『陽なたのアオシグレ』白鳥の躍動感と水彩画のような色彩。『ペンギン・ハイウェイ』石田祐康監督の劇場デビュー作【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『陽なたのアオシグレ』

『陽なたのアオシグレ』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年8月17日の鑑賞タイトル『陽なたのアオシグレ』

鑑賞前の期待値「スタジオジブリ、スタジオ地図、スタジオポノックに続け! スタジオコロリドの実力は?」

TSUTAYAプレミアムでなら、こんな短編でも気軽にチョイスできるというわけで今日の一本。本日公開となった、スタジオコロリド制作の第一弾長編アニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』。この作品の監督を務めた若干30歳・石田祐康の劇場デビュー作が『陽なたのアオシグレ』だ(当時25歳。制作は同じくスタジオコロリド)。声優は伊波杏樹『ラブライブ!サンシャイン!!』など)×早見沙織『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』 『聲の形』など)の安定感にも期待が高まる。そして、肝心の作風や如何に?

鑑賞後の感想「やわらかい色彩がとても特徴的。動の部分のダイナミズムはスクリーンで観たかったと思わせる」

妄想グセのある小学4年生・陽向(ひなた)が思いを寄せるクラスの女の子・時雨(しぐれ)。彼女がある日転校することになってしまい、陽向は意を決して思いを伝えようとする…。

何気ない夏の出来事を切り取った18分のショートストーリーは「恋愛」ではなく「別れ」の物語。時雨とまともに話ができない引っ込み思案な部分と、反対に活き活きとする妄想部分が見事にクロスしていき、陽向の想いの強さ・力強さを表現していく様が観ていて気持ちいい。

また、主人公たちの世代に合わせたかのような水彩画的色彩が特徴的。強い線の印象を与える黒い輪郭線がなく、よりやわらかさと鮮やかさを際立たせている。そして鳥好きでもある陽向の妄想パートに登場する白鳥の動きのダイナミックさは「スクリーンで観たかった」というほどの迫力だった。

『陽なたのアオシグレ』で一番グッときたポイントは「少年が男になる瞬間」

物語のラスト、時雨との別れの時に見せる顔に、男としての成長を感じた瞬間。可愛らしい男の子、という印象のなか「元気でね」という言葉のチョイスもニクかった。エンドロールでは時雨の後日譚もあり、そこで初めて彼女の陽向に対する想いが判明する。「どこかで再会していて欲しい」と微笑ましい気持ちにもなった。

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『陽なたのアオシグレ』について

【製作年】2013年
【監督】石田祐康
【出演者】伊波杏樹、早見沙織 ほか
【あらすじ】内気な小学4年生の少年が、密かに恋する人気者のクラスメイトと仲良くなる。ところが彼女が転校することになり、意を決して告白しようと疾走するが……。
【Filmarks★評価】3.5(5点満点中)

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