「人は愛ゆえに復讐の鬼となるか!?」復讐映画4選!-TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

あなたは「もう、戦うしかない」そんな場面に出会ったことはありますか? 今回の主人公たちは、幸福と尊厳に満ちた人生が、思いがけない悪意に曝された者たち…それは時として時代によって、あるいは純粋な悪意として彼らに襲いかかるのです。否応なく宿された行き場の無い「復讐」の念、震える身体に燃える魂、彼らの行き着く先は、正義のヒーローか、それとも復讐に狂った鬼か。これは画面に映る彼らの物語でもあり、それを受け取るあなたの物語でもあるのです…さあ、あなたならどうする!?

タランティーノ作品によく出る地名「エルパソ」の元ネタ!

  ローリング・サンダー

ローリング・サンダー

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ベトナム戦争が終わる頃、テキサスの小さな町に英雄たちが迎えられた。捕虜として7年間もの拷問を受けた主人公のレーンは既に、華やかな功労章(銀貨)はおろか、妻子のあたたかみさえも受け入れることが出来なくなっていた。そんな中、自分の功労章を狙う強盗が押し入り、妻子の命を奪い、見せしめにレーンの片手もシュレッダーで破壊していく。片手を失って療養中のレーンに、強盗たちがメキシコの「エルパソ」をアジトにしていると情報が入る。レーンは身体を鍛え、義手を鉤爪のように研ぎ澄まし、戦友のジョニー伍長と共に「エルパソ」を目指すのだった…。

【復讐映画のPoint】

『タクシードライバー』の脚本家であるポール・シュレイダーが書いた作品でもあり、タランティーノ作品で何故かよく出て来る「エルパソ」という地名の元ネタになった映画です。敵地で7年間拷問を受けた上に、帰ってきたら自分のせいで妻子の命を奪われ、片手を破壊される男の復讐劇という凄まじいストーリーなのですが、本当に恐ろしいのはそこじゃありません。凄惨な経験と年月が彼らと現世を大きく隔ててしまい、平和な日々に現実感を感じられていないのが痛いほど伝わるのです。そんな彼の目に再び生気が宿るのは、皮肉にも、レーン一家に不幸が襲いかかり、家族奪った強盗への復讐を誓ってからなのでした…。復讐を誓ってエルパソを目指すラストまでのシークエンスは圧巻。主演のウィリアム・ディヴェインは元より、戦友ジョニー伍長役のトミー・リー・ジョーンズ(わ、若い!)の狂気の好演を是非お楽しみください!

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2018年にリブートが公開される『Death Wish』シリーズの一作目

  狼よさらば

狼よさらば

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主人公は、ニューヨークの建設会社で会社員をしているポール。ある日、彼のもとに1本の電話が入る。それは妻と娘が病院に運び込まれたという信じられない知らせだった。ポールが病院へ駆けつけた時には既に妻は死亡、しかも何者かに襲われた挙げ句に殺されており、娘も暴行の後遺症で心を閉ざしてしまった。行き場のない憤りと、悲しみに打ちひしがれる日々を過ごす中、ひょんなことからガンマニアたちと交流し、彼らの考えに感銘を受けて銃を手に入れるポール。彼はその銃を密かに携え自警行為を始め、公園で襲いかかってきたチンピラを射殺、これをきっかけに沈鬱な状態が吹っ切れ、以来、次々とチンピラたちを仕留めていくポールだが……

【復讐映画のPoint】

チャールズ・ブロンソンが主演を務め、以降5作品が制作されることになる『Death Wish』シリーズの第一作目。ランボーをはじめ「実は一作目がめっちゃ重い」の法則が発動しています。主人公のポールは都会で働く設計士であり、ブロンソンのどっしりとした雰囲気も相まって(意外と合う)、いかにも家族を愛する物静かな職人のように登場します。そんな彼が憤りと悲しみによって変わっていく――感情のグラデーションが暗く赤くなっていく様が、生活用品が武器として見えてくる様子など、静かな一挙一動から伝わってくるのです。襲撃者たちが怨恨なく自身の家族を襲ったのと同様、ポールも夜な夜なチンピラたちを探し出して私刑執行する様には、「……正義とはなにか?」という問題を考えさせられます。平和で静かに過ぎていく日々と、暗く苦しい行くあてのない復讐の日々を演技で表現する、チャールズ・ブロンソンの静かな演技に注目!

