<インタビュー>映画『超高速!参勤交代 リターンズ』内藤政醇役・佐々木蔵之介

佐々木蔵之介

幕府に突然の参勤交代を命じられた弱小貧乏藩の奮闘をつづり、大ヒットした時代劇コメディの続編『超高速!参勤交代 リターンズ』がDVDで登場。主演の佐々木蔵之介が映画の舞台裏を語る。

彼らが必死に走る姿はチャーミングで尊く、美しい

前作が公開された1ヵ月後には続編のお話が出ていたみたいですが、少しヒットしたからとは言え、やめといた方がええんちゃうって思いました(笑)。でもプロデューサーからは「行きが参勤なんで、帰ってください」と言われて(笑)。だったら今回は、前作でやり切った分をはるかに超えて、やり過ぎるしかないという勢いで演じました。

時代劇は、言葉はもちろん、所作であったり着物であったり、いろいろと縛りがあるイメージが強かったのですが、この作品で、時代劇はある意味自由なんじゃないかと思いましたし、演じる側としても新たな可能性が見えた気がします。時代劇でゾンビ風のメイクをするのも普通ならあり得ないんですけど、「やっちゃえ!」って、顔を緑に塗って白目をむいて、舌まで出して(笑)。いわき弁も前作より濃い目で、「もうちょっとマイルドにしてください」と音声さんに言われたくらい。殺陣のシーンも、実際にはあの何倍もやっているんですけど、映画に使われているのはごくわずか。すごくぜい沢ですよね。あとは、大岡忠相を古田新太さんが演じるというのもこの映画ならでは。斬新なキャスティングで、決まったときは思わず「やった!」とガッツポーズしましたね(笑)。

タイトルの面白さにひかれて観てくれた若い人たちには「時代劇ってエンターテインメントなんだ!」と感じてもらいつつ、往年の時代劇ファンの方々にも「チャンバラもしっかりやってるんだね」と言ってもらえましたし、世代を超えて広く受け入れられたことはとても嬉しいです。大の大人がふんどし姿で走っている姿を観るだけで笑ってしまうんですけど、彼らが必死に走る姿はチャーミングでありながら尊く美しい。土や子孫は大事にしようという根底にあるメッセージを、笑いのなかで伝えられるのがこの映画のいいところですね。

どこかで六角さんのふんどしが緩んでいるかもしれないので、ぜひ一時停止しながら観てください。見どころならぬ、“見損”になるかもしれないですけどね(笑)。

◆PROFILE

Kuranosuke Sasaki/ '68年京都府生まれ。'99年に『天国に一番近い男』でTVドラマデビュー。以降、映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』('08)や、TVドラマ『ハンチョウ』シリーズ('09〜'13)など多数に出演。映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』が1月28日より公開。

『超高速!参勤交代 リターンズ』

『超高速!参勤交代 リターンズ』

2.8 RENTAL & ON SALE
'16年・日
監督/本木克英
出演/佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李、柄本時生、六角精児、古田新太、近藤公園、渡辺裕之、中尾明慶、富田靖子、市川猿之助、石橋蓮司、陣内孝則、西村雅彦
【セル】2,800円(税抜)、3,800円(税抜/ブルーレイ)、5,000円(税抜/ブルーレイ&DVD)

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(取材・文:渡邊玲子/撮影:江藤海彦)

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アーティスト情報

佐々木蔵之介

生年月日1968年2月4日(51歳)
星座みずがめ座
出生地京都府

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