マシュー・ヴォーン監督が語る『キングスマン』の世界「すべての国に諜報機関がある」

 

電話インタビューに応じてくれたマシュー・ヴォーン監督

キレのあるアクションとユーモアで世界中に衝撃と興奮を与えたスパイ・アクション映画『キングスマン』の続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』が1月5日に日本公開を迎える。コリン・ファース演じるハリー・ハートの復活や、新登場する諜報機関“ステイツマン”の全貌など、気になるところが盛りだくさんの本作、そしてシリーズの今後の展開について、メガホンを取ったマシュー・ヴォーン監督に電話インタビューで話を聞いた。

―1作目と同じくらい興奮し、笑いました。楽しい時間をありがとうございます。シリーズものでは2作目が鬼門になりますが、ヴォーン監督はどんなことを大事にしていましたか?

ヴォーン監督:最も重要だったのは、良い映画を作るということさ。僕には本作の物語を、1作目と同じくらい観客に楽しんでもらえるという確信があったんだ。

―2作目の成功例である『ゴッドファーザー PART II』『スター・ウォーズ エピソードV/帝国の逆襲』『エイリアン2』『ターミネーター2』といった作品は参考にされましたか?

ヴォーン監督:全部見たよ!

―そうした作品を踏まえたうえで、続編では何が重要になると考えたのでしょう?

ヴォーン監督:最も重要なのは、キャラクターがいかに発展していくかということだね。『キングスマン』シリーズにおいては、ハリーとエグジーの旅、つまり彼らの成長が最も大事なことだよ。

(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

―ハリーの復活が、一人の『キングスマン』ファンとして非常にうれしかったです。前作を手掛けている時点で、彼の復活はヴォーン監督の頭にあったのでしょうか?

ヴォーン監督:実はそうなんだ。ハリーがリッチモンド・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)に頭を撃たれたのはケンタッキーでのことだったけれど、今回登場する“ステイツメン”の本拠地がケンタッキーということで、しっかり繋がっているんだよ。あと、ハリーが倒れているところを絶対にアップで撮らないようにしていたんだ。彼の復活を、オプションとして残しておきたかったからね。

―劇中では前作以上にダイナミックで多彩なアクションが描かれている印象があります。アクション監督とは、どんな話し合いをしながら撮影していったのでしょう?

ヴォーン監督:スタントマンやセカンドユニットの監督が、バレエの振り付けをするような形で作っていったんだ。意識していたことは、ストーリーを発展させていく、つまりアクションを通じてストーリーを語っていくこと、そしてアクションを楽しいものにしようということだね。

(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

―アメリカに“キングスマン”の兄弟分である諜報機関“ステイツマン”があるということは、監督の頭の中では、各国にそういった機関があるのでしょうか?

ヴォーン監督:他の国については色々な話し合いをしているところなんだけど、すべての国に諜報機関があるんだ。それぞれに文化的な特徴を出そうと思っているよ。

―では、物語に日本が登場するとしたら、日本の機関はどういったタッチで描かれるのでしょう?

ヴォーン監督:忍者や侍も当然出てくると思うけれど、日本人のエチケットやマナーはすごくいいよね。それに茶道、ファッション、食事などの日本的なものはすべて描きたいと思っているよ。あと、(キャラクターとしての)天皇陛下も登場させたいと考えているんだ(笑)。

―3作目のアイディアをお持ちだと伺いましたが、実現すると期待してよいでしょうか?

ヴォーン監督:実は今、ちょうど脚本を書いているところで、2018年の9月には、撮影を開始したいと思っているよ!

(取材・文:岸豊)


映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』
公開中

監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガ―トン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス
原題:Kingsman: The Golden Circle
全米公開日:2017年9月22日
配給:20世紀FOX映画
2017年/イギリス映画

フォトギャラリー

キングスマン

キングスマン

出演者 コリン・ファース  マイケル・ケイン  タロン・エガートン  マーク・ストロング  ソフィア・ブテラ  サミュエル・L・ジャクソン  ソフィー・クックソン  マーク・ハミル  ハンナ・アルストロム  ジャック・ダベンポート
監督 マシュー・ヴォーン
製作総指揮 マーク・ミラー  デイヴ・ギボンズ  スティーヴン・マークス  クローディア・ヴォーン  ピエール・ラグランジェ
脚本 ジェーン・ゴールドマン  マシュー・ヴォーン
原作者 マーク・ミラー  デイヴ・ギボンズ
音楽 ヘンリー・ジャックマン  マシュー・マージェソン
概要 「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督と原作者のマーク・ミラーが再びタッグを組み、「英国王のスピーチ」の名優コリン・ファースを主演に迎えて贈る痛快スパイ・アクション。高級テーラー“キングスマン”で仕立て職人として働く英国紳士のハリー。その正体は、どの国家にも縛られることなく秘密裏に正義を遂行する国際的なスパイ組織“キングスマン”のエース・エージェント。ある日、エージェントの一人が何者かに殺害され、その欠員を補充するためハリーは、貧困地区で無軌道な生活を送っていた若者エグジーをスカウトする。彼の父はキングスマンのエージェントで、17年前、その犠牲的行為でチームを救い、命を落としたハリーの恩人だったのだ。こうして、キングスマンの過酷な新人試験に身を投じていくエグジーだったが…。

 作品詳細・レビューを見る 

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

コリン・ファース

生年月日1960年9月10日(58歳)
星座おとめ座
出生地イギリス

コリン・ファースの関連作品一覧

マイケル・ケイン

生年月日1933年3月14日(86歳)
星座うお座
出生地英・ロンドン

マイケル・ケインの関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST