北野武、『アウトレイジ』は最新作で「一応、区切り」日本のオールスターキャストでの映画制作も明言

北野武監督

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25日に都内で開催された映画『アウトレイジ 最終章』のジャパンプレミアに、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、池内博之、金田時男、岸部一徳が登場。ビートたけし名義で主演も務めている北野監督は、『アウトレイジ』シリーズは本作で「一応、区切り」としながらも、「また何年か経ったら、日本の役者オールスターズで、とんでもない映画を撮ってみようと」と今後の展望を明かした。

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『アウトレイジ』シリーズ第3弾となる本作は、前作『アウトレイジ ビヨンド』で描かれた抗争の結果、日本最大勢力となった花菱会の直参幹部・花田(瀧)が、韓国に身を寄せていた大友(たけし)のシマで女を傷つけたことをきっかけに起こる新たな抗争を描く。

花菱会の若頭・西野役の西田は「この映画に出させていただいたとき、私も頸椎を亜脱臼という形で、4か月間、病院で入院して手術をしたり、その内に胆のうを取らなくければならなくなりまして、4か月間の入院を余儀なくされて。それで退院したての時にお話がありまして、この最終章に出演することができました」としみじみ。14年の3月に脳出血で倒れた塩見とは、お互いにリハビリを行いながら撮影を行ったそうで、「北野監督に本当に支えられて、本当にお気遣いいただいて、我々なんとか、花菱会を盛り立てることができました」と語った。

続いてマイクを握った塩見は、「北野武監督、前作に続いて、また仕事ができたこと、私にとっては最高の喜びであり、最高の時間でした。ありがとうございました」と北野監督に感謝。さらに「今日お見えの皆様、『アウトレイジ 最終章』グッとくる映画です!宜しくお願いします」と力強く語り、これを聞いた西田の眼には光るものがあった。

一方の北野監督は、最終章と位置付けたことについて「別に長続きさせれば出来たんですけど、深作さんの『仁義なき』シリーズになってしまうので。一度死んだ人がまた出てくるわけにはいかないので。一回締めで」と冗談交じりにシリーズの終焉を明言。さらに「次は純愛映画を、と言って小説を書いたら、これがまぐれ当たりで当たってしまいまして。今いいところ。これをやって、たいてい失敗するだろうと。それを失敗して、もう一回チャレンジして失敗したら、またバイオレンスの映画に戻ろうと。いろいろ画策しております」ともコメント。

「ありがたいことに、僕の映画は、日本を代表する役者さんが、みんなOKしてくれるので。とにかく僕は何もしなくても、台本さえ渡せば、勝手に進行してしまうというわけで。まあ、西田さんのアドリブには困りましたけど(笑)。本当に、役者さんてのはありがたいことに、任せっきりでいいと。これが一応、区切りとなっていますけども、また何年か経ったら、日本の役者オールスターズで、とんでもない映画を撮ってみようと」と驚きの展望を明かした北野監督は、「我々この後、神戸に行こうと思ったんですけど、警察から止められました。この格好で神戸に上がると、とんでもない抗争に発展するという。間違えられるという(笑)。なので、ここで解散したい」とジョークを飛ばして会場を沸かせていた。

(取材・文・写真:岸豊)


映画『アウトレイジ 最終章』
2017年10月7日(土)全国公開

監督・脚本・編集:北野 武
出演:ビートたけし 西田敏行 大森南朋 ピエール瀧 松重 豊 大杉 漣 塩見三省 白竜 名高達男 光石 研 原田泰造 池内博之 岸部一徳ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野

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