李相日監督の熱烈オファーを快諾! 吉田修一原作・映画『怒り』の音楽を坂本龍一が担当

『怒り』第2弾ポスター

映画『怒り』/(C)2016「怒り」製作委員会

原作:吉田修一、監督・脚本:李相日の映画『怒り』が9月17日(土)より全国公開される。SNSやモバイルの発達により、家族や友人、ときに愛する人でさえ、簡単に疑ってしまう不信の時代に“信じる”とは?という根源的な問いかけを一つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリー。渡辺健を主演に迎え、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮﨑あおい、妻夫木聡といった豪華キャストが出演。その中でも今回、新たなビッグネームが発表された。

日本が世界に誇る 音楽家 坂本龍一も参戦

坂本龍一

今回参加が発表された坂本龍一、本作ではどのような音楽で映画を彩るのか?/Photograph by Chad Kamenshinv

戦場のメリークリスマス』(1983年)『ラストエンペラー』(1987年)数々の受賞歴を持つ音楽家坂本龍一。近年では、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作品『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を担当し、常に革新的なサウンドを追求する姿勢が世界的評価を得ている。

この度、李相日監督たっての願いで、坂本に『怒り』の音楽を依頼。「たぎるような怒りと、すべてを諦め冷めてしまった怒り、人を信じる気持ちと、信じられないと思う気持ち。揺れる登場人物たちの感情を、冷静な世界からエモーショナルに音楽を描けるのは、世界においても坂本龍一しかいなかった」と川村元気プロデューサーはそのオファーの真意を語った。

若く才能豊かな李相日監督の熱烈なオファーを坂本は快諾。李監督と、度重なるディスカッションを重ね、音楽制作は進行していった。「常に妥協を許さない李監督の姿勢に、何度も何度も直しを要求されたけれど、音は直す度に確実に良くなっていった」と、坂本は語っている。

「坂本さんは映画に魔法をかける」

オーケストラの楽員からも

オーケストラの楽員は「坂本さんは特別な方です」とその存在感の大きさを語る

音楽収録は、今年3月6日(現地時間)、米ワシントン州ケンモア市にて行われた。収録には『レヴェナント:蘇えりし者』でも坂本とタッグを組んだノースウェスト交響楽団のメンバーが参加。オーケストラの楽員は、「坂本さんの音楽を言葉で表現することなど到底無理ですね。ただ曲に引き入れ包み込み、巧みに設計された音によって、聴いた人間に考える力をもたらし、音楽の世界で旅に連れ出してくれるということは言えます。それは最初の音譜から最後の音譜まで。彼の音楽によって映像作品がより魅力的になる。まさに魔法にかけられた感じ」とコメント。

李監督も、「音ひとつひとつの響き、厚み、深みが想像以上に感情表現している。聴かせていただいた音楽の力で何ステップも映画(の質)が上がっていく瞬間をじかに見せていただいた。責任がさらに増している感じがあります。嬉しい責任ですけどね」と坂本の紡ぎだす映画音楽の魅力について語った。

世界的チェロ・デュオ2CELLOSも演奏に参加

2CELLOS

2CELLOSと坂本とのコラボも必見!

また今回、坂本が作り上げた主題曲をクロアチア出身チェロ・デュオ=2CELLOSが演奏することが決定。2011年に2本のチェロだけでマイケル・ジャクソン「Smooth Criminal」を演奏し、圧倒的なパフォーマンスで一世を風靡した2人。今年7月に開催されるFUJIROCK FESTIVAL’16への出演も決定している。大注目の彼らと坂本龍一氏とのコラボレーションも楽しみのひとつだ。

坂本が、「パワフルな映画になった」と評するように、まさに今年の日本映画の金字塔となる作品になるのではないだろうか。豪華出演陣が集う本作、坂本の参加発表でさらに期待が高まる。


映画『怒り』
9月17日(土)より全国東宝系にて公開

原作:吉田修一(「怒り」中央公論新社刊)
監督・脚本:李 相日
出演:渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野 剛
広瀬すず 佐久本宝 池脇千鶴 ピエール瀧 三浦貴大 高畑充希 原日出子
宮﨑あおい 妻夫木 聡

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

坂本龍一

生年月日1952年1月17日(67歳)
星座やぎ座
出生地東京都中野区

坂本龍一の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST