『日本で一番悪い奴ら』と併せて観たい! 極悪な刑事・警察官を描いた映画3選

(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会

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北海道警察で悪行の限りを尽くした極悪刑事の半生を描いた、綾野剛主演の映画『日本で一番悪い奴ら』が6月25日より全国公開中だ。今回は、『日本で一番悪い奴ら』と併せて観たい、 極悪な刑事・警察官を描いた映画を3本紹介する。

名優ゲイリー・オールドマンの怪演に身震いが止まらない

『レオン』/監督:リュック・ベッソン

<あらすじ>ニューヨークで暮らす殺し屋のレオン(ジャン・レノ)は、悪徳刑事のスタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)によって殺される寸前だった少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)を保護する。マチルダとの共同生活をはじめたレオンは、彼女に頼まれて殺しのテクニックを伝授するのだが、いつしか深い愛情を抱くようになり…。

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親子としてなのか、それとも男女としてなのかが曖昧なレオンとマチルダの関係性、そして悲劇的なラストが多くの映画ファンを虜にした傑作中の傑作。そんな本作の屋台骨となっているのが、オールドマン演じるスタンフィールドだ。神経質そうな振る舞い、突然見せる感情の爆発、猟犬のような嗅覚。何を考えているのかわからない、本当に恐ろしい男であるスタンフィールドが、徹底して悪の立場に立つからこそ、レオンとマチルダのラブストーリーは輝く。

デンゼル・ワシントン史上最高クラスのはまり役!

『トレーニング・デイ』/監督:アントワン・フークア

<あらすじ>ロサンゼルス市警・麻薬取締課に配属された新人刑事ジェイク(イーサン・ホーク)は、抜群の検挙率を誇るベテラン刑事のアロンソ(デンゼル・ワシントン)に1日同行することに。目標とすべき男の登場を喜ぶジェイクだったが、アロンソは犯罪者を逮捕するためなら、自ら法を犯すことも厭わない男だった…。

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最初こそ親しみやすい笑顔を見せるアロンソだが、内側に隠された獰猛な一面は実に恐ろしい。その変貌を体現するワシントンの演技が放つ迫力は凄まじく、その一挙手一投足には自然と引き込まれる。犯罪者を暴力と法を盾に支配し、裏社会を統治するアロンソはまさに悪の帝王といったところで、本作の公開まで善人役のイメージが強かったワシントンは、ファンをいい意味で裏切った。アロンソの姿に戸惑いや葛藤を見せていたジェイクが終盤にかけて見せる熱い男気、その後に展開されるスリリングな銃撃戦も秀逸。

腐り切った警察組織との戦い

『エリート・スクワッド ~ブラジル特殊部隊BOPE~』/監督:ジョゼ・パヂーリャ

<あらすじ>“殺人部隊”の異名を取るブラジルの軍特殊警察“BOPE”を率いるナシメント大佐(ワグネル・モウラ)は、刑務所内での暴動鎮圧に失敗したことが原因で、公安局へ転属となる。そこで警察組織内部にはびこる驚くべき腐敗構造を発見した彼は、様々な情報網を通じてこれを根絶しようとするのだが…。

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悪い刑事・警察官を描く映画のほとんどは個人を描くが、本作が描くのは集団によって構成されるシステムとの戦い。個をたたくのは簡単だが、次から次へと頭が変わるシステムを潰すのは実に難しい…この真実を、本作はありありと物語っている。ゲリラ的に展開される銃撃戦、過剰な暴力を伴う取り調べなど、血なまぐさいイメージの連続には圧倒されること必至。腐敗を潰そうとしていたナシメントが、知らず知らずのうちに腐敗の増長を手助けしてしまっていたという皮肉な展開も上手い。

(文:岸豊)


映画『日本で一番悪い奴ら』

大ヒット上映中

原作:稲葉圭昭「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社文庫)
監督:白石和彌
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
主演:綾野剛
企画:日活・フラミンゴ
製作:日活
配給:東映・日活

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アーティスト情報

ゲイリー・オールドマン

生年月日1958年3月21日(61歳)
星座おひつじ座
出生地ロンドン

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デンゼル・ワシントン

生年月日1954年12月28日(64歳)
星座やぎ座
出生地

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