阪本順治監督、映画『しゃぼん玉』を絶賛!林遣都にも称賛のコメント

 

(C)2016「しゃぼん玉」製作委員会

7日に映画『しゃぼん玉』の大ヒット記念トークショーがシネスイッチ銀座にて行われ、メガホンを取った東伸児監督、そして東監督が助監督を務めてきた阪本順治監督がゲストとして登壇した。阪本監督が東監督の初監督作品をどのように評価するかに注目が集まる中、阪本監督は終始笑顔で本作を絶賛した。

直木賞受賞作家であり、数々のベストセラー小説を手掛けてきた乃南アサによる同名小説をもとに描かれた本作。阪本監督は「『東くんらしい映画ですね』とか言うかなと思ったけど、冒頭のワンカット目から、なんか俺が思っている東くんではないなって。逆に言うと、誰が監督かわからなくなった。それは勉強になったということだと思うのですが、作り手が作った物語が、見てるうちに観客の自分のものになっていく感じを受けました」とコメント。

また、「だからいい映画ということしかないんですけど、僕が普段仕事したり、食べたり飲んだりしてる東くんとは違うと思ったし、助監督も長かったし、テレビの『相棒』シリーズの演出、監督もしているから基本的に、基礎ができてる。劇場ということが初めてでしょうけど、テレビと映画の違いはありますが、一緒ですから。今回、自分で脚本を書いて監督したということはテレビではなかっただろうから、自分の正義に正直に撮ったんだろうなと」と批評した。

 

(C)2016「しゃぼん玉」製作委員会

阪本監督が、「加害者を主人公にするという難しいテーマを作るにあたって、気をつけたことは?」と質問すると、東監督は「小説でも映画でも主人公は一人称なんです。小説はグズグズ一人で思っていることが続くけど、ばあちゃんの家に行ったら、ばあちゃんは家にいないし、誰とも話さないんです。シゲ爺が出てくるまで誰とも話さない。会話がない中で、この子が1週間出て行かなかった。それはなぜか?それをやりすぎちゃいけないと思って、やりすぎずに伝わらなきゃいけないと思った。バイクに鍵もついてるのに出て行かなくなる。ただ飯食ってボーとしている。それまでの1週間を描くのが難しかったです。」と回答。

これを聞いた阪本監督は、「なるほど、僕も『顔』という映画をやった時に、人殺して逃げて、主人公としてどうやって、観客に人殺しに『少し彼女の気持ちを考えてみよう』と思わせるのかが難しかった。今回の伊豆見も、『顔』の主人公も結局は自尊心の話かなって。あういう人って自分は大事だけど、自分を認められないところがあって、それが、逃亡して村に入った時に、普段、見ようとしない、見なくていけないものを見ないでいた人間が、見せられるわけですよね。人との繋がりとか。見てしまった、触れてしまったことが彼を変えてくれたことなんではないかな」と分析。

さらに、「あと林遣都がよかった。最近の子にはない反抗期あったんだろうな、この子は。と思った」ともコメントしていた。


映画『しゃぼん玉』
シネスイッチ銀座ほか全国公開中

監督: 東 伸児
出演:林 遣都 藤井美菜 相島一之 綿引勝彦 / 市原悦子
原作:乃南アサ『しゃぼん玉』(新潮文庫刊)
主題歌:秦基博「アイ(弾き語りVersion)」(OFFICE AUGUSTA)
配給:スタイルジャム
制作プロダクション: エスプリ
宣伝:フリーストーン
2016 年 / 日本 / 108 分 / カラー

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