映画 『彼らが本気で編むときは、』 生田斗真、桐谷健太、世界三大映画祭初参加で世界を魅了!

柿原りんか、荻上直子監督、桐谷健太

柿原りんか、荻上直子監督、桐谷健太

かもめ食堂』『めがね』などで日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ荻上直子監督がメガホンをとり、生田斗真や桐谷健太、ミムラ、小池栄子、門脇麦、りりィ、田中美佐子ら豪華キャストの共演が話題の『彼らが本気で編むときは、』。

今回、2月9日(木)より開催中の第67回ベルリン国際映画祭において、パノラマ部門、ジェネレーション部門の2部門に選ばれる快挙を成し遂げた本作のプレミア上映が、2月15日(水)18:30(※現地時間)より行われ、生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、荻上直子監督が、レッドカーペットを歩いた。

LGBT(セクシュアル・マイノリティの人たち)にフレンドリーである欧米の中でも、同性婚も法律で認められているドイツ。その首都ベルリンで開催されるこのベルリン国際映画祭で、トランスジェンダーを主役に据えた『彼らが本気で編むときは、』が正式招待作品として上映されることに大きな意義を持ち、荻上直子監督、そして生田斗真、桐谷健太らキャスト陣がベルリン入りした。

セクシュアル・マイノリティの人たちへの対応が社会的にやや遅れている日本発の本作は、トランスジェンダーをテーマのひとつにしながらも、5組の「母と子」の多様な関係性をはじめとする「家族の枠組み」が更なる大きなテーマ。このテーマのきっかけとなったのは、「トランスジェンダーの息子に、“ニセ乳” を編んで与えたお母さん」の新聞記事を荻上監督が目にしたことがはじまっていることも注目される一因となっている。

ベルリンでも大きな期待を持って迎えられ、800席のプレミア上映のチケットは完売。期待の高さが伺える。というのも、映画祭のプログラミングディレクターが、本作を大変気に入り、パノラマ部門とジェネレーション部門の2部門での上映が決まる快挙を成し遂げているからだという。

上映後には、ベルリン国際映画祭恒例の長い長いスタンディングオベーション!現地ドイツ人の一般客からは次々称賛の声が聞かれた。

・トランスジェンダーが悩んで辛い思いをするだけの映画だと思って観にきたら(良い意味で)もっともっと深いストーリーでした。さらに日本人独特の感性が加わって、今、とても新鮮で、不思議な気持ちです。ニセ乳を編んであげるお母さんが、実在したお母さんだと今(インタビュアに)聞いて、驚きました。
血の繋がりがなくても親子の関係になれるってなんて素敵なこと!日本の社会がこれから前向きに取り組んでいく希望が見えた気がします。
テーマがとても上手く扱われていたと思いますし、心に響く、とても素晴らしい作品だと思います。簡単には選べないくらいとても好きなシーンがたくさんあって、とても気に入りました。

世界三大映画祭(ベルリン、カンヌ、ヴェネツィア)に初参加した生田をはじめ、桐谷、柿原らはベルリン訪問に大興奮!一方、12年の監督作『レンタネコ』以来、5年ぶり4度目のベルリン国際映画祭正式出品となる荻上直子監督も感慨深い様子で笑顔を見せた。

舞台挨拶の前に実施されたプレスカンファレンス(公式記者会見)では、多くの海外メディアから眩いばかりのフラッシュと質問が殺到する中、荻上監督が「この映画は、2年前に新聞に掲載されていた、『トランスジェンダーの息子に、“ニセ乳” を編んで与えたお母さん』という内容の記事を読んだことが映画作りのきっかけとなりました」と流暢な英語で挨拶。

脚本に対して質問が及ぶと生田は「脚本を読んでとても興味をひかれた。色々な要素が詰まっていて、りんかちゃんや桐谷さんに支えられて、とても楽しかった。この脚本と出会えて、とても嬉しかったです。」と答えた。記者から「女性を演じるのは難しかったですか?」との質問が飛ぶと、「女性を演じることは経験してこなかったことです。仕草や声の一つ一つにこだわり、女性の魂を自身に込める必要がありました。桐谷さんやりんかちゃんにとても助けられました。二人がいたから、真のリンコになれました。」と回答。

リンコを心の底から支えるマキオを演じた桐谷は「リンコは自身が思っていることを表に出す女性。マキオは、リンコと出会って世界が一変したのです。彼女を愛し、彼女と一緒に居たい、という気持ちを持っている。その気持ちは僕にもよくわかります。」と自身が演じたキャラクターを演じる上で自身を投影したことを語った。

母親に置き去りにされ、叔父であるマキオの家でリンコに出会うトモを演じた柿原りんかは、「オーディションを受けた200人の中で一番良かった」と荻上監督に絶賛されるほどの逸材。「オーディションでの合格が決まったその日から、撮影が始まるのがすごく楽しみだった」と語っており、本作でも堂々たる演技を見せている。

本作について、プログラミングディレクターは、「この作品はトランスジェンダーがどう、というより、女性になるということはどういうことか。そして家族になることをテーマにした映画です」と話すと、荻上監督も「トランスジェンダーでもなんでも隣人になれるし、家族になれると思っています。」と作品のテーマを説明した。

同日18:30に行われたプレミア上映は、世界中から集まった観客で800席のシートは満席に! 上映前に行われた舞台挨拶では、まずはプログラミングディレクターから「素晴らしい作品をパノラマ部門に招待することができました」と観客に挨拶した後、荻上監督、生田、桐谷、柿原を舞台に呼び込んだ。場内は割れんばかりの盛大な拍手が沸き起こり、偶然にも今日が誕生日の荻上に対し、「また彼女がこの映画祭に来てくれて光栄です。しかも誕生日というおめでたい日に!」とディレクターが祝福。「今日はご来場ありがとうございます。またこの映画祭に参加できて、私のことを受け入れてくれて、とても嬉しいです」と監督も英語で挨拶。

続いて、生田は「皆さま、こんばんは。この作品でリンコ役を演じました、生田斗真です。67回を迎えるこの映画祭に呼んでいただいて本当に光栄です。今日は楽しんでいってください。ありがとうございます」とネイティブな発音の英語で挨拶。二人が英語で挨拶する中、次にマイクを持った桐谷は、一歩前に出て、観客に投げキスを披露。会場が声援で答える中、「こんばんは、桐谷健太です。皆さんが英語で挨拶をしているので、僕は日本語で話します!」と大きな声で宣言すると、万国共通のその親しみやすいキャラクターに、会場は大きな盛り上がりに。「みなさんの前に立てて本当に嬉しいです。最高の作品となりましたので、今日は楽しんでください」とさらに盛り立てました。最後の挨拶となった柿原りんかは、「こんばんは、柿原りんかです。12歳です。ベルリン映画祭に来れてとても嬉しいです」とドイツ語で挨拶をし、観客から大きな拍手が巻き起こると、本人が一番驚いた表情を見せていた。

上映後、本作に魅了された観客は総立ち。8分間のスタンディングオベーションが巻き起こり、4人は大興奮の観客に万感の表情で感謝の礼を示しながら、会場を後にした。


映画『彼らが本気で編むときは、』
2017年2月25日(土)全国ロードショー!

出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子 / 桐谷健太 ほか
脚本・監督:荻上直子
配給:スールキートス

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アーティスト情報

桐谷健太

生年月日1980年2月4日(39歳)
星座みずがめ座
出生地大阪府

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生田斗真

生年月日1984年10月7日(34歳)
星座てんびん座
出生地北海道

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