新作映画『グレイテスト・ショーマン』を観るべき3つの理由――ヒットの予感しかしない! ミュージカル映画の新星が光り輝く

(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

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『グレイテスト・ショーマン』ってどんな映画?

19世紀半ばのアメリカ。エンターテインメントの世界に夢をはせるP.T.バーナムは、試行錯誤の末、それまで社会から疎外されていた個性的かつ才能あふれるパフォーマーを集めて、画期的なショーを大成功させる。一躍、興行師として名をはせるバーナムは、差別的な一部の市民からの反発、さらに上流社会にも認められたいという自らのコンプレックスを打ち破るため、次なる一手に打って出るが、それは大切なものを奪いかねない“賭け”だった。

観るべき理由:1――『ラ・ラ・ランド』×『美女と野獣』でヒットの予感ヒシヒシ

『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞歌曲賞に輝いたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが楽曲を手がけ、『ドリームガールズ』 『美女と野獣』のビル・コンドンが脚本を担当するという、夢のようなミュージカル映画がついに日本上陸! しかも、主演は『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンと聞けば、もう「ヒットの予感しかしない」と期待は高まるばかりだ。

しかも来月発表される第90回アカデミー賞では、パセック&ポールが生み出した楽曲「ディス・イズ・ミー」が歌曲賞にノミネートされており、早くも最有力の声(すでにゴールデングローブ賞を獲得済み)。もし受賞を果たせば、2年連続でオスカー像を手にする快挙を達成するとあって、大いに注目を集めている。

観るべき理由:2――今日の“エンタメ”を築き上げた第一人者のドラマ

さて、ヒュー・ジャックマンが演じる主人公のP.T.バーナムは、今から150年以上も前に、サーカスの原点ともいえるショーを大成功させた実在のプロモーター。この映画を見れば、当時、芝居や音楽といった娯楽が、上流階級だけが楽しめる特権だったことが見て取れる。そんな慣習を打ち破り、今日の“エンタメ”を築き上げた第一人者こそがバーナムなのだ。

貧しい家庭に生まれながら、持ち前のバイタリティで困難を乗り越えてきた彼が、ショーの出演者に求めたのは家柄や人種ではなく、個性と才能。その発想は、まさに“多様性”の大切さが叫ばれる21世紀を見据えたものだった! 新生活が始まる春を前に、「自分らしさって何だろう?」と悩みや迷いを抱える人々にとっても、背中を押してくれる作品といえそうだ。

観るべき理由:3――常識打ち破るダンスシーンは、もはやアクション!

「ミュージカルって、かったるいから苦手…」という人にこそお勧めしたくなるのも、本作の大きな魅力。というのも、劇中で披露される歌唱&ダンスシーンが、これまでのミュージカル映画のイメージを打ち破るアクロバティックな仕上がりだから。そのキレッキレな動きは、もはやアクション映画の領域なのだ。特に、バーナムの右腕である若き興行師フィリップ(ザック・エフロン)と、一座のスターであるアン(ゼンデイヤ)が空中ブランコを駆使し、互いの愛を確信し合うシーンは圧巻だ。

メガホンをとるのは長年、ミュージックビデオやCMの世界で活躍し、本作が長編映画デビューとなるマイケル・グレイシー。なんと次回作は、岸本斉史の人気コミック「NARUTO-ナルト-」のハリウッド版実写映画だというから驚きだが、本作を見れば「完全にアクション、イケる!」と期待したくなるほど。そういう意味でも、『グレイテスト・ショーマン』はミュージカル映画の新星として光り輝く存在である。

(文:内田涼)


映画『グレイテスト・ショーマン』
2018年2月16日(金)全国ロードショー

監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン
配給:20世紀フォックス映画

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