北原里英、リリー・フランキーとピエール瀧のペースに翻弄されるも「今日やっと『サニー/32』はスタートに立てました」

白石和彌監督、ピエール瀧、北原里英、リリー・フランキー、門脇麦

白石和彌監督、ピエール瀧、北原里英、リリー・フランキー、門脇麦

白石和彌監督×北原里英主演映画『サニー/32』がいよいよ全国公開を迎え、都内にて初日舞台挨拶を開催。白石監督と北原、共演の門脇麦とピエール瀧、そしてリリー・フランキーが登壇した。

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冬の新潟の或る町。仕事も私生活も振るわない中学校教師・藤井赤理(北原)は24歳の誕生日を迎えたその日、柏原(ピエール)と小田(リリー)という男二人組に拉致される。赤理を監禁した柏原は「ずっと会いたかったよ、サニー……」と、そう呼んだ。“サニー”とは――14年前に起きた「小学生による同級生殺害事件」の犯人の通称だ。そのいたいけなルックスゆえに「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」とネットなどで神格化され、狂信的な信者をも生み出していた。赤理は正気を失っていきながらも、陸の孤島と化した豪雪地帯の監禁部屋から脱出を試みるが、それは驚愕の物語の始まりにすぎなかった―。

リリー&瀧コンビだとこうなる? 出だしから思わぬ方向へ

北原は「撮影からは1年、映画の話が生まれてからは3年半ほど経っている。時間がかかった分だけの愛情のある作品なので、今日を迎えることが出来て嬉しいですし、公開したら自分にできることは殆どなくなってしまったという寂しい気持ちもあります」と挨拶。白石監督は「長岡市で撮影した映画がようやく全国公開となって嬉しい。僕にとって重要であり大切な作品になりました」と続いた。

上映後の舞台挨拶のため、瀧は「映画を観終わった皆さんの顔に若干の『?』が突いている感じが非常に心地よい感じです」と手ごたえを伝えるとリリーも「皆さんの『こういう映画だったんだ…』ということをずっと考えてらっしゃると思います」と本作が持つ特異性について触れた。

続けざまにリリーが「ずっと瀧が心配していた…『里英ちゃんのファンは顔舐めるのと殴るのどっちが嫌いかな?』って。俺はどっちもじゃね?ぐらいですけど…」と話し出すと瀧も「(舐めたら)味を聞いてくるんじゃないかなって思ったから。北原さんって何味ですかって(笑)」と応じ、MCから「(会場のファンに)多数決とります?」と促されると「今回取材回だった(笑)。次話そうと思ってたんだけど…記者さん、この話忘れてください」とコメントして笑いを誘う。

冒頭からリリーと瀧の掛け合いが止まらない

冒頭からリリーと瀧の掛け合いが止まらない

北原の衣装はドンキで購入!?

映画の感想を改めて「映画の初号試写終わりに監督に『何の映画ですか、これ? いつ観るんですか?』って聞いたくらい。皆さんも同じような、何を見せられたんだろうという気持ちもあると思います。ただ、何かがねじ込まれた感がありますよね。全体を通すと、この映画は主観のことばかり。登場人物に客観性がない。皆自分の主観で行動するとどうなるかということが上手く凝縮されている」という瀧にリリーも「ネットの中のアイドルを出してくるみたいな話だけど、ちょうどアイドルという存在が過渡期になっている時に…みんなが妄想で描いていた事が実現化したらこれくらい間抜けになるっていう。いわゆる普通の犯罪映画と違って、ものすごく計画に穴があるっていうか、それが逆にリアルかなって」とコメント。

さらに北原に向けて「あんなペラペラな衣装着せられたことなかったでしょう?ドン・キホーテで400円くらいで売ってそうだし」と問いかけると、「そうですね(笑)。AKBの衣装は裏地もしっかりしているので、いつもよりは薄っぺらい衣装でしたけど、あの衣装で安くならないのは瀧さんとリリーさんのおかげだと思いました」という北原に瀧は笑いながら「あの衣装を持ってくるこの二人のセンスの無さっていう(笑)のはあるんですけどね」とツッコミ。リリーも「雹が降っている新潟であのペラペラで生足ですからね、よくぞ、ですよ。俺と瀧はあれ焚けき込んでたのに乳首カチカチに勃ってましたから(笑)」と振り返っていた。

舞台挨拶開始前、異例のお客さんも撮影OKだったサニ子。※顔はお面です

舞台挨拶開始前、異例のお客さんも撮影OKだったサニ子。※顔はお面です

実際、監督からは「僕が選んでいてはいないですが、ドン・キホーテで売ってそうなものにしてくれとかオーダーはしましたね」と裏話も。ちなみにこのイベント当日、スタッフの1人が本当に北原が来ていた衣装を着用していた。

好きなシーンは…「あるの?」

イベント中、MCから好きなシーンを聞かれるとリリーは「それ聞きます?」、瀧も「好きなところとかあるんですか、この映画に??」とのっけからこの反応で笑わせ、リリーは「瀧がトロップキックするシーンが好きだったんだけど、カットされてたね。(配給の)日活さんの方で『あまりにも酷い』って。それ聞いた時に今さらって?(笑)」と言うと白石監督は「シーンとしての完成度も面白かったけど、通してみた時に、本当に酷かったんですよ(笑)。これはさすがにないって」と解説していた。

本当に自分の指を折っていたことにリリーも瀧も関心

本当に自分の指を折っていたことにリリーも瀧も関心

門脇からは「ドローンのシーンすごく良いですよね」とのコメントにリリーが「ドローンで飛ぼうとするって、ファンタジーの度が過ぎるよね(笑)」とツッコまれてしまう。また、映画については「あまり現場にも居ることが出来ませんでしたが、台本の字だけだと意味がわからないし、誰にも感情移入も出来ないし…『困ったもんだな』と思ったんですが、完成形を観たら、里英ちゃんがとても美しくて、最後に気持ちを持っていかれました」と感想を。

最後に北原は「公開初日はゴールだと見ているところもっあったけど、映画は観てもらってからがスタート。今日やっと『サニー/32』はスタートに立てました。原題の沢山の問題を詰め込んでいるので、深いメッセージに気づいてくださる方には気づいてほしいし、そうでなくても白石監督が描くアイドル映画の世界観を楽しんでもらえたらと思います」と力強くメッセージを贈り、イベントを締めくくった。


映画『サニー/32』
公開中

北原里英
ピエール瀧 門脇麦 リリー・フランキー

駿河太郎 音尾琢真(特別出演)
山崎銀之丞 カトウ シンスケ 奥村佳恵 大津尋葵 加部亜門 松永拓野 蔵下穂波 蒼波 純

スーパーバイザー:秋元 康
脚本:高橋 泉
音楽:牛尾憲輔
監督:白石和彌
主題歌:「pray」牛尾憲輔+田渕ひさ子
製作:永山雅也・間宮登良松・三宅容介
エグゼクティヴプロデューサー:千葉善紀
企画:石田雄治
プロデューサー:高橋信一・押田興将
撮影:灰原隆裕
美術:多田明日香
照明:谷本幸治
録音:浦田和治
装飾:佐々木健一
音響効果:柴崎憲治
編集:加藤ひとみ
キャスティング:安生泰子
衣裳:高橋さやか
ヘアメイク:有路涼子 
助監督:佐和田 惠
制作担当:宮森隆介
企画・製作幹事:日活
製作:日活・東映ビデオ・ポニーキャニオン
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:日活
協力:新潟県フィルム・コミッション協議会・長岡フィルムコミッション

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アーティスト情報

門脇麦

生年月日1992年8月10日(26歳)
星座しし座
出生地東京都

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リリー・フランキー

生年月日1963年11月4日(55歳)
星座さそり座
出生地福岡県北九州市小倉

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ピエール瀧

生年月日1967年4月8日(52歳)
星座おひつじ座
出生地静岡県

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