【インタビュー】平祐奈「現場で笑いを堪えるのに必死でした」映画『未成年だけどコドモじゃない』

中島健人×平祐奈×知念侑李で贈る映画『未成年だけどコドモじゃない』が12月23日(土・祝)より全国公開! このたび、本作のヒロイン・折山香琳を演じた人気急上昇中の実力派女優・平祐奈にインタビューを敢行。実は、本作がコメディー初挑戦だったのだが…?

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【あらすじ】
成績優秀、スポーツ万能な学校一のイケメン・鶴木尚(中島)は、高校の王子様。そんな尚にひとめぼれした世間知らずなお嬢様・折山香琳(平)。16歳の誕生日、香琳が両親からプレゼントされたのは、片思いの尚との“結婚”だった! 大好きな尚との2人きりの新婚生活に心ときめかせる香琳。しかし現実は甘くない。尚は、学校で決して見せない冷たい表情で香琳に言い放つ。「顔で結婚決めるような女、大っ嫌いなんだ…」

ぶっ飛んだお嬢様に…「自分に近いと思いました(笑)」

平祐奈

(C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館

『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』『暗黒女子』など話題作に引っ張りだこの人気女優・平祐奈。これまでシリアスな役どころが多かった平だが、本作では世間知らずでわがままなお嬢様・香琳というコミカルな役に挑んだ。そのキャラクターについて「(自分とは)近いなって思いました(笑)」と明かす。

「6人兄弟の末っ子で、幼い頃はすごい甘えん坊だったので、香琳の気持ちもすごい分かります。香琳ほど世間知らずのお嬢様というわけではないですが…(笑)それでもポジティブな考え方とか本質的なところは共感できました。また私自身も普段のテンションが高いので、香琳を表現しながらも自分の素も結構出ていました。(撮影現場で)スタッフさんたちが反応してくださると、自分でも演じながらながら楽しませていただきました。とにかく香琳のことが愛おしかったので、お客さんにもその愛おしさを感じてもらいたいです」

平祐奈

(C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館

初挑戦となったコミカルな役どころ。その役作りについても、今までとは異なるアプローチだったと話す。

「例えば『ReLIFE リライフ』の日代役では自分自身とは真逆のキャラクターだったので、原作漫画の絵を切り取ったノートを作ってイメージを膨らませていました。けれども、今回監督に初めてお会いした時『漫画(原作)に囚われすぎなくていい、平さんの香琳でいい』と仰ってくださり、漫画は1度だけ読んでイメージを頭の片隅に残しつつも、“自分なりの香琳”で撮影に臨みました。現場では、いい緊張感は保ちつつも、リラックスして香琳を演じられたと思います」

平祐奈

(C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館

“素”が出たアドリブシーンとは…?

自分自身の気質から作り上げていったという香琳のキャラクター。「リラックスできました」と語る現場では、そんな素から生まれる“アドリブ”も多かったそうで…。

「香琳はぶっ飛んでいるキャラクターなので、初日はテンションをどこまで上げたらいいのかな? 見え方はどうなるのかな?って不安だったんですが、初日に監督から『香琳つかんでるね!』と言って頂き、すごい気が楽になりました。その内に無意識に“香琳スイッチ”が入ったのか、『香琳には何も怖いものがないぞ』ってことに気が付いたんです。『香琳だったら何言ってもいいんだ』って、そこからアドリブがブワァーって入るようになりました」

映画『未成年だけどコドモじゃない』

(C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館

中でも、印象的だったアドリブについて、中島健人演じる尚先輩とのシーンを挙げた。

「尚先輩と一緒に外で勉強しているシーンで、カメラが回っているのに、蚊がずっと中島さんの顔についていて…私ずっと気になって気になって。もう一回撮り直すだろうなと思って…ってセリフ終わりに『蚊がついてるよ~』って取ったんです。そしたら監督がOKしちゃったので『うそ!』って…(笑)。編集でカットだろうなと思っていたら使われていたので、私も尚先輩も結構“素”が出ていたと思います。あとは、尚先輩がテスト勉強してきて帰ってきた後に、“テスト”という単語すら知らない香琳とのやりとりも好きですね。『テスト』っていう単語を言い合うんですが、そこで中島さんがいきなり『テイラー・スウィフト』って言いだしたんです。香琳は世界中のスターと大体友達っていう設定でしたが、もうびっくりして! 私の口調もかなり素になっていました(笑)」

