映画よりも映画っぽい!? 実話を元にしたおすすめスパイ映画5選-TSUTAYA映画通スタッフおすすめ

スパイ映画と言えば『007』『ミッション・インポッシブル』『キングスマン』など、多くのヒット作が有ります。しかし、それらはあくまで架空のお話。今回紹介するのは実話を元にしたスパイ映画。映画より映画っぽい現実を味わってください。

復讐の連鎖から、抜け出すことはできないのか

ミュンヘン

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スティーヴン・スピルバーグ監督が、1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件とその後のイスラエル暗殺部隊による報復の過程をドキュメンタリー・タッチで描いた衝撃の問題作。

【実話なPoint】

テロで11人殺されたから、その報復としてテロリストも11人殺す。その任務を受けたエリック・バナ演じるアヴナーを中心としたチーム描いているんですが、やはり実話を基にしているからか緊張感が凄い。フィクションとは違って、いろんなアクシデントや不確定な要素が出てくることで、ジリジリヒリヒリとした冷汗が出てくる感じ。また、アヴナーたちがテロリストを殺していくことで、テロリスト側も警戒し、チームのメンバーが逆に殺されていく過程は、追われる側になることの恐怖が凄く伝わってきますね。疑心暗鬼になっていくアヴナーはどうなるのか? そしてラストシーンで遠くに見える、“ある建物”を通してスピルバーグが伝えたかったことは何なのか? ぜひ、実際に見て確かめてください。

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20年以上FBIに潜伏していた、衝撃のスパイ事件

アメリカを売った男

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2001年2月、20年以上にわたりソ連/ロシアにアメリカの国家機密を漏らしていたとして逮捕されたFBI捜査官ロバート・ハンセンを巡る衝撃のスパイ事件を映画化したサスペンス・ドラマ。

【実話なPoint】

スパイ映画と言えば多かれ少なかれアクションシーンが付き物ですが、本作に関してはほぼありません。でも、組織の中に入り込んだスパイを、組織の同僚が炙り出すって言うのは派手であってはいけないワケですから、リアリティがあるってことなんですね。また、その炙り出す手段っていうのがおもしろい。まず、FBIの中に架空の部署を作るんです。それで、調査を命じる若手捜査官には、調査対象が「性的倒錯者」だから行動を逐一報告しろって伝えるんですよ。もちろん、途中で本当の任務を伝えられることになるんですが、その後の展開もなかなか。PDAからデータをコピーするために嘘の記念撮影をでっち上げたり、若手捜査官が連れ出している間に調査対象の車を調べるんですが、急に戻ることになったんでのらりくらりと牛歩戦術で帰りを遅らせたりと、地味ぃ~におもしろいですよ。

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ソ連を退却させたその先は…

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

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テキサス選出の実在の下院議員チャーリー・ウィルソンをモデルに描く政治コメディ。プレイボーイとして鳴らしたチャーリーが、アフガニスタンに侵攻したソ連をたった一人で退却へと導いた驚愕の極秘作戦をコミカルなタッチで綴る。主演はトム・ハンクス、共演にジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン。

【実話なPoint】

この作品は、厳密にいうとスパイ映画ではないですね。けれど、アフガンでのCIAの秘密予算の大幅増額を成功させ、最終的にソ連を退却させたということで、広い意味ではスパイ映画といえるかも知れませんね。それと、この作品はコメディなんですよ。ただし、表面上の見た目と違って、ものすごくブラックなコメディですが…。主人公のチャーリー・ウィルソンは「グッドタイム・チャーリー」のあだ名が付けられた、酒と美女を愛するお気楽な下院議員(ちなみに彼の美女秘書軍団は「チャーリーズ・エンジェル」と呼ばれてます)。それがひょんなことからアフガンの実情を知り、義憤に駆られてソ連をおっぱらう作戦を考えていきます。彼の動機はおバカなくらい単純なんですが、行動力がスゴいんでどんどん事態が進んで行っちゃうんですね。最終的には武器を密輸してアフガンゲリラを支援し、それが元になってソ連が撤退します。ここまでなら良かったんですが、そのゲリラたちは後にアルカイダ等と結びついて、9・11を引き起こすことに…。まさに「地獄への道は、善意によって舗装されている」といった言葉を思い出させる、乾いた笑いの作品ですよ。

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正義を貫いた代償は、国家による裏切りだった

フェア・ゲーム

フェア・ゲーム

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夫がイラク戦争開戦を巡るブッシュ政権の欺瞞を告発したばかりに、政権内部からCIAエージェントであることを暴露され命の危険にさらされる事態に直面した女性とその家族の孤高の戦いを描く実録ポリティカル・サスペンス。主演はナオミ・ワッツとショーン・ペン。監督は「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン。

【実話なPoint】

9.11同時多発テロが発生した後、アメリカは振り上げた拳の下ろし先を探し始めます。しかし、目を付けた国・イラクに大量破壊兵器が無かったことは周知の通りですね。本作では、報復に突き進んでいくアメリカの中で、正しい情報を伝えようとして国家から報復を受ける夫婦の闘いが細かく描かれていきます。正しい情報を集めるために、様々な人に会い、情報をもらい、ファクトを積み重ねていくのを見ていると、インテリジェンスとはこういうことの積み重ねなんだなと感心しますよ。しかし、そんな正しい情報も、大きな意思の中で捻じ曲げられてしまい、それを否定すると報復を受けるというとんでもない事態に発展していくんだから恐怖しかありません。国家という途方も無い権力と、夫婦がどのように闘ったのか、その結末はぜひ本編をご覧ください。

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殺し合いの先にある空虚さ

ゼロ・ダーク・サーティ

ゼロ・ダーク・サーティ

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「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督&マーク・ボール脚本コンビが、米海軍特殊部隊“ネイビー・シールズ”によって遂行されたオサマ・ビンラディン暗殺をめぐる驚愕の舞台裏を、ビンラディン追跡で中心的役割を担ったCIAの若い女性分析官を主人公に描き出した衝撃の問題作。

【実話なPoint】

アフガンからのソ連撤退、9・11同時多発テロ、イラク戦争と来て、その殺戮の連鎖がたどり着いた一つの区切りが、本作の題材であるオサマ・ビンラディン暗殺作戦ですね。主人公のCIA分析官・マヤは拷問にも立ち会って、重要な情報を手に入れます。しかし、その情報の価値は低く見られ、放置することによって更なる悲劇が巻き起こる感じは、テクノロジーがいくら発達しても、判断を人間がする上での限界みたいなものを感じます。その後、その重要な情報が真に重要だったことがわかり、ものすごーく地道に情報を集めていって標的に迫っていく過程は、リアリティがありますし、マヤの病的なまでの執念を感じます。そして、その活動が実を結び、標的を仕留めることができたマヤ。ラストシーンでの静かな涙は、何を意味するんでしょうか? 嬉しさでしょうか? 悲しさでしょうか? 虚しさでしょうか? 皆さんはどう思うか、確かめてみてください。

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【オススメ人】
TSUTAYAスタッフ:やまも山

TSUTAYA online、TSUTAYA店舗、Tポイントと様々な部署を渡り歩いた後、現在ネットのアクセス解析やリサーチを担当中。高校時代、偶然道に落ちていた「攻殻機動隊」のコミックと出会い、SF大好き人間に。W.ギブスン、P.K.ディックなどの小説もお気に入り。

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