読書芸人・光浦靖子、沼田まほかる原作の実写版『かの鳥』を「正直面白かった」と告白。蒼井優も虜になったことを明かす

白石和彌監督、蒼井優、阿部サダヲ、光浦靖子

白石和彌監督、蒼井優、阿部サダヲ、光浦靖子

いよいよ10月28日に公開が迫った沼田まほかる原作蒼井優阿部サダヲW主演で贈る実写版『彼女がその名を知らない鳥たち』。映画公開を前に、渋谷のヴィレッジヴァンガードにてトークショーが開催され、蒼井と阿部、監督の白石和彌、さらに特別ゲストとして“読書芸人”でもおなじみのタレント・光浦靖子が登壇した。

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読書芸人たる光浦にして「原作通り。正直面白かった」と映画の感想を述べ、蒼井演じる十和子について「十和子って綺麗だったんだって。原作では気づかなかった」と新たな発見があったことも伝えた。この十和子の容姿に蒼井は「私がこういうコメントをするのもどうかなと…」と前置きし「私みたいな顔はいそうでいなかったりするので…本当の美人が来たらもっと幸せになっていると思います」と持論を展開した。

謙遜する蒼井に白石監督は「十和子には男性が惹きつけられないといけないし、原作で陣治が彼女を好きになる理由はハッキリ描かれていない。なら、映画の中で2人の関係性を作らないといけないので…ほどほど(の美人)でもダメだと思っていましたしね。なので蒼井さんにオファーしました」とフォロー。相方の阿部については「汚しがいのある人はだれだろうって。40代半ばで汚れることを厭わずやってくれて、でも純粋なものを抱えてないといけない。今回阿部さんを観て思ったのは『目を汚せないんだな』と思って。その美しい瞳?…」とコメントしていると光浦が「私、だから(『おんな城主直虎』で)家康に選ばれたんだと思いましたもん。家康、茶目じゃないですか。だから目が一緒だと思って」とツッコミ、会場の笑いを誘う。

一旦イジられた阿部は“共感できない”自身の役について「普段なかなか出来ないので楽しいですね。どこまでも汚くしていいってことだったので。アイデアもすごく出てくる」と述懐。共感できない面々だらけの本作に光浦は「共感はなかったです」とキッパリ。白石監督に「途中からなかったですか?」と聞かれても「全員…なんだか切なくなっちゃって、かわいそうって。こんなこと自分からあまり言わないんですけどね。エンドがない。次のステップもくれない。地獄だと思って」と続けた。

そんな原作を書いた沼田まほかるには「言葉遣いが面白いし、すばらしい。ちっちゃい単語ひとつ逃したくない。強引に感情が誘導されていってしまうので好きですね」と絶賛。蒼井も「やっぱり言葉遣いですし、まほかる先生に興味がわきますよね。本人にもすごく惹かれてしまう。この人! と決めた人を読み続けることはあまりないんですが、まほかるさんの本は色々読みました」とその虜になったことを明かした。

最後には、この企画を実現させたヴィレッジヴァンガードのスタッフ(全員の熱烈なファンだとか)から、「映画のラストは2人にとってハッピーエンドだったのでは?」との質問が。これに光浦は「個人的にはアンハッピーエンドだと思いましたね」とコメント。阿部は「ディスカッションできるエンドだと思いますし、僕から観たらハッピーエンドだと言いたいですね」と続く。

「個人的にも日によって違う」と話す蒼井は「凄いものを観たなっていう…爽快とはまた違う、突き抜けた感じ。話す相手によっても変わってくるので、一人で観に行くと悶々とすると思いますのでお友達とぜひ」とリコメンド。白石監督は「映画を観て『良かった!』とハグしてくる人が陣治よりの汚い人(笑)」と笑わせつつ、「僕はたまらない終わり方。ハッピーであって欲しいと。そんな映画になりました」と語った。


映画『彼女がその名を知らない鳥たち』
10月28日(土)新宿バルト9他全国ロードショー

蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊
監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
【R15】
配給:クロックワークス
2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分

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アーティスト情報

蒼井優

生年月日1985年8月17日(33歳)
星座しし座
出生地福岡県

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阿部サダヲ

生年月日1970年4月23日(49歳)
星座おうし座
出生地千葉県

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