【第89回アカデミー賞】マーティン・スコセッシ監督『沈黙』が「撮影賞」にノミネート

『沈黙』

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絶賛公開中のマーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、第89回アカデミー賞にて「撮影賞」にノミネートされた。

本作で、撮影を任されたのは、メキシコ出身の撮影監督ロドリゴ・プリエト。『ブロークバック・マウンテン』(2005)でアカデミー賞撮影賞ノミネートされ、『ラスト、コーション』(2007)ではヴェネチア映画際金オゼッラ(撮影)賞を受賞。今回『沈黙-サイレンス-』で2度目のアカデミー賞ノミネートを果たすことになりました。

プリエトはインタビューで「ニューヨーク出身のマーティンと、メキシコ・シティ出身の私が、17世紀の日本に潜入したポルトガル人宣教師の映画を撮ったのは、実に興味深い。全く経験したことのないチャレンジングな仕事だったが、日本の素晴らしい俳優やスタッフの協力により、満足のいく映像に仕上がったと思う」とコメント。また、「夜に航行する船のシーンでは、溝口健二の『雨月物語』を参考にし、謎めいた感じを強調するため霧の発生装置を使って撮影した。また、高低差のあるロケ地は困難な状況を突きつけた。危険で油断のならない泥地や岩だらけの急こう配、石や岩が散在する細道など、歩くのが困難なだけでなく撮影装置の移動にはさらに骨が折れた。目まぐるしく変わる天候―1分間に雨からもや、霧へと変わり、その次には目を射るような日差し―が追い打ちをかけた。だが、我々が直面した困難はどれもスクリーンに映し出されていると思う。当時の神父たちが経験した苦しみは、今となっては理解できる。同じ環境を体験したからね」とも語る。

マーティン・スコセッシ監督も「ロドリゴ・プリエトと良い関係が築けて、私はとても運が良かった。彼は素晴らしく偉大なアーティストだ」とその実力を評価。すでに鑑賞した日本の観客からは「ハリウッド映画であることを忘れるほどの日本クオリティ。いや、日本映画以上にしっかりと日本を描写している。そのおかげで違和感なく物語に集中できた」との声がSNSを中心に話題となっている。

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映画『沈黙-サイレンス-』
公開中

原作:遠藤周作『沈黙』(新潮文庫)
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス
撮影:ロドリゴ・プリエト
美術:ダンテ・フェレッティ
編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信
イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ
配給:KADOKAWA

ブロークバック・マウンテン

ブロークバック・マウンテン

出演者 ヒース・レジャー  ジェイク・ギレンホール  ミシェル・ウィリアムズ  アン・ハサウェイ  ランディ・クエイド  リンダ・カーデリーニ  アンナ・ファリス  スコット・マイケル・キャンベル  ケイト・マラ  マーティ・アントニーニ
監督 アン・リー
製作総指揮 ラリー・マクマートリー  ビル・ポーラッド  マイケル・コスティガン  マイケル・ハウスマン
脚本 ラリー・マクマートリー  ダイアナ・オサナ
原作者 アニー・プルー
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
概要 「グリーン・デスティニー」のアン・リー監督がアニー・プルーの同名短編を基に、2人のカウボーイの20年にわたる秘められた禁断の純愛を描く感動ストーリー。1963年、ワイオミング。ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出逢いを果たした2人の青年、イニスとジャック。彼らは山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任される。寡黙なイニスと天衣無縫なジャック。対照的な2人は次第に深い友情を築いていく。そしていつしか2人の感情は、彼ら自身気づかぬうちに、友情を超えたものへと変わっていくのだったが…。

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アーティスト情報

トニー・レオン

生年月日1962年6月27日(57歳)
星座かに座
出生地中国・広東省

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ヒース・レジャー

生年月日1979年4月4日(28歳)
星座おひつじ座
出生地

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