『ボーダーライン』麻薬組織を潰す=もはや戦争だった。そしてまたアメリカの闇が…―【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『ボーダーライン』

『ボーダーライン』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年9月6日の鑑賞タイトル『ボーダーライン』

鑑賞前の期待値「今年11月には日本でも続編が公開される社会派作品」

昨日レンタル開始の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではラスボスのサノス、来週リリースの『デッドプール2』ではデップーの相手役・ケーブル、といい役で活躍が目立つジョシュ・ブローリン出演作から。メキシコ麻薬組織との戦いを描いているが、麻薬組織と言えば大金…つまり「味方側にもっと悪いやつが居る」ことも大いにあるだろうなと考えると、どんな展開になるのか楽しみである。

鑑賞後の感想「麻薬組織の撲滅とは、もはや戦争だった。そして裏にはアメリカの陰謀」

誘拐事件の黒幕とされる麻薬組織のボスを捕えるため、FBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)が国防総省顧問だというマット(ジョシュ・ブローリン)の合同チームにスカウトされる。そしてマットの紹介で謎の男・アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と合流し、メキシコのシウダー・フアレス市へ向かう…。

開始早々から音楽を担当するヨハン・ヨハンソンのサウンドで一気にこの世界観に引きずり込まれる。劇中ではこの音楽の煽りがとても効果的だと感じた。そしてケイトの相棒として登場するのが、本作の後『ゲット・アウト』で一躍名を轟かせるダニエル・カルーヤというサプライズも。

マットが「単独だとCIAは国内で活動ができないから」とFBI含めた合同チームを作り、実は全て彼らの思惑通りに事が進む怖さ。途中で明かされるアレハンドロの正体に驚いたと思ったら、すべてが終わったラストには「今回の作戦は法の中で行われました」という書類にサインさせられるのである。しかも、銃を突きつけられながら。途中、「違法だ」「暴露してやる」と反発するケイトも、結局はマットたち(ケイトの上司も含む)の力の前にすべてなかったことにされてしまうという、観客としては煮え切らない終わり方だ。

途中で登場する作戦の模様は「今見ている映画って戦争映画だっけ?」と思わずにはいられない緊迫感が凄すぎる。あとは、リアリティの裏付けともなるような描写だが、冒頭の誘拐事件からショッキング映像(及び画像)が度々挟まれるのでそこは心して欲しい。

『ボーダーライン』で一番グッときたポイントは「メキシコ警官の良きパパっぷり」

メキシコ側には麻薬組織に買収されている警官も多く、作戦のブリーフィング時には「メキシコ警察を信用するな」と警告されるほど。麻薬組織を追う話と並行して、メキシコのノガレスに住む警官の一人・シルヴィオにもスポットライトが当たる。

彼は息子のサッカーにマメに付き合ったり、ひとたび部屋にある銃に触れようとすると「絶対にダメだ」と厳しくする良きパパだが、実は麻薬組織の運び屋をしていることが明らかになる(家族は知らない)。この息子とのやり取りが唯一の穏やかな日常と言ってもいいが、かと言って感動的な煽りがあるわけではないところもいい。

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『ボーダーライン』について

【製作年】2015年
【監督】ドゥニ・ヴィルヌーヴ
【出演者】エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン ほか
【あらすじ】FBIの誘拐即応班を指揮する女性捜査官、ケイト・メイサー。ある日その活躍が認められ、メキシコの麻薬組織“ソノラ・カルテル”の壊滅と最高幹部マヌエル・ディアスの拘束という極秘任務を帯びた特殊部隊にスカウトされる。こうしてリーダーの特別捜査官マット・グレイヴァーやコンサルタントとしてチームに同行する謎のコロンビア人アレハンドロともにメキシコのフアレスに向かったケイトだったが…。
【Filmarks★評価】3.7(5点満点中)

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ボーダーライン

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出演者 エミリー・ブラント  ベニチオ・デル・トロ  ジョシュ・ブローリン  ヴィクター・ガーバー  ジョン・バーンサル  ダニエル・カルーヤ  ジェフリー・ドノヴァン  ラオール・トゥルヒロ  フリオ・セサール・セディージョ  マキシミリアーノ・ヘルナンデス
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作総指揮 ジョン・H・スターク  エリカ・リー[製作]  エレン・H・シュワルツ
脚本 テイラー・シェリダン
音楽 ヨハン・ヨハンソン
概要 メキシコの麻薬組織壊滅を目的とする特殊チームにスカウトされた正義感あふれるFBI女性捜査官が目の当たりにする麻薬戦争の現実をリアルに描き出した社会派サスペンス。主演はエミリー・ブラント、共演にベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン。監督は「プリズナーズ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。FBIの誘拐即応班を指揮する女性捜査官、ケイト・メイサー。ある日その活躍が認められ、メキシコの麻薬組織“ソノラ・カルテル”の壊滅と最高幹部マヌエル・ディアスの拘束という極秘任務を帯びた特殊部隊にスカウトされる。こうしてリーダーの特別捜査官マット・グレイヴァーやコンサルタントとしてチームに同行する謎のコロンビア人アレハンドロともにメキシコのフアレスに向かったケイトだったが…。

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アーティスト情報

エミリー・ブラント

生年月日1983年2月23日(36歳)
星座うお座
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ベニチオ・デル・トロ

生年月日1967年2月19日(52歳)
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生年月日1968年2月12日(51歳)
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