新作映画『シン・ゴジラ』を観るべき3つの理由――原点回帰を果たした規格外のスペクタクル巨編

(C)2016 TOHO CO.,LTD.

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『シン・ゴジラ』ってどんな映画?

東京湾、羽田沖で突如、東京湾アクアラインが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生。地震や海底火山が原因だとする意見が大勢を占めるなか、内閣官房副長官の矢口蘭堂だけが、海中に住む巨大生物の可能性を指摘する。矢口の意見は一蹴されるが、その直後、海上にナゾの巨大生物が姿を現し、鎌倉に上陸。次々と町を破壊し、歩みを進める。自衛隊はゴジラと名付けられた生物との戦闘に臨むが…。

観るべき理由:1――数字が物語る規格外のスケール感

第1作『ゴジラ』(1954年公開)で産声を上げてから、早60年以上。過去に国内で計28作品が製作され、14年にはハリウッド版も大ヒットを記録した“キング・オブ・モンスター”が国内製作シリーズとしては12年ぶりの復活を果たした。まさに新生“シン・ゴジラ”。そのスケールも規格外だ。

ゴジラの体長はシリーズ最大となる118.5メートル! 出演キャストは主人公・矢口を演じる長谷川博己、竹野内豊、石原さとみをはじめ、総勢328人(そのなかには前田敦子の名前もあるが、果たしてどのシーンか気づけるか?)。脚本も手がける庵野秀明総監督をはじめ、監督・特技監督の樋口真嗣、准監督・特技統括の尾上克郎というトリプル監督体制で、総勢1000人以上のスタッフが血肉を注いだ。そして先日、世界100の国と地域での配給が決定したばかりだ!

完成披露試写会に登場した庵野秀明監督、石原さとみ、長谷川博己、竹野内豊

完成披露試写会に登場した庵野秀明監督、石原さとみ、長谷川博己、竹野内豊

観るべき理由:2――ゴジラの“本質”見つめた原点回帰

当初、総監督のオファーを固辞していたという庵野監督。その理由は「すべての魅力が集約された第1作を超えることはできない」という、特撮に深い造詣と愛情をもつ人物ならではのものだった。それでも「少しでも第1作に近づけることができるなら…」と始動した『シン・ゴジラ』は、「ゴジラが初めて現れた日本を舞台にする」という原点回帰の視点から、突如現れた巨大生物の本質を見つめる作品に仕上がった。

もしも、現代の日本にゴジラが現れたら? 国土が度重なる自然災害に見舞われる“今”だからこそのシナリオが、庵野総監督の徹底したリサーチと豪華キャストによる迫真の演技によって、ドキュメンタリー、政治ドラマ、サバイバル群像劇といった多種多様な様子を内包したスペクタクル巨編としてスクリーンに映し出される。

ゴジラ像

ゴジラ像

観るべき理由:3――庵野秀明「僕自身、救われた気持ち」ついにシン・ヱヴァ始動?

公開を目前に控えながら、その全貌がほとんどシークレットだった本作。先日都内で行われた完成報告会見では、庵野氏の数々の発言が大きな注目を集めた。異例だったのは、庵野氏が開口一番「最初に謝っておきたいのは、『エヴァ』の新作を長らくお待たせしてしまっていること。ファンの皆さんには深く深くお詫びします」と『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の遅れを謝罪した点。その上で「僕自身が、救われた気持ち。これからもエヴァを作り続けることができると思います」と『シン・ゴジラ』完成を機に、再び『エヴァ』の製作に前向きな姿勢を示した姿が、大きな反響を呼んだ。

果たして、『シン・ゴジラ』が庵野氏にもたらしたものとは何か? それを知るだけでも本作は観る価値が大いにあるはずだ。

注目度の大きさは、庵野監督にかかる「エヴァ」への期待の大きさでもある

注目度の大きさは、庵野監督にかかる「エヴァ」への期待の大きさでもある

(文・内田涼)


映画『シン・ゴジラ』
7月29日(金)全国東宝系超拡大公開

長谷川博己 竹野内豊 石原さとみ

脚本・総監督:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
准監督・特技統括:尾上克郎
音楽:鷺巣詩郎

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アーティスト情報

庵野秀明

生年月日1960年5月22日(58歳)
星座ふたご座
出生地山口県宇部市

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石原さとみ

生年月日1986年12月24日(32歳)
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出生地東京都

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