『耳をすませば』は『猫の恩返し』と併せて観るべき。好きな人に影響されて成長していく少女の姿にグッとくる【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『耳をすませば』

『耳をすませば』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年8月24日の鑑賞タイトル『耳をすませば』

鑑賞前の期待値「『猫の恩返し』の原点となった物語」

本日放送の金曜ロードShow!『猫の恩返し』が生まれるきっかけとなった作品。甘酸っぱい恋愛が描かれている上に、時代感も相まって、大人になって観直すと懐かしい気持ちになるのは間違いない。さらに、可愛らしい老紳士でお馴染み、『金曜ロードショー』時代の2代目オープニングも手がけた名アニメーター・近藤喜文氏の最初で最後の監督作でもある。

鑑賞後の感想「好きな人に影響されて大きく成長する主人公の雫。いろいろと切り開ける気持ちよさも」

市立図書館や学校でよく本を借りる、読書好きな中学3年生の雫。ある時、本の貸出カードにあった「天沢聖司」という名前が目にとまる。彼は自分より必ず先に本を借りており、「どんな人だろう。素敵な人かな」と気にする。そしてある日借りた本のページに「天澤蔵書」という文字を見つけ、雫はそのつながりを探り始める…。

中学生の日常がベースにありながら、進路に恋に夢に、とそれぞれ登場人物の人間模様が描かれる本作。雫と女友達との恋愛話、聖司と最悪の出会い、おせっかいからの逆告白、友達づての恋愛模様…と恋愛描写では共感や懐かしさを感じる部分が多い。さらに、後に雫が書き上げる猫のバロンが主人公の処女作「耳をすませば」は、聖司のおじいさんの昔話と重なる美しい構造にもなっている。ちなみにバロンの人形はそんなおじいさんの大切な一品。

一方、進路の話では、雫は当初からバイオリン職人になりたい夢を持っている聖司に影響され、自分も物語を書くことに挑戦しようとする。大事な時期にテストもそっちのけにしてまで本気で取り組む姿勢には、なんだかんだ言いながら背中を押す雫の父と同じ気持ちに。意識している異性が頑張っているから自分も頑張れる…まさに青春ですね。

『耳をすませば』で一番グッときたポイントは「聖司の男子力」

容姿端麗、読書好き(実は雫を意識していたことが明かされる)、そして自分の夢を追いかけている男・聖司。そんな彼に雫が惚れるのは当然だが、注目すべきは聖司の男子力。照れからのからかいも見せるが、基本はスマートな仕草の連発。自然に下の名前で呼び捨てたり、執筆作業中の雫を邪魔しないようにそばで見守ったり、夜に見送れないことを謝ったり。「好きだ」とも言ってないし、付き合ってもいないのに…である。聖司、恐ろしい子。

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『耳をすませば』について

【製作年】1995年
【監督】近藤喜文
【出演者】本名陽子、高橋一生、小林桂樹、露口茂、立花隆 ほか
【あらすじ】本が大好きな中学生の少女・雫。彼女はある時、図書カードに何度も連ねられた男子の名を見つける。その男子・天沢聖司の名に、淡い恋心を抱く雫。だが実際の天沢は、ぶしつけで粗野なヤツだった…。
【Filmarks★評価】3.9(5点満点中)

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