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師匠と弟子、復讐のガンマン・ロードムービー!

  バンディドス

バンディドス

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早撃ちガンマンの悪漢ビリー率いる盗賊団が列車を襲撃すると、ある車両で手下が続々と倒されるのだった。そして乗客の中にかつての師匠マーチンが紛れているのを見つける。かつての弟子と師匠は決闘を行い、弟子であるビリーが勝利、師匠であるマーチンの両手を残酷に砕いて去っていくのだった。数年後、マーチンは曲撃ちの興行師として無様に落ちぶれていたが、リッキーという青年の銃の腕にほれ込み、彼を弟子として訓練してビリーと闘わせようとする。マーチンの復讐に一向に理解を示さないリッキーであったが、とある事件をきっかけに、ビリーとリッキーは戦わねばならない因果となっていく……

【復讐映画のPoint】

復讐やアウトローのモチーフを数多く描いているマカロニ・ウエスタンというジャンルの中でも、特筆すべき復讐劇を挙げるならば『バンデイドス』でしょう。まずイラストをモンタージュしたような手の込んだオープニングで、本作がとても丁寧に作られた作品であると分からされます。復讐によって尊厳を取り戻そうとあがく老いたマーチンと、理解を示さない若きリッキーのロードムービーのようでもあり、旅の中で差し込まれるエピソードも示唆に富んだものばかりです。そんな丁寧なマカロニ・ウエスタンの描く「復讐劇」は、報われないアウトローたちへの鎮魂歌でもある一方で、最期に熱く燃えて「愛」の救いがあるような作品で、少年漫画のように燃えながらも、余韻に浸れる良作。是非、初めから終わりまでじっくりと味わい尽くして下さい!

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突如曝される悪意と「復讐決行日」のカウントダウン、その夜の侍とは?!

  その夜の侍

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最愛の妻をひき逃げした犯人への復讐に執念を燃やす、平凡で不器用な中年男の姿を緊張感溢れる筆致で描き出していく。小さな町工場を営む中村健一は、5年前にひき逃げで最愛の妻を失って以来、妻との思い出に囚われて絶望と孤独の日々を生きていた。一方、2年の服役を終えて出所したひき逃げ犯の木島宏は、相も変わらぬ傍若無人な振る舞いで反省とは無縁の生活を送っていた。そんなひき逃げ犯――木島のもとに「復讐決行日」までをカウントダウンする、匿名の脅迫状が届くようになるのだが……

【復讐映画のPoint】

※注意:堺雅人の笑顔に隠された復讐の念と、山田孝之の純粋な悪意の演技がリアルすぎて体力がある時じゃないと見れません。
最期に録音された妻の留守電「糖尿病なんだからプリン食べちゃだめよ!」を聞きながら、泣きながらプリンをやけ食いする描写だけで、主人公中村の無力感に心が抉られます。中村とは対照的に、傍若無人な態度を続け、遂には殺された妻の弟まで脅迫しはじめる木島。物静かなで笑顔が張り付いた中村と「あなた」の中で確かな復讐の念が燃え始める筈です。そんな折、木島へと届き始める、匿名の「復讐決行日」のカウントダウン――中村の眼で静か燃える復讐の念、動揺を隠すように周囲に当たり散らかす木島……違う場面で上り詰めていく緊張のボルテージ。そして、大雨の「復讐決行日」、決闘の場に表れるその夜の侍とは一体誰なのか……、悪人木島へと果たされる最大の復讐とは……?!復讐映画特集の締めくくりにふさわしい骨太の一本、是非お楽しみください!

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【オススメ人】
TSUTAYAスタッフ:MAD ABE MAX

学生時代に過度にDISCASを利用した結果2回も留年。卒業後北海道でガスボンベを運んだり着ぐるみで踊ったりしていたが一念発起して友人と起業。TSUTAYAのベンチャープログラムに参加したところそのまま吸収されて入社することに。現在は社内で人工知能の開発に携わっています。

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