場の空気や言葉選びなど、リラックスした現場で役者の“勘”が冴えたふたりだからこそ生み出せた本作のアドリブ。そのシーンでは“演じる”こととはかけ離れた素が映し出される。それでも違和感を感じないのは、役としてその場に生きているふたりの姿が根底にあったからだろう。

“朝からず~と、笑顔”な監督

そんな現場の雰囲気を創り出していったのは紛れもなく、本作のメガホンをとった英勉監督(『ヒロイン失格』『あさひなぐ』)だ。そんな監督について印象的だった演出を聞いてみると、平は「もう、全部(笑)」と笑顔で答える。

「毎朝メイクをしていると控室に来て下さって『おはよう~、今日は今からこういうシーンを撮るんだけど…』という説明をして下さるんです。その朝の時間からなごむ空間が出来て上がって、泣きのシーンなどで緊張していてもホッとしていられました。あと監督はずっと笑っているんです、朝から! 本番中でも奥の方のモニターからすっごい笑い声が聞こえてくるので、つられそうになって堪えるのに必死でした(笑)」

嬉々として振り返る平の表情からも、監督を中心とした現場の雰囲気が垣間見えるようだった。

「(現場では)中島さんと知念さんにいつも“愛梨イジり”をされていましたね(笑)『愛梨ちゃんおはよう!』『祐奈だわ!』って。その他にも、ごはん食べたりゲームしたり仲良くして頂いて…。現場の外でも紳士でいつもレディーファーストだったのがおふたりの印象的です」

必見のダンスシーンは3時間半で仕上げた!?

平祐奈

(C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館

また本作で平は五十鈴役の知念と社交ダンスも披露している。王子様との舞踏会を夢見る香琳の積年の願いが叶う印象的なシーン。しかし、その裏には苦労も多かったそうで…。

「もともとクラシックバレエとジャズダンスはやっていたので姿勢などの基本は一緒でしたが、ステップが難しくて。身体にアップダウンがある上に、ターンがあり、レッスン中は知念さんの足踏んじゃうし、自分のロングスカートの裾も踏んじゃうし…。練習は3回くらい、時間にしたら3時間半くらいしかなかったので、ホントにどうしようって思ていたら、どうにか本番直前にコツをつかめた感じです」

運動神経の良さはもちろん、役者としての集中力の凄味を感じさせるエピソード。たった数時間分とは思えないほど、堂々とそして華麗に舞うふたりの社交ダンスシーンは、本作のなかでも一際幻想的な必見のワンシーンだ。

本作のみどころは…?

平祐奈

(C)2017 「みせコド」製作委員会 (C)2012 水波風南/小学館

胸キュンシーンはもちろん、コメディー、アドリブ、ダンスまで。映画『未成年だけどコドモじゃない』には、注目若手女優・平祐奈の魅力が余すことなく詰まっている。インタビュー終わり、そんな本作について平自身から「おすすめのポイント」を聞いてみた。

「女の子には、24パターンある香琳のコーディネートに注目してもらいたいですね。衣装、髪型、メイクやネイル、おうちのコスメまで…絶対女の子が好きなものばっかりが詰まっています。そこにふたりの王子様も現れちゃって…自分だったらどっちを選ぶか楽しんでもらいたいですね。あと、お友達や恋人と一緒にも観るのもイイですが、お母さんと一緒もありかなって…。お母さん世代の方には、香琳と娘さんを重ねて併せてもらいながらも、ときめいてもらいたいですね!」

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(取材・文・写真/nony)

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アーティスト情報

水波風南

生年月日1979年11月12日(39歳)
星座さそり座
出生地埼玉県

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