『平成狸合戦ぽんぽこ』まるで落語をアニメ化しているような感覚になった一本【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『平成狸合戦ぽんぽこ』

『平成狸合戦ぽんぽこ』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年10月25日の鑑賞タイトル『平成狸合戦ぽんぽこ』

鑑賞前の期待値「高畑勲監督のメッセージ」

本日『金曜ロードShow!』にて『もののけ姫』が放送されるので、似たようなシチュエーションでテイストが真逆だと思っている本作を。ジブリと言えば「自然と人間の関係」という印象が強いと思うが、高畑勲監督の手腕を改めて堪能したい。

鑑賞後の感想「落語をアニメ化したのでは、という感じの印象」

昭和42年代の『多摩ニュータウン計画』により開発が進み、人間たちと適度な距離をとって生きていた狸たちの住環境もどんどん失われていった。この事態に、多摩地区に住む狸たちが集まり、人間たちの開発をやめさせるべく立ち上がるが…。

多摩ニュータウンの開発が進行していく様や、狸たちが口にする食べ物や人間たちとの関わりなどは子供目線では「可愛い」とも感じるだろうし、大人目線ではまたいろいろ思うところがある。この世代ギャップというのは、何度見ても楽しめる大事な要素だしジブリの最大の強みでもあると思う。作品で描かれる可愛らしい狸たちのキャラクターが事のシリアスさを和らげているため、うっかりすると本質から逸れがちではあるが、少なくとも本作で描かれている人間よりは狸たちに俄然感情移入ができるはずだ。

化け学を使い、時に人間に変身して彼らの世界に潜りこみながら数年に渡って闘い続ける狸たち。「人間たちを殺す!」という過激派もいるが、基本的にはこんな状況なのに優しさあふれる狸ばかりだし、助っ人として呼ばれる四国の狸たちの登場シーンは思わず笑ってしまう。

狸が化けるので妖怪的な要素もたっぷりな本作。おまけに物語の語りを担当しているのが落語家のため、全体的に落語をアニメ化しているような感覚になった作品だった。

『平成狸合戦ぽんぽこ』で一番グッときたポイントは「実験的とも思える要素」

このアニメの中では、テレビゲームチックな演出や料理の実写映像、途中人間たちに仕掛ける“妖怪大作戦”など、あえて作画の基本テイストから外しているところも多くて驚いた。

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『平成狸合戦ぽんぽこ』について

【製作年】1994年
【監督】高畑勲
【出演者】野々村真、石田ゆり子、三木のり平、清川虹子、泉谷しげる、芦屋雁之助、村田雄浩 ほか
【あらすじ】自然の恵み多き東京は多摩丘陵。そこに住むタヌキたちはのんびりとひそやかに暮していた。しかし、宅地造成による自然破壊によって、タヌキたちのエサ場が次第に少なくなっていた。自分たちの住処を守るため、タヌキたちは先祖伝来の“化け学”で人間たちに対抗することにするが……。
【Filmarks★評価】3.5(5点満点中)

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アーティスト情報

高畑勲

生年月日1935年10月29日(82歳)
星座さそり座
出生地三重県

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