新作映画『ジャスティス・リーグ』を観るべき3つの理由――DC反撃の“のろし”をあげる、個性あふれるヒーロー超大作

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
『ジャスティス・リーグ』ってどんな映画?
スーパーマンが姿を消した地球に、新たなる邪悪な勢力が出現。危機を察知したバットマンは、人類を守る“ジャスティス・リーグ”を結成するため、ワンダーウーマンとともに、特殊能力をもった超人のスカウトに奔走する。こうして集められたサイボーグ、アクアマン、フラッシュだったが、個性がぶつかり合い、団結までの道のりは遠かった。迫りくる地球滅亡のカウントダウン。彼ら5人が1つになって、敵を打ち倒すために必要なものとは?
観るべき理由:1――「大切なのはチーム力」という前向きさが魅力
映画の世界では『アベンジャーズ』シリーズの躍進によって、好敵手であるマーベルに大きく水をあけられた感のあるアメコミ界の雄・DCコミックスだが、ここにきてようやく“反撃”のチャンスが訪れたといえるだろう。その先陣を切ったのが、世界中で旋風を巻き起こした『ワンダーウーマン』の大成功。そして、本作『ジャスティス・リーグ』の公開がさらなる追い風を吹かせるはずだ。
これまでは、「ヒーローのあるべき姿とは?」という理念や苦悩を全面に押し出し過ぎた結果、見る側が純粋に楽しみきれない部分もあったDC映画。今回はサイボーグの“電脳”、フラッシュの“超速”といった各ヒーローがもつ個性にスポットをあて、「大切なのはチーム力」というメッセージを発信する、前向きなヒーロー超大作に仕上がった。笑いの要素もうまくブレンドされ、風通しが良い。
観るべき理由:2――超人パワーに秘められた“家族”の物語
本作で結集を果たしたバットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、サイボーグ、フラッシュの5人に共通点があるとすれば、それは家庭環境がワケありだということ。幼い頃、目の前で両親を殺されたバットマン(ブルース・ウェイン)、一族の掟を破り、外界へと飛び出したワンダーウーマンに加えて、サイボーグとフラッシュには父親との関係性に少なからず問題があり、アクアマンも家族とは距離を置き、自分の居場所を探しさまよう存在だ。
『ジャスティス・リーグ』がいい意味で“見やすい”理由は、そんな5人が共闘を通して、超人チーム以上の疑似家族に見えてくるから。これぞ『アベンジャーズ』シリーズにはない魅力であり、大きな武器である。
観るべき理由:3――エズラ・ミラー&レイ・フィッシャー来日に、ファン1,200人大興奮!
公開3日間の興収が96,000,000ドル(約107億円)を記録し、全米初登場1位を飾ったばかりの11月20日(月)、東京・六本木ヒルズアリーナでは『ジャスティス・リーグ』のジャパンプレミアが開催され、フラッシュ役のエズラ・ミラー、サイボーグ役のレイ・フィッシャー、プロデューサーのチャールズ・ローブンが登場。ファン1200人が熱烈に歓迎し、この冬一番の寒さだった東京の夜をアツく盛り上げた。

レイ・フィッシャー(サイボーグ役)とエズラ・ミラー(フラッシュ役)
「みんな、本当に輝いているね。君たちこそがスーパーヒーローさ! ベンやガルも日本に来たがっていたけど、スーパーヒーローだから、世界中をパトロールしないとね。きっと彼らの“精神”はここにいるよ」(エズラ・ミラー)
「この日を待っていたよ! やっと、この作品を分かち合えるのがうれしくてたまらない。撮影が始まってすぐにメンバーの間で絆が生まれた。映画を通して、僕らの愛を感じてほしいよ」(レイ・フィッシャー)
来日中は2人でゲームセンターに行くといい「『ストリートファイターII』の決着をつけるんだ」(エズラ)。日本での大成功を祈り、エズラが「千客万来」、レイが「大ヒット祈願」と日本語で記したお札を、新宿花園神社酉の市の縁起熊手に託す一幕もあった。
ちなみにエズラはこの夏、米サンディエゴで開催された祭典「コミコン・インターナショナル:サンディエゴ」で、『鋼の錬金術師』のコスプレをしたほど日本のアニメ好き!「日本で、『鋼の錬金術師』の映画が公開されるんだよね。僕も楽しみにしているよ。『ジャスティス・リーグ』と同じくワーナー・ブラザースの映画だしね(笑)」と期待を寄せていた。
(取材・文:内田涼)
映画『ジャスティス・リーグ』
2017年11月23日(木・祝)全国公開
日本公開:2017年冬
全米公開:2017年11月17日
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック(バットマン)、ガル・ガドット(ワンダーウーマン)、ジェイソン・モモア(アクアマン)、エズラ・ミラー(フラッシュ)、レイ・フィッシャー(サイボーグ)
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