飼い主あるある満載で二人も興奮! 映画『ペット』―宮野真守(鷹のタイベリアス役)×梶裕貴(モルモットのノーマン役)インタビュー

ノーマン役の梶裕貴と、タイベリアス役の宮野真守

ノーマン役の梶裕貴と、タイベリアス役の宮野真守

日本でも大ヒットを記録した、黄色いアイツらが大暴れする『ミニオンズ』(ユニバーサル・スタジオ/イルミネーション・エンターテインメント)。そのミニオンたちを生み出したスタッフが再集結し、新たな物語を生み出した。それが本作『ペット』である。

今回、本作に出演する2人の人気声優―宮野真守と梶裕貴に話を聞くことが出来た。動物が主役の映画なので、2人の役どころももちろんペット。しかも鷹(宮野)とモルモット(梶)というのだから、一層興味をそそられるところだが…。

──役が決まった時の感想を聞かせて下さい

宮野:イルミネーション作品は4作目の参加になるので、本当にありがたくて、嬉しかったです。そのなかで、今回はどういったキャラクターなのかなってドキドキワクワクしていたら、“年老いた孤独な鷹”と言われまして、「おぉ(笑)。また全然違う方向性からのキャスティングがきたな!」と。鷹のタイベリアスをどういうふうに表現できるのか、面白そうだなと思いましたね。

梶:イルミネーション作品は過去の作品も拝見させていただいていましたし、ファンでした。まさかそんな作品に自分も役者として関われるとは思っていなかったので、とても嬉しかったですね。モルモットというと、小さくてすばしっこいイメージがあったんですけど、僕が演じるノーマンは「のんきで忘れっぽい」というちょっと変わったモルモットの役。どんな声で演じようかなと思っていましたが、オリジナルの原音ではこの作品の監督が自ら声を当てられていて、さらにその声を機械で加工しているんですね。なので僕の声も加工されているので、少し寂しい気もしつつなかなかない経験なので、それも含めて嬉しいなと思いました。

手前のモルモットがノーマン、後方の鷹がタイベリアス/(C)Universal Studios.

手前のモルモットがノーマン、後方の鷹がタイベリアス/(C)Universal Studios.

──役を演じられて、お互いのキャラクターの魅力はどんなところにあると思いますか?

宮野:ノーマンは、とにかく可愛いですね。ちょっとドジなところや忘れっぽい部分も含めて愛らしいですし、自分の家に帰れなくなっている状況でも屈託なく明るく、笑いながらしゃべっているのが、頬ずりしたくなるくらい可愛いくて。梶くんの声は加工されて高いボイスになっているんですけど、要所要所梶くん節というか、梶くんの魅力がしっかり感じられて。「あぁ、この言い回し梶くんっぽいなぁ」っていうのがいろいろあって、見応えがありました。

梶:タイベリアスは、メインキャラクターのなかで唯一肉食動物というところで、そこがひとつのキーになっていますよね。心は優しいんですけど、どうしても本能として、同行するペットのみんなを食べようとしてしまうという……。(笑)

宮野:いろんな場面でね。

梶:彼が食欲を必死に抑えようとしているところに猛禽類としての怖さも感じつつも、そんな姿がとても可愛らしいなと思いましたね。タイベリアスはけっこうな歳を重ねている鷹なので、原音の声を聴いても渋い俳優さんが声を当てられている中で、そんな役を宮野さんが演じられるということを聞いて、最初とても驚きました。完成版を観たら、「どこから声出してるんだろう!?」って。(笑)「もう、宮野さんにしかできないな」というようなお芝居になっていて感動しました。

宮野:ありがたい…うれしい!!

──ちなみに、本作に登場するキャラクターのなかで、お二人が一番好きなキャラクターは?

宮野:自分らのはね、今もう魅力を語らせていただいたので、違うところでいくと、ギジェット(ポメラニアン)めっちゃ可愛かったなって。

梶:そうですね。キャンキャン言ってて。(笑)

宮野:めちゃめちゃ可愛くって。で、ギジェットは僕らと同行するメンバーで、彼女がリーダーシップをとってマックスのために頑張る姿とかすごく健気だけど、実はめっちゃんこ強い(笑)。キャラクターの表現の仕方や動き、コミカルさやシリアスさが、いろいろバランスよく入っているのがイルミネーション作品の面白さだなと思いますし、ギジェットの吹替えをした沢城みゆきさんが、すごくいい味を出していたなと思って感動しましたね。あとは、タイベリアスが何かを食べたくなって、それをいちいちギジェットに怒られてる姿が、なんか普段の僕と梶裕貴と沢城みゆきの関係性みたいな(笑)。

梶:あぁ、近いもはあるかもしれないですね~。

宮野:梶くんをいじって、沢城にツッコまれてっていう面白い関係性が出来上がっていて、「…はっ!」と思ったりもしました。これは“声優あるある”ですね(笑)。

梶:(笑)。確かに近いものはある。

タイベリアスとギジェット/(C)Universal Studios.

タイベリアスとギジェット/(C)Universal Studios.

──梶さんはどうですか?

梶:スノーボール(ワケありのウサギ)ですかね。大先輩の中尾隆聖さんが声を当てられていて。スノーボールは“元ペット軍団”のボスで、可愛い見た目にもかかわらず内面がすごく凶暴なんですが…、でもどこか憎めない可愛らしさがあって、(中尾さんの声は)スノーボールのイメージと本当にぴったりで。一緒にいる彼の仲間達も悪の存在として描かれているけれども、どこか可愛いなと思ってしまったり。同時に、「あれは人間たちがペットとちゃんと向き合えていないからこういうことになってしまっているんだ」という、ちょっとしたメッセージ性も感じさせますよね。

宮野:うん、考えさせられる。

梶:微笑ましくも、ちょっとシリアスな面も感じられる気がするので、敵キャラたちも愛らしくもあり、とても重要なキャラクターだなと思います。

宮野:うれしいよね。隆聖さんのボイスのキャラクターと敵対できるって。僕らからしたら物心ついた頃から隆聖さんが演じる敵役というか、かたき役というか(バイキンマン、フリーザなど)、そういうので育ってきているので。

梶:幼い頃から今に至るまで、ずっとこう僕らの敵(?)として……(笑)

宮野:そうそう(笑)。そして僕らの前にこんな可愛く立ちはだかってくれて、光栄でした。

梶:すごく嬉しかったですね。

スノーボール。吹き替え版では日本人にはお馴染みの声が聞ける/(C)Universal Studios.

スノーボール。吹替え版では日本人にはお馴染みの声が聞ける/(C)Universal Studios.

──宮野さんも梶さんもペットを飼われた経験があるとのことで、実際、飼ってるからこそ分かるこの映画の共感部分はどんなところでしょう?

宮野:物語の根本的な部分は「人間とペットの愛情ってどんなものだろう」と感じさせてもらえるところが多いと思うんですけど、それだけじゃなくて、ペットたちの細かい仕草とかまでもが研究されていますね。例えば、本当に細かいんですけどメル(パグ)が「ワウ!ワウ!」って吠えたあとに下の歯だけブッて出ちゃうみたいな(笑)。

梶:(笑)。そう!

宮野:超細かいところまで研究して、動物の動きを作っているんだなっていうのがわかるので、ペットを飼っている人だったら、もう、ずっとクスクス笑いながら「あるある!」って彼らの動きに対してワクワクしちゃうんじゃないのかなって思いますね。直前まで真面目な話をしていたのに、目の前に現れた蝶々に夢中になっちゃう犬たちとか。「蝶々、蝶々、蝶々、蝶々!」みたいな(笑)。すごく可愛いなと(笑)。

梶:ほんと、あるあるだらけですよね。飼い主が通るたびに「遊んでくれるのかな?」と立ち上がって「違うのかぁ…」って寝たり、また来たらまた立ち上がったり…。ちょっとしたクッションとかを見つけると、すぐその上に顔だけ乗っけてみたりとか、ペットを飼っている人だったら「あー!うちの子もやる!」というシーンが、たくさん登場するはずです。僕は犬とハムスターを飼ったことがありますが、猫だったり鳥だったり、他の動物を飼ったことがある方は、その動物ならではの『動物あるある』を見つけて、楽しんでいただけるのかなと思います。

宮野:梶くんちのハムスターは、実際脱走したそうなんで…。

梶:そうですね。無事、ちゃんと見つかったので良かったですけど(笑)。

宮野:「あーっ!」って思うんじゃないですか、映画でノーマンをみた人は。「抜けだすよね~」って。

梶:ハムスターを飼っている方は、絶対何回か脱走されたことあると思うんで…。

この表情の先にあるのは…/(C)Universal Studios.

この表情の先にあるのは…/(C)Universal Studios.

──そのペットあるあるが詰まった本作を楽しみにされている方々にメッセージをいただけますでしょうか

宮野:動物たちの動きが可愛すぎて、とにかく笑えるんですよ。実際の動物たちの動きから推測される会話や、行動のパロディですごくワクワクできるというか。「え、お前もやってたのか!?」みたいに、思わず自分のペットに話しかけたくなっちゃうくらい、この作品には本当に華やかなエンターテイメントの世界が広がっている。ご家族で楽しめる映画になってるんじゃないかなって思いますね。

梶:イルミネーション作品らしく、ド派手で賑やかで、終始笑わされつつも、どこか考えさせられたり、涙してしまうようなシーンが詰まっている素敵な作品だと思います。僕はノーマンを演じたのもあってか、もともと顔つきが齧歯類…ネズミ系だと言われることがあるんですけれども…(笑)

宮野:そう?

梶:そうなんです…(笑)。まぁ、本当にたくさん色々な動物たちが登場するので、きっと自分に似てるキャラクターも発見できるんじゃないのかなと。観終わったあとに「自分はどの子に近かった」みたいな話で盛り上がれるような作品です。老若男女、幅広くどなたでも楽しんでいただけると思いますので、ぜひ劇場でご覧ください。よろしくお願いします!


映画『ペット』
大ヒット上映中

声の出演: 設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、佐藤栞里、永作博美
宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖、銀河万丈、山寺宏一 他

監督:クリス・ルノー、ヤローウ・チェイニー
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー
原題:The Secret Life of Pets/全米公開7月8日[予定]
配給:東宝東和

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

宮野真守

生年月日1983年6月8日(35歳)
星座ふたご座
出生地埼玉県

宮野真守の関連作品一覧

梶裕貴

生年月日1985年9月3日(33歳)
星座おとめ座
出生地東京都

梶裕貴の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST