室生犀星の幻想文学の映画化作品『蜜のあわれ』舞台挨拶つき先行上映会開催!

(左から)石井岳龍監督、二階堂ふみ、穂村弘

(左から)石井岳龍監督、二階堂ふみ、穂村弘

金沢三文豪の一人である室生犀星が、晩年に発表した小説「蜜のあわれ」が、映画『蜜のあわれ』として2016年4月1日より全国公開。室生犀星自身を想起させる老作家と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚との無邪気かつエロティックな触れ合いを描いた、幻想文学を映画化した本作。文学的な魅力に溢れる本作が、2日より丸の内ビルで開催中の「東京国際文芸フェスティバル」の一環として、主演の二階堂ふみと石井岳龍監督、そして原作ファンの歌人の穂村弘氏を招いて舞台挨拶つき先行上映会を行った。

原作の大ファンである穂村弘は、本作を観た感想を求められ、まず「映像化したことにびっくりした」と一言。「原作を読み、読む人すべての頭のなかに、それぞれの理想の少女、金魚像が浮かび上がる。これは言葉だから成立するものだと思っていたが、それを見事に映像で作り上げているとは驚きました」と絶賛する。

それを受けた石井監督は、二階堂ふみの存在が本作の映像化には必要不可欠だったと語った。「映画は小説とは違い、生身の人間が演じた者を、周りの人間たちが形にする。だから、嘘がつきにくいんです。嘘とリアルの隙間をうめる演技こそが、観客の心をつかむと思います。二階堂さんはそれを実に上手くこなしてくれました」

大杉漣演じる老作家との関係性についても話が及んだ。穂村弘は「“あたい”って可愛く言うのも難しいのに、二階堂さんはすごいですね。金魚と老作家という、残された命が短いふたりの、命がけのイチャイチャ。人が本当に望んでいるものや、最後まで捨てられないものが浮かび上がる気がして目が離せなくなります」と語る。“命がけのイチャイチャ”の相手である老作家を演じた大杉について二階堂は、「撮影期間、休みの日に一緒に出掛けたんです。帰りに大杉さんの好きなパン屋さんに寄って、とても喜んでらして。その姿を見て、このチャーミングな姿があの愛嬌のある老作家につながったのかと思いました。」と笑いを誘った


映画『蜜のあわれ』
4月1日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー

原作:室生犀星「蜜のあわれ」
脚本:港岳彦
監督:石井岳龍
出演:二階堂ふみ、大杉漣/真木よう子/韓英恵、上田耕一、渋川清彦、高良健吾/永瀬正敏

このタグがついた記事をもっと見る

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

二階堂ふみ

生年月日1994年9月21日(24歳)
星座おとめ座
出生地沖縄県那覇市

二階堂ふみの関連作品一覧

室生犀星

生年月日1889年8月1日(72歳)
星座しし座
出生地石川県

室生犀星の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST