アツい新宿の夜! あれもこれも要素多すぎで時間が足りない!? 『レディ・プレイヤー1』セレブレーションイベント

(左から)小山順一朗氏、YouTuberのMEGWIN氏、「ワンパンマン」作画の村田雄介氏、イラストレーターの開田裕治氏、プロデューサーのドナルド・デ・ライン氏、原作者のアーネスト・クライン氏、「ソードアート・オンライン」の原作者・川原礫氏、同作の劇場版監督・伊藤智彦氏、アメコミ評論家の杉山すぴ豊氏

(左から)小山順一朗氏、YouTuberのMEGWIN氏、「ワンパンマン」作画の村田雄介氏、イラストレーターの開田裕治氏、プロデューサーのドナルド・デ・ライン氏、原作者のアーネスト・クライン氏、「ソードアート・オンライン」の原作者・川原礫氏、同作の劇場版監督・伊藤智彦氏、アメコミ評論家の杉山すぴ豊氏

4月20日に日本公開となるスティーブン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』。VR世界を軸に描かれる本作のセレブレーションイベントが開催され、新宿にある『VR ZONE SHINJUKU』にコスプレイヤー、一般ファン合わせて150人が集結。スペシャルゲストともに歓喜の雄叫びを上げた。

原作者の強烈なポップカルチャー愛炸裂

この日、原作者のアーネスト・クライン氏、さらにプロデューサーのドナルド・デ・ライン氏が日本初公開となる本作の最新シーンが含まれた特別映像を引っさげ来日。さらには日本を代表するクリエイター陣…「ソードアート・オンライン」の原作者・川原礫氏、同作の劇場版監督・伊藤智彦氏、『キングコング:髑髏島の巨神』の日本版ポスターなどで知られる有名イラストレーターの開田裕治氏、「ワンパンマン」作画の村田雄介氏、YouTuberのMEGWIN氏、さらにはVRエンタメ界を長年牽引する小山順一朗氏。さらにはアメコミ評論家の杉山すぴ豊氏を加えた計7名が来日したアーネスト氏、ドナルド氏とトークを繰り広げた。

映画の舞台は想像したことすべてが現実になるバーチャル世界「OASIS」。そこには、全世界の超人気キャラたちが続々と登場。いまだかつて誰も実現できなかった、世紀の祭典が始まる―。

アーネスト・クライン氏

アーネスト・クライン氏

冒頭、会場では早速限定映像が流され、MCを務めた吉田尚記も「オタクの一人としてはテンションが上がらざるを得なかった」と興奮気味でイベントがスタート。早速アーネスト氏は2025年生まれの主人公・ウェイドが住んでいるスタックパークや、VRのOASISの世界について会場限定で公開されたコンセプトアートを元に解説。「OASISの世界ではアバターを自由に作れる。例えば『スター・ウォーズ』や『スター・トレック』のようなものが惑星として存在している。キャラクターならガンダム(RX-78)や『ストリートファイター』のリュウや春麗、『ロボコップ』…『アイアン・ジャイアント』、『カウボーイビバップ』のソードフィッシュとか…色々出てくるよ。ちなみに、ガンダムが最後に大きなバトルを繰り広げる。誰と戦うかは言えないけど…ここは原作を読んでもらえればその通りになっているんだよ(笑)」

なお、これら登場キャラクターはほんの一部。アーネスト氏の口からはとめどなくキャラクター名が羅列されていく。「(「AKIRA」の)金田のバイク、『マッドマックス』のインターセプター…ちなみに金田のバイクにはハローキティのステッカーが貼られているんだ」

また、「日本のポップカルチャーを観て育った」というアーネスト氏は「『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『マグマ大使』『宇宙戦艦ヤマト』『ロボテック』も好きなんだ。ゲームならタイトーやニンテンドーだね」と、そのカルチャー愛は本物で、会場では固有名詞が出るたびに大きな声援が巻き起こった。

ドナルド・デ・ライン氏

ドナルド・デ・ライン氏

そしてドナルド氏は映画について「この作品は壮大なスケールのSFアクション・アドベンチャーであり、同時に、少年の成長物語でもあるんだ。OASISも素晴らしいけど、実際の生身の人間との友情、恋愛関係・人間関係が一番大切だとウェイドは学んでいくんだ」と補足。アーネスト氏は「私より年上の家族はここに出てくるポップカルチャーを全く理解できないと思う。そんな人でも、例えば『インディ・ジョーンズ』に出てくる神話がわからなくても楽しめるのと同じように、この作品も楽んでもらえると思います」と前知識なしでも十分楽しめる作品であることをアピールした。

日本が誇るクリエイター陣も大興奮!

アーネスト氏とドナルド氏の解説を聞き、クリエイター陣もテンションアップ。川原氏が「映像がリッチ! 是非アインクラッドも惑星の一つにして欲しい。現実とVR対比が面白いと思うし、何よりスタックパーク(現実)のデザインと言うか、風景が最高にクール。パクりたい(笑)」と話せば、伊藤氏も「原作をちょっと読んでいるけど、日本とアメリカでVRに対する考え方が違いがあるのかなと思って、そこも(映像表現として)期待している」と続く。

「ソードアート・オンライン」の原作者・川原礫氏

「ソードアート・オンライン」の原作者・川原礫氏

このSAOコンビのコメントにアーネスト氏は「SAOの大ファンだし、日本のクリエイターから沢山のインスピレーションを受けた。そのお返しができれば」と返した。

冒頭の挨拶でスピルバーグ作品を熱く語った村田氏は「スピルバーグ作品に育てられた。彼の作品には必ず郷愁が込められている。今回も、VRを題材にしつつも、ノスタルジーがあって、それが80年代キャラクターたちなので刺さりまくりですね!」と期待を寄せながら「これは今この場で解禁しますが『このマンガがすごい! WEB』で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の漫画を新連載します。4月の映画公開時期に合わせて単行本も出したい」と思わぬブッ込みに会場から大きな歓声が。

イラストレーターの開田裕治氏

イラストレーターの開田裕治氏

「スピルバーグ作品をいっぱい観ている」MEGWIN氏からは「この作品は、現実行けるなという期待感しか無い」と力説。開田氏に至っては「今の映像は…ガンダムに燃えますよね! ガンプラの箱絵をどれだけ描いたのかと! 画集も出してますし」とゲストで一番の興奮。「(ガンダムは)僕らの世代のキャラクターという思いも強い。それがハリウッドの最新技術で映像化されて、東西問わずに色んなキャラクターと一緒になって活躍する。それをスピルバーグが作るんですよ!こんな燃えるシチュエーションが他にありますか!?」とまくし立て、会場からは拍手が巻き起こる。

「僕ら日本人は歌舞伎の時代から有名な歴史上の人物がクロスオーバーするみたいなお話は大好き。どんどん来てくださいっていうな素質がすでにある。それの決定版じゃないですか? なにしろあの映画の天才・スピルバーグがそういうキャラクターを縦横無尽に使って画面の中で大暴れする。よくぞこの原作を書いてくれて、映画化してくれました!」と言葉はどこまでも止まらない。

生きているコミコンみたいな世界?

興奮する会場を整理する意味でも、杉山すぴ豊氏から時代背景の解説が。「この映画は80年代が大事なポイントなんですね。70年代の終わりに『スター・ウォーズ』が出て、日本は『宇宙戦艦ヤマト』がヒットする。アニメ文化が花開いて、ゲームでは『スペース・インベーダー』が70年代の終わりに出るんですよ。ゲーム、アニメ、ビジュアルエフェクトを使った映画が登場して、80年代に花開くんですね。そうなったとき、オタクカルチャーが生まれてくるのが80年代で、かつ映画・アニメ・ゲームをみんなフラットに楽しむ世代が出てくる。観ていて分かるけど、(VR世界は)生きているコミコンみたいな世界ですよね。この前ヒットした『IT/それが見えたら終わり』もそうだけど、そういう魅力的なところがあった。80年代を牽引していたスピルバーグが作るというのが凄い面白いところだと思います」

アメコミ評論家の杉山すぴ豊氏

アメコミ評論家の杉山すぴ豊氏

さらにアーネスト氏に「聞きたかったんだけど…」という杉山氏は「80年代は日本のカルチャーと海外のカルチャーがクロスしていて『東映スパイダーマン』というものが出てくるんですけど、実は原作にはレオパルドンが登場するんですよ。よくご存知でしたね」と問いかけると、アーネスト氏は「僕はコミコンで日本語字幕のビデオを見つけてから、『東映スパイダーマン』の大ファンだったんだ。全部観たよ。それはアメリカのTVシリーズよりもぜんぜんクールだったので腹が立ったね(笑)」と期待を裏切らない愛情に会場からも笑いが起きていた。

三船敏郎も登場する…!?

ライブ配信もされていたこのイベント。ハッシュタグ「#レディプレ」宛に届いた質問が直接ぶつけられ、「他にどんなキャラクターが登場する?」という問いには「言えない部分が多けどね(笑)」としながら「森崎ウィンがやっているアバターは三船敏郎なんだ。彼がスピルバーグと友達だったことから実現した。家族の許可をもらってね」と思わぬところからのキャラクター登場に、作品の幅の広さが感じられた。

「ワンパンマン」作画の村田雄介氏

「ワンパンマン」作画の村田雄介氏

最後にはアーネスト氏からクリエイター陣へ「作品で受けたインスピレーションから、皆さんのアートワークが観てみたい」とのお願いが。するとここでも「書く気満々です」と開田氏が一番乗り。「デロリアンをAmazonでポチりました。私がやらないで誰がやるんだと! 燃えてます」と意気揚々。開田氏は村田氏にも語りかけ「チャンスはない。書かせて頂きます!」と村田氏も約束すると会場からはこの日一番の拍手が巻き起こった。


映画『レディ・プレイヤー1』
公開表記:4月20日(金)全国ロードショー

監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ザック・ペン
原作:アーネスト・クライン著「ゲームウォーズ」(SB文庫)
キャスト:タイ・シェリダン、オリビア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィン
配給:ワーナー・ブラザース映画

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