『風立ちぬ』「ファンタジーとしてのジブリ」とは一線を画す大人向けな作品だし、表現の豊かさも再認識【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『風立ちぬ』

『風立ちぬ』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2018年11月2日の鑑賞タイトル『風立ちぬ』

鑑賞前の期待値「ジブリにしては異例とも言える、実在の人物が物語のベース」

本日は金曜ロードShow!にてスタジオジブリの『紅の豚』が放送されるので、同じ飛行機関連のこちらをチョイス。ジブリにとって初となる実在の人物がモデルの作品であるので、それを宮崎駿監督がどう手がけているのかとても気になるところ。

鑑賞後の感想「実在の人物がモチーフと言うだけでぐっと入り込める」

1920年代の日本。堀越二郎は、少年時代から飛行機に憧れていた男の子。夢の中で、二郎が読んでいた飛行機雑誌に登場するイタリアの設計家・カプローニ伯爵と出会う。そこで、戦争の先に作りたい飛行機の未来像を二郎に語る。感銘を受けた二郎は、飛行機の設計士になることを決意する…。

当時の日本の雰囲気に加えて、自分の夢を最後まで貫いた二郎の生き様が重なったこの作品、やはり今まで親しんできた「ファンタジーとしてのジブリ」とは一線を画す大人向けな作品であった。「実在の人物」というインプットだけで、物語への吸引力がこうも高まるのかと。

少年時代の二郎が思い描く飛行機の形状や、ダイナミックな飛行シーン、夢と現実の色のコントラストなど本作一の見どころ。また、二郎たちが序盤で見舞われる関東大震災の描写も、まるで生き物が襲ってきたかのような躍動感にあふれており、ジブリの表現の豊かさを再認識。

二郎が夢を追うのと並行して、彼が出会うヒロインの菜穂子(のちに妻となる)との話も見逃せない。全体の尺の中ではそれほど登場しない菜穂子ではあるが、場面場面でとても印象的なアクセントになっており、二郎よりも彼女に感情移入する人が多いのではと思う。

本作では飛行機の部品など用語もたくさん出てくる(特に二郎のセリフで)ので、詳しい人ほどツボがわかるだろうし、わからなければちょっと調べてまた観直したくなるようなワクワク感も感じることが出来た。

『風立ちぬ』で一番グッときたポイントは「一日一日をとても大切に生きているんだ」

劇中で最も印象的なのは、二郎と菜穂子の2人。すべてが順風満帆…と行かないところが辛いところなのだが、2人の状況を心配する妹に対して二郎が「一日一日をとても大切に生きているんだ」という場面にはグッ心を掴まれた。

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『風立ちぬ』について

【製作年】2013年
【監督】宮崎駿
【声の出演】庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫 ほか
【あらすじ】零戦こと零式艦上戦闘機の設計者として知られる堀越二郎の半生を、堀辰雄の小説『風立ちぬ』のエピソードを盛り込みながら描く。
【Filmarks★評価】3.6(5点満点中)

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