キャストの中心で主演を務めた中村倫也

CMディレクターとして活躍してきた柳沢監督は、初の長編映画となった本作の撮影を振り返って、「(コマーシャルと比べて)、役者の皆さんと接する距離が近かったので、すごい楽しかったですね」とコメント。苦労した点については、「コマーシャルは大体コンテ文化なので、脚本というものに僕が慣れていなくて。コンテと脚本を両方作ることになったんです。最初はちょっと大変だ遇ったんですが、やっていて楽しくなったというか、勉強になりました」と振り返った。

主演を務めた中村は「かれこれ4年くらい前からプロデューサーの方と『何かやろう』と動き出していたんですけど、待てど暮らせど何も言われなかったので、『あ、やらないんだな』と思っていたら、急に『紹介したい人がいる』と言われて会ったのが柳沢監督で、『あ、動いていたんだ!』と思って。ちょっとしたら脚本が来て、こんな豪華な皆さんの名前が挙がってきて、びっくりしましたね」と意外な製作の過程を明かした。

すっぴんでの出演を「新鮮だった」と振り返った佐々木

すっぴんでの出演を「新鮮だった」と振り返った佐々木希

本作にほぼすっぴんで出演していることが話題を呼んでいる佐々木は、「なかなか、こういうすっぴんに近い役とかも、あまりなかったので、すごく新鮮でしたし、新しい佐々木が見れるんじゃないかな」とはにかんだ。複雑な役どころの母親を演じた木村は、撮影監督の今村圭佑が、撮影時は23歳(くらい)だったことに驚いたことを明かし、「最初お会いした時は、『スタイリストさんのアシスタントさんかな?』と思うくらいお若くて」と告白。そして、「監督も私より全然お若いんですけど、次世代が作られた映画で…。私は、参加できてすごく誇りに思っています」と笑顔を見せた。

自身の役どころをしみじみと語った松重

自身の役どころをしみじみと語った松重豊

トークで盛り上がる会場を見渡した松重が、「映画、暗いですよ」と暴露すると、場内は爆笑。「思いっきりヘビーだと思うんですよね。プラカードとか、いろいろ持っている方も、帰りどうしていいか分かんなくなるんじゃないかな(笑)」と冗談交じりに続けた松重だったが、自身が演じた役については、「僕としては、自分たちの喪失感とか、そういうものが映画に投影されていればと思っていたんですけど、気づいたら親の世代になっていて。子供たちが色々なものを失っているんだということに愕然とする父親の心境が、本当に自分とダブって」と感慨深い様子。

s

左上から時計回りに、菅田将暉、市原隼人、佐々木希、中村倫也

当日は、本作が親子についての映画であること、バレンタインデーが近いことにちなんで、木村と松重以外のキャストが「うちの親自慢」をフリップに書いて発表し、最も印象に残った「親自慢」をしたキャストに特製のチョコレートが贈られるというコーナーも。まず最初に注目を集めたのは、新井が書いた、「父親が賭け事大好き」。これについて新井は、単身赴任していた父親に、「何をしているの?」と電話で訊くと、パチンコや麻雀の音が聞こえているにも関わらず、「仕事中」と答えていたというエピソードを明かし、会場を沸かせた。

あ

左上から時計回りに、柳沢監督、松重豊、新井浩文、木村佳乃

「『いいとこって何だろうな?』と思ったんですけど、やっぱり、実家に帰りたい理由ってこれかな」という言葉に続けて佐々木が見せたのは、「手料理」の3文字。佐々木が「母親の手料理って、すぐに食べられないので」と話すと、菅田から「何が美味しいですか?」と質問が飛ぶ。これに「炊き込みご飯とか」と答えた佐々木だったが、菅田は「何を炊き込んでるんですか?ちょっとだけ教えて?」と悪ノリを見せ、これに「鶏とか…ゴボウとか」と佐々木が応じると、さらに菅田が「美味しそう~。ゴボウは?」とボケを見せ、佐々木が「今言ったから!聞いてないでしょ!」と突っ込むなど、2人は漫才のような掛け合いを見せ、これには会場も大盛り上がり。

父親の神童ぶりを披露した

父親の神童ぶりを披露した菅田将暉

「天才」という2文字を掲げた菅田は、父親が「小さいころから神童って呼ばれていたらしくて…」と語り始め、小学生の頃に町で開かれた将棋大会で、6段のプロ棋士に勝ったことや、現在はコンサルティングの仕事をしていることなどを紹介し、「未だに喋っていても追いつかない」とコメント。劇中で温人が心を許す友人を演じた市原は、力強く書かれた「優、強」を披露。やんちゃだった少年時代から優しく育て上げてもらったことに感謝していることや、「人は誰でもね、考え方ひとつでヒロインになれるのよ」という一言に感銘を受けて、「この人の子供に生まれてよかったな」と感じたと語った市原には、他のキャスト陣も、「一番ちゃんとしてる」「反省しちゃった」と尊敬の眼差しを向けていた。

市原

劇中ではキーパーソンを演じているという市原隼人

木村、松重、柳沢監督による審査の末にチョコを受け取ったのは、父親が建築関係の仕事をしていて、自身が知らぬ間にたびたび実家をDIYしていたという親自慢をした中村。選考理由について柳沢監督は、「主役だからです」とまさかの一言。これには菅田が、「親関係ねー!(笑)」と鋭いツッコミを入れるも、中村は「主役で良かった~!」とご満悦の様子。

あ

主役の特権で特製チョコをゲット!

最後には、中村が「(本作は)モントリオール国際映画祭にも行きまして、文化も言葉も違う海を越えたところで、色々な人が、『とても良かった』と目を潤ませながら言ってくれました」、柳沢監督が「少し不思議な時間軸で進んでいく、セリフも少ない映画なので、幅というか、余白を意識して作りました。予告でミステリーと打っているんですが、ミステリーとして捉えなくてもいいかなと思っています。もちろんミステリーとしても見てもらいたいんですが、そこも含めて、自由に見てもらえたら」と本作の魅力をそれぞれアピール。会場に詰めかけた多くのファンからの声援を受けながら、柳沢監督とキャスト陣は降壇し、大盛況の舞台挨拶は幕を閉じた。

(取材・文:岸豊)


映画『星ガ丘ワンダーランド』

2016年3月5日(土)、全国ロードショー

出演:中村倫也、新井浩文、佐々木希、菅田将暉、杏、市原隼人、木村佳乃、松重豊

監 督:柳沢翔

脚本:前田こうこ、柳沢翔

製作:「星ガ丘ワンダーランド」製作委員会

企画・制作:アルケミー・プロダクションズ

制作プロダクション:スタジオブルー

配給:ファントム・フィルム

(C)2015「星ガ丘ワンダーランド」製作委員会

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

佐々木希

生年月日1988年2月8日(31歳)
星座みずがめ座
出生地秋田県

佐々木希の関連作品一覧

菅田将暉

生年月日1993年2月21日(26歳)
星座うお座
出生地大阪府大阪市

菅田将暉の関連作品一覧

市原隼人

生年月日1987年2月6日(32歳)
星座みずがめ座
出生地神奈川県川崎市

市原隼人の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST