浅野忠信がエレカシの名曲を熱唱!『幼な子われらに生まれ』本編映像が解禁

(C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

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数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説の実写映画『幼な子われらに生まれ』。8月26日に公開を迎える本作より、浅野忠信がエレファントカシマシの代表曲『悲しみの果て』を歌う姿を収めた本編映像が解禁となった。

映像は、浅野演じる主人公の田中信(たなかまこと)が、仕事終わりにスーツ姿でひとりカラオケに興じるシーンを映し出す。再婚した妻・奈苗(田中麗奈)との間に新たな命を授かるも、「ツギハギだらけの家族に、もうひとり、新しい子供を加える必要があるんだろうか」と複雑な感情を抱き、奈苗の連れ子・薫(南沙良)には嫌悪感を抱かれ、挙句の果てに「本当のお父さんに会わせてよ」と言われてしまい、親子関係はギクシャク。さらには会社でも出向となり、倉庫番勤務で現場のリーダーから嫌味を言われている。プライベートも仕事も上手くいかない信は、ひとりカラオケでストレスを発散する。

皺のない清潔なYシャツにネクタイを緩めることなく、カラオケに没頭する信。音量を調整したり、画面の歌詞を目で追って直立で歌う姿は、信という生真面目な人物の性格をよく表している。歌われるのは、エレファントカシマシの『悲しみの果て』だ。「悲しみの果てに/何があるかなんて/俺は知らない」という歌詞は、まさに信の心情に寄り添っている。ほんの少し先の未来である“悲しみの果て”について歌っているだけなのに、真っ直ぐでストレートで力強い歌詞は、信が抱える悲しみを的確に表現している。

浅野は本作について「一見この話は信が【苦難を乗り越えて、父親として変わっていく】話に思えるけど、そうではない。信が変わるのではなく、信に関わる人たちが変わっていく話だ、と僕は思ったんです」と語り、自身が演じた信を「変われない男」と分析する。信は誰もが抱える悲しみや怒りを、まるで代弁するかのように存在する。そんな彼が内に秘める感情を『悲しみの果て』に乗せて発散させるこのシーンは、今を生きる私たちへ送られる、一つのエールのようにも思えるはずだ。


映画『幼な子われらに生まれ』
8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

出演:浅野忠信 田中麗奈/水澤紳吾 池田成志 南沙良 鎌田らい樹 新井美羽/宮藤官九郎 寺島しのぶ
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫刊)
監督:三島有紀子(『幸せのパン』『繕い裁つ人』
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)

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