『ひそひそ星』園子温監督の意欲作だが、とにかく情報を補完したくなる一本【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『ひそひそ星』

『ひそひそ星』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年10月15日の鑑賞タイトル『ひそひそ星』

鑑賞前の期待値「園子温監督の世界観」

『TSUTAYAプレミアム』のページでピックアップされていた園子温監督作品からこちらを。園監督といえば、キャラクターやストーリー含め、濃い人間ドラマを描いたものが多いイメージ。本作は園組ではおなじみの神楽坂恵(園の妻)が主演のSFで、かつモノクロ、そして現在公開中の映画『クワイエット・プレイス』にも通ずるような設定といろいろ気になる内容。どんな世界観が繰り広げらるのか楽しみである。

鑑賞後の感想「とにかく情報を補完したくなる意欲作」

人類は過ちや災害を繰り返し、人口は激減していった。今や機械が宇宙を支配し、人工知能を持ったロボットが全体の8割、人間は2割となりもはや“絶滅種”となっていた。ただ、宇宙は今、静かな平和に包まれている。アンドロイドの鈴木洋子(神楽坂恵)はレンタル宇宙船に乗り込み、星々を巡り人間の荷物を届けていた…。

一番印象的だったのは、「環境音がほぼ無音」ということ。宇宙船の中での生活や星に降り立ったときなど、監督が意図する音だけが流れるのである。これは、作中の絵作りと併せて非常に興味深い演出となっている。また、全編モノクロかと思いきや、ある一場面のみカラーになるところがあり、単純に映画を観ただけでは演出の意図がさっぱりつかめないと思う。

監督自身が25年もの構想期間を経て形にしただけの想いを感じるには、事前でも事後でも情報補完が必須。できれば映画鑑賞前に調べておくことを推奨したいが、監督の想いをダイレクトに感じたいのであればそれは後回しでも良いかもしれない。

『ひそひそ星』で一番グッときたポイントは「SFなのにアナログ」

アンドロイドの洋子がレンタルする宇宙船というのが、“ザ・昭和レトロ”と言わんばかりの外見。船内も、彼女の生活スタイルもハイテクとは真逆である不思議さ。このあたりの設定も監督の意図を知りたくなってしまう。

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『ひそひそ星』について

【製作年】2015年
【監督】園子温
【出演者】神楽坂恵、遠藤賢司、池田優斗、森康子 ほか
【あらすじ】人類は大きく数を減らし、宇宙全体ではすでに滅びゆく絶滅種と認定されていた。昭和レトロな内装の宇宙船に乗るアンドロイドの鈴木洋子は、星々を巡り、そんな人間たちに荷物を届ける宇宙宅配便の配達員。どんな距離でも瞬時に物を移動できるテレポーテーションがある時代に、人間が何年もの時間をかけて物を届けるのが理解できない洋子だったが…。
【Filmarks★評価】3.2(5点満点中)

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アーティスト情報

遠藤賢司

生年月日1947年1月13日(70歳)
星座やぎ座
出生地茨城県勝田市

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