『フェア・ゲーム』「国家」という巨大権力の恐ろしさを思い知る一本【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『フェア・ゲーム』

『フェア・ゲーム』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年9月4日の鑑賞タイトル『フェア・ゲーム』

鑑賞前の期待値「実話ベース×『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン」

トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』最新作も公開の中、近年トムとも2度タッグを組んだ『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン監督作を。個人的に傑作だと思っている『ボーン~』シリーズの監督×CIA×実話ベースとくれば、ただただ期待しかない。激しいアクションはなさそうなので、そういった面でも逆に楽しみなのである。

鑑賞後の感想「実話ベースだと納得の重厚感と緊張感、そして政府は大人げない」

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から半年後。CIAはイラクが大量破壊兵器を保有している可能性について様々な調査をしていた。一方でブッシュ大統領は9.11を引き起こしたとされるイラクに対して強硬姿勢を貫いている中、政府高官が大量破壊兵器につながるある手がかりについてCIAを訪問し…。

アメリカ政府が出した情報に意見した(本当のことを言った)元在ニジェール米大使の夫・ジョー(ショーン・ペン)と彼の妻でCIA工作員のヴァレリー(ナオミ・ワッツ)が報復を受け、結果政府と闘う話。「中東とアメリカ」といえば海ドラの『24』を思い出さずにはいられなかったが、まさにそんな雰囲気もある重厚感。やっぱり悪いのは大統領ではなく側近たちなわけで(笑)。

一番は、ジョーに情報操作について指摘され、結果世間に対して「すいませんでした」で終わらないのが怖いところ。大人気なく報復してくる上、その人がアメリカ政府となれば普通は折れても仕方ないところだが、この夫婦は最後まで闘うのである。間には実際の映像も挟まれ、これがラストにはズシンと来る構造になっていた。エンタメとして観ていたつもりが、「ハッ」と現実に引き戻される瞬間だった。

『フェア・ゲーム』で一番グッときたポイントは「新聞配達、雑(笑)」

劇中、ヴァレリーが「元大使の妻は、実はCIA工作員だった」というリーク記事が載っている新聞が届くときの描写が衝撃。新聞配達の人は、車を運転しながらビニールに包まれた新聞を庭に向けてポイッと投げ捨てたではないか!(笑)。日本ではとても考えにくい「世界の常識」を知った瞬間である。

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『フェア・ゲーム』について

【製作年】2010年
【監督】ダグ・リーマン
【出演者】ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、デビット・アンドリュース、ブルック・スミス ほか
【あらすじ】9.11同時多発テロの報復に乗り出したブッシュ政権は、その矛先をイラクへと向け始める。そのためにCIAは、イラクが大量破壊兵器を保有している証拠を探すが、女性諜報員ヴァレリー・プレイムは元ニジェール大使の夫ジョーの協力でイラクの疑惑は事実無根との結論に達し、それを上司に報告する。ところがブッシュ政権はその報告を無視して、ついにイラクへの宣戦を布告する。
【Filmarks★評価】3.4(5点満点中)

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フェア・ゲーム

フェア・ゲーム

出演者 ナオミ・ワッツ  ショーン・ペン  サム・シェパード  デビット・アンドリュース  ブルック・スミス  ノア・エメリッヒ  ブルース・マッギル  マイケル・ケリー  アダム・ルフェーヴル  タイ・バーレル
監督 ダグ・リーマン
製作総指揮 ジェフ・スコール  デヴィッド・バーティス  マリ・ジョーウィンクラー=イオフレダ  ケリー・フォスター  モハメッド・カラフ
脚本 ジェズ・バターワース  ジョン=ヘンリー・バターワース
原作者 ジョセフ・ウィルソン  ヴァレリー・プレイム・ウィルソン
音楽 ジョン・パウエル
概要 夫がイラク戦争開戦を巡るブッシュ政権の欺瞞を告発したばかりに、政権内部からCIAエージェントであることを暴露され命の危険にさらされる事態に直面した女性とその家族の孤高の戦いを描く実録ポリティカル・サスペンス。主演はナオミ・ワッツとショーン・ペン。監督は「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン。9.11同時多発テロの報復に乗り出したブッシュ政権は、その矛先をイラクへと向け始める。そのためにCIAは、イラクが大量破壊兵器を保有している証拠を探すが、女性諜報員ヴァレリー・プレイムは元ニジェール大使の夫ジョーの協力でイラクの疑惑は事実無根との結論に達し、それを上司に報告する。ところがブッシュ政権はその報告を無視して、ついにイラクへの宣戦を布告する。

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アーティスト情報

ナオミ・ワッツ

生年月日1968年9月28日(51歳)
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出生地英・ケント・ショアハム

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ショーン・ペン

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