【インタビュー】黒島結菜×高杉真宙「小瀧君がいなければまとまっていなかった」 映画『プリンシパル』

黒島結菜×高杉真宙

黒島結菜×高杉真宙

原作いくえみ綾、黒島結菜×小瀧 望(ジャニーズWEST)のW主演で贈る映画『プリンシパル ~恋する私はヒロインですか?~』が3月3日(土)より全国ロードショー。このたび、本作の主人公・住友糸真(すみともしま)を演じた黒島結菜と、その同級生・桜井和央(さくらいわお)を演じた高杉真宙にインタビューを実施した。

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“少女マンガ”っぽくないリアルな人間性

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

東京から北海道の札幌に引っ越した女子高生・住友糸真(黒島)が、学校で一・二位を争うモテ男子・舘林弦(小瀧)、桜井和央(高杉)とのもどかしくも純粋な恋愛を描いた本作。

原作は、ドラマ化でも話題となった「あなたのことはそれほど」をはじめ「潔く柔く」「カズン」「いとしのニーナ」など数多くの大ヒット作を生み出してきた漫画家・いくえみ綾。本作「プリンシパル」も累計150万部(全7巻)を突破する代表作の一つだ。そんな原作について高杉、黒島ともに「少女マンガっぽくなかった」と振り返る。

高杉:(初めて読んで)すごく少女マンガっぽくないなと思いました。みんながみんな、キャラクターではなく“人”として悩んでいたことがおもしろく、すごく惹かれました。自分自身の役も“王子様”というキャラクターだけではなく、その中に芯の強いしっかりとした男の子がいたので、それを代弁できたらなと思いつつ演じさせて頂きました。また、“いくえみ男子”と呼ばれるものの虜になったファンの一人として、和央を演じるにあたって、どうにかして自分自身も大好きなキャラクターのことを理解してあげたいという気持ちもありました。

黒島:リアリティがすごくあり、新鮮な気持ちで共感しながら読めました。糸真ちゃんは吹き出し以外の所でたくさん喋っているんです。いい意味で、“普通で居られること”が一番いいかなと思っていました。東京から逃げてきていても、新しい場所を探そうとする考えはしっかりしていて、でもやっぱり不安定だったり…そんな感情の流れが難しかったです。

登場人物たちの繊細さ、儚さ、とげとげしさ…。リアリティに溢れる人間像が、玉乗りのように不安定で流動的な気持ちが交錯し合う恋愛を描き出す。その姿は実に“思春期らしい”甘酸っぱさに満ちている。

そんな中、“ゆるふわ系イケメン”の和央を演じた高杉は、自分自身と照らし合わせて「共通点は多い気がします(笑)」と答えつつも、役作りに苦労があった事を語る。

高杉:和央が女の子と間違われていた話もありますが、僕自身も女の子と間違われてスカウトされた経緯があるので、「あ、一緒だ!」って思いました。またその中でも芯が強いところは、「男っぽくなりたい」という僕の願望と似てるかなと思います。むしろ“ゆるふわ”要素を出すのには結構苦労しましたね(笑)。監督とも話し合って、少しずつ(ふわっと要素を)加えていったりとか、少し(芯を)強くしたりと調整していきました。

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

一方、真っ直ぐで等身大な女子高生・糸真を演じた黒島は「違うところばっかりでした」と述懐。

黒島:あまりはっきり言わないですし、「好き」って気持ちもあまり伝える方じゃないですね…。でも、そういう気持ちは何となくわかるところがあるので、(芝居をするうえで)その気持ちを引き延ばしていきました。あとは、現場の助監督をやっていた同年代の女性の方と「女の子の恋する気持ちってどうなんだろう」という話をして役作りに臨みました。でも共通点もあって、大事なことがあっても隠しがちなところは似ています…。私も沖縄から東京に上京する時、どこか気恥ずかしくて、クラスの友達に言わないで来てしまいました(笑)。

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

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人見知りを解消したのは…小瀧のカードゲーム!?

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

そして本作で欠かせないのが小瀧望演じる和央の幼馴染で“俺様系イケメン”舘林弦の存在だ。転校初日から口喧嘩をするなど反駁し合う糸真と弦だったが、物語が進むにつれ3人の関係性はドラスティックな変化を迎える…。

そんな同級生3人を演じた黒島、高杉、小瀧は実年齢もほぼ同年代。しかし、全員が“人見知り”だったことで現場で仲良くなるまでに時間がかかったとのこと。そんな関係性に一石を投じたのは…?

黒島:みんな人見知りでしたね。同い年の方ってむしろ何を話していいか分からないんですよ…。でも、結果小瀧さんが空き時間に「カードゲームやろう!」って買ってきてくれたりして頑張ってくれました。

高杉:だからそれがなかったら全然話してなかったと思う…(笑)。

黒島:(小瀧さんは)ムードメーカーだったかな。結構、面倒見がいい感じがあって。私たちよりもお兄さん感がありましたね。

高杉:僕は(小瀧君に)意外と寂しがり屋のイメージもありましたが、現場ではずっとリーダー的な存在でいてくれました。小瀧君がいないと全然まとまっていなかったと思いますね。

主演・小瀧の積極的な気遣いに、熱い信頼を寄せている様子の高杉、黒島。本作は恋愛要素だけでなく、和央と弦、糸真と晴歌(川栄)の同性間で生じる友情、嫉妬をさらけ出して爽やかに描き出す点もみどころだ。小瀧がみせた、座長のひとりとしての積極的な働きかけは、キャストたちが等身大の高校生の姿をさらけ出す下地作りを担っていたのだろう。

【胸キュン!】マフラーのシーンは寒くても…

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

(C)2018映画「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

そんな本作の撮影は、舞台となった北海道にて、冬と夏の2シーズンにかけて行われた。特に冬のロケは極寒の気温で過酷を極めた。なかでも、和央が糸真にマフラーを巻いてあげるシーンでは、思わず本音も…。

高杉:何気に6月の撮影も薄着だったので寒かったんですが、でも一番はマフラーのシーンですね!

黒島:あれ本当に寒かったよね!ほんとうに!(笑)なんであんなに寒かったのかってくらい寒かった…あの日は特別でしたね。(巻いてもらった)マフラーが本当に温かかったもん(笑)。

高杉:マフラーなかったから寒かった…。多分、よく見ると高杉の鼻は真赤になっていると思いますよ(笑)。

学校イチの人気者である弦と和央と仲良くしたことに嫉妬した同級生にハブられた糸真。雪道をトボトボと歩く糸真に、和央は優しくマフラーを巻いてあげる…。そんな胸キュンシーンの裏話を明かしながらも、黒島はセリフの行間に隠された和央の優しさについても語った。

黒島:あのシーンではセリフが多くなくて、もともと、「どうしたの?」って聞かれて糸真がハブられた理由を語るセリフがあったんですが、それを省いて、和央の“感じ取ってくれる優しさ”が滲み出ているシーンになりました。

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(取材・文・写真/nony)


映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』
2018年3月3日に全国公開

黒島結菜 小瀧 望(ジャニーズWEST)
高杉真宙
川栄李奈 谷村美月
市川知宏 綾野ましろ 石川志織 中村久美
鈴木砂羽 白石美帆 森崎博之
原作:「プリンシパル」いくえみ綾(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:篠原哲雄 脚本:持地佑季子 音楽:世武裕子
配給:アニプレックス

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