新作映画『ターザン:REBORN』を観るべき3つの理由――主人公の二面性が深みを与える自己解放のドラマ

(C)2016 Edgar Rice Burroughs, Inc. and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

(C)2016 Edgar Rice Burroughs, Inc. and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

『ターザン:REBORN』ってどんな映画?

英国紳士のジョン・クレイトンは政財界に顔が利く一流セレブにして、生後間もなくアフリカのジャングルで動物たちに育てられた数奇な過去を持つ男。そんな彼が、とある外交問題を解決するためコンゴに赴くが、それは現地の利権独占をたくらむ何者かが仕掛けたワナだった。愛する妻を誘拐され、故郷であるジャングルが危機に瀕するなか、ジョンは長年、封印し続けたもう一つの顔“ターザン”を解放され、再び野生の雄叫びをあげる。

観るべき理由:1――現代人にピッタリな“自己解放”のドラマ

SFや冒険小説を数多く執筆したエドガー・ライス・バローズによって生み出され、誕生から100年以上の歴史を誇る「ターザン」シリーズ。ディズニー版アニメをはじめ何度となく映像化もされた“密林の王者”を文字通りREBORNさせたのが本作である。大きな見どころは、主人公ジョン・クレイトン/ターザンという二面性が、ドラマ性を深めている点だ。

地位と名誉を回復し、愛妻にも恵まれた英国紳士が「手にした幸せ」「封印した過去」の狭間で葛藤する姿が丁寧に描かれており(その分、単純なド派手アクション映画を期待すると、肩透かしを食らうかも…)、後半一気に爆発するターザンの野性味に説得力が増し、“自己解放”のドラマとして共感できるはず。何かと窮屈な日々を送る現代人の心に、強いインパクトを残してくれるはずだ。

観るべき理由:2――「ハンサムな顔」常連&タランティーノ作品常連が共演

主演を務めるのは、米映画サイトが選ぶ「世界で最もハンサムな顔100」の常連でもある美形俳優のアレクサンダー・スカルスガルド。知的な風貌と、鍛え上げられた肉体美という“二面性”は本作におけるターザン像そのものであり、まさに適役といえる。日本でも人気が急上昇中で、6月に行われた来日イベントには多くの女性ファンが駆けつけた。妻のジェーンを演じるマーゴット・ロビーは、エミリー・ブラウニング、ミア・ワシコウスカに続き注目されるオーストラリア出身の女優で、『スーサイド・スクワッド』の公開も控えている。

『ヘイトフル・ヘイト』でも共演したサミュエル・L・ジャクソン&クリストフ・ヴァルツというタランティーノ作品常連組が顔を揃えており、それだけで映画ファンなら見逃せない!

観るべき理由:3――[Alexandros]の日本版主題歌が、めっちゃイイ!

近年、ハリウッド映画公開の際、タイアップとして日本人アーティストによる“日本版主題歌”提供がトレンドになっている。しかし、残念ながら楽曲と映画の世界観がマッチしない「誰得?」な結果に終わることも少なくなく、音楽ファン、映画ファン双方から敬遠されてしまうケースも。

そんな中、人気ロックバンド[Alexandros]が『ターザン:REBORN』に提供した新曲「Nawe, Nawe」が壮大な映画のスケール感にマッチしていて、めっちゃイイ!(英語詞という理由もあるが、初めて映画のエンドロールで耳にした瞬間、「これ、本国版?」と思ってしまったほど)。いまやバンドの代表曲となった「ワタリドリ」も映画『明烏』の主題歌だったことを考えると、[Alexandros]と映画との相性そのものがいいのかもしれない。ぜひ、スクリーンで雄大な楽曲に聞き入ってほしい。

(文・内田涼)


映画『ターザン:REBORN』
7月30日(土)丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー他2D/3D全国ロードショー

監督:デイヴィッド・イエーツ(『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1、Part2』ほか『ハリー・ポッター」シリーズ)
キャスト:アレクサンダー・スカルスガルド、マーゴット・ロビー、サミュエル・L・ジャクソン/クリストフ・ヴァルツ
原題:The Legend of TARZAN

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST