【利用している? されている?】「描いてはすぐ逃げる。まるで幽霊さ」―『バンクシーを盗んだ男』予告映像解禁

(C) MARCO PROSERPIO 2017

(C) MARCO PROSERPIO 2017

8月4日公開のドキュメンタリー映画『バンクシーを盗んだ男』から、メインビジュアル(TOP画像)と予告編が解禁となった。

解禁となる予告編は正体不明の覆面アーティスト バンクシーの壁画がパレスチナのベツレヘム・ヨルダン川西岸地区に現れたというニュース映像で幕を開ける。この世界的にニュースとなった問題の壁画のひとつが「ロバと兵士」。キャンパスとなった壁はパレスチナとイスラエルを分断する分離壁の一部。この壁に描かれた一枚の絵の登場を皮切りに人々の思惑が交差し、波紋を呼び始める―。

バンクシーは「この壁は世界最大のアートになる」と語り、そんなバンクシーについて地元住民は「描いてはすぐ逃げる。まるで幽霊さ!」と話したり、子供たちは「バンクシー最高!」と絵の前に立ち笑顔を見せる。また、ベツレヘム市長ベラ・バブウンは「彼の絵はただの落書きではなく、我々の信念やメッセージ、存在意義を反映したものです」とバンクシーの絵が政治的なメッセージを主張するものとし、絶賛する。

また、バンクシーのように壁に絵を描く現代アーティスト ロン・イングリッシュも登場。「壁画が壁の価値を上回ったら壁はなくなるだろう」とこの“アート”に対する希望を口にする。一方、本作でキーを握る、バンクシーの壁画を切り取ったタクシー運転手ワリド・ザ・ビーストは「壁に絵を描いて偽善者ぶってやがる。バンクシーはクソ野郎だ」と罵る。なぜこの男はこんなにもバンクシーに怒りを露わにするのか。その答えは「ロバと兵士」の絵にあった。 予告編には顔にモザイクが掛けられ声を加工されたバンクシーの絵を売買するアートディーラーも登場。「バンクシーの作品ならばかなりの価値だ」と話すが…。

バンクシーを称賛する人、怒れる人、そしてその価値を利用する人。すべての人は“覆面アーティスト”バンクシーに翻弄されているのか!? そのキッカケが本作でつかめるかもしれない。


『バンクシーを盗んだ男』
8月4日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国順次公開

監督:マルコ・プロゼルピオ
ナレーション:イギ―・ポップ
配給:シンカ
提供:シンカ、スキップ、パルコ
協力:アニモプロデュース
2017年/イタリア/カラー/デジタル/英語/93分/原題:The Man Who Stole Banksy/映倫区分:G